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元々鉄道ブログですが、福岡県古賀市、新宮町、福津市の情報に移行、その後福岡市近郊の情報に寄り道した後、心理学と障害者福祉に関心を移しています。
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 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
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「夫の小遣いは給料の一割」に対する疑問
 たまに「夫のお小遣いは給料の一割」というのを見かけます。
 しかしこれってどういう事でしょう。

 まず、分母が不明です。年収の1割を12等分するのか、もしくは月給の1割なのか。
 月給だとすると、手取りの1割なのか総支給額の1割なのか。
 さらに言えば、世帯収入の1割なのか本人の収入の1割なのか。

 それに小遣いの範囲が不明です。
 交通費は?昼食は?医療費は?携帯代は?飲み会は?

 それに分母の額によってお小遣いの割合は変わります。収入の何割が○○という目安があるならば、エンゲル係数なんて言葉は生まれません。

 何よりも、出典が不明です。
 いったい誰がどういう根拠で言い出したのかが全く分かりません。

<どうやら本人の月給の手取りの1割らしいが>

 調べてみると、「FPの方などは、夫の小遣いは、手取りの1割くらいが良いとアドバイスされている(参照)」という記述がありました。
 どうも、ファイナンシャル・プランナーの方が言い出したとされているようです。
 で、いろいろ見ていると月給の手取りの1割という事のようです。
 しかし、FPなら世帯収入の何割が○○という風にアドバイスするのが筋ではないかと思います。
 世帯のお金の使い方についてアドバイスするわけでしょうから。

 ひょっとしたらこのご時世に「男は働いて稼いで家族を養う」、「男の収入=世帯の収入」って古い常識でいる方が考えられたのでしょうか?

 恐らく世帯収入で考えると自分は減額されることになるだろうが(^_^;)


<上から目線の1割主義者>

 探してみると、「月収の1割」を推奨しているサイトが見つかりました。

夫のお給料が20万円なら2万円、30万円なら3万円が妥当なお小遣いの金額になります。

妻たちが頑張って節約し貯金をしているのですから、夫にも協力してもらう必要があります。

そこで初めから比率を決めておけばお給料が上がったときにはお小遣いもあがり、夫たちも仕事にやりがいが出るというものです。

夫たちにもお小遣いの範囲でやりくりをする術を身につけてもらいましょう。

例えば通勤中に本を読みたいなら買わずに週末に図書館に借りに行くとか、値上がりを機に健康のためタバコをやめてもらうとか、これでかなり毎月変わってきます。

妻の知恵を夫に教えてあげましょう。

そうして貯金が増えればボーナスの時には上乗せしてお小遣いをあげて、夫も大喜びのはずです。
(夫のお小遣いの妥当な金額は月収の1割ぐらいです。)

 この文章は、「お金に一生不自由しない女の生き方」というサイトのもの。
 なぜ1割なのかは分かりませんが、女が一生お金に不自由しないための小遣いが月収の1割という事なのでしょうか。
 「節約し」とあるので、書いている本人は安いと思っているのでしょう。

 それにしても結構上から目線です。
 こういう考え方で1割とされてると世間の男性が知ったら反発されるのは間違いありません。

 というか既にはらわたが煮えくり返っています(^_^;)
 夫婦ってのは大体同レベルだって忘れてないか?(-。-)y-゜゜゜

 それにしても月収の定義も分かりませんし、1割の根拠も結局は不明です。
 まさかこんなわけの分からない理屈で「妥当」と言われているとは思いませんでした。

<頑張っても給料が下がる場合もある>

 それに、「お給料が上がったときにはお小遣いもあがり、夫たちも仕事にやりがいが出る」というのは詭弁です。
 僕の給料は、以前は年棒制でした。年収を12等分して支払う方式でボーナスはありません。
 その後、ボーナスがある月給制になり、年収はそう変わりませんが月給は下がりました。最近控除が無くなったとかでさらに月給は下がっています。
 実際の年収はそれほど変わっていませんが、こういう変化をすると小遣いだけは減っていきます。
 しかも僕の場合、職場で食べた食費が引かれますから、働けば働くほど給料は減ります。
 つまり、働けば働くほど小遣いが減るのです。

 こういう特殊な例だけではなく、ご時世、頑張れば月給が上がるというわけではないのです。

<そもそもどこまでが月収なのか?>

 年棒制時代の僕のように、ボーナスは月給の一部を別に支給するとも考えられます。
 でも、ボーナスの1割も小遣いにしているなんて聞いたことがありません。
 また、取りすぎた税金を戻す(つまり月給の一部)年末調整時に1割小遣いにするなんてのも聞いたことがありません。
 もっと言えば、退職金は給料の後払いと見做す場合もあるそうです。
 退職金の1割は、小遣いにしますか?

 そう考えると、見た目の月給だけで判断する根拠が分かりません。

<どの家庭も同じ割合にはできない>

 そもそも、月収100万円の人と月収10万円の人では収入に占める小遣いの割合が変わって当然です。
 なぜなら、一定金額以上抑えるのは難しく、一定金額以上増やしても使いきれないからです。
 いくら収入が少ないからと言って、食事をチロルチョコで済ますわけにはいきませんからね。

 それに、往々にして収入が低い方が煙草代や酒代がかかります。
 そもそもそんなに節制できるなら、もっと出世してますから!(^_^;)


<無理に同じ割合にすると小遣い以外の支出が増える>

 結局、「小遣いは月給の1割」というのは、小遣いを抑制するためのもっともらしい理由づけに過ぎません。
 そういった点で意味がないとは言いません。
 ですが、機械的に1割にこだわっても支出の抑制にはつながりません。
 小遣い以外の名目で支出することになるからです。

 ソフトブレーン・フィールドという会社が行ったアンケートでは、昼食代・喫茶代、雑誌・書籍代、散髪代、交遊費(飲み代)、煙草代、交通費・ガソリン代、通信費(携帯代)等は概ね小遣い額が上がれば上がるほど小遣いに含まれる割合が高くなっています(参照記事)。

 そもそも職場から交通費が出ている場合、それを小遣いで賄わせるのは脱税につながりかねない問題があると思います。


<夫の支出をコントロールするなら「月収の1割」は無意味>

 ひどい場合には「月1万円のお小遣いでしたが5万円程カードを使用(参照)」なんていくらが小遣いだかわけのわからない事態になったりします。

 僕の知っている人は、飲み会を自分のカードで支払い、みんなから集めた会費を臨時収入にしていました。

 結局、「小遣いは月給の1割」という無理な条件を課しているために、実質的に青天井になってしまうのです。

 ファイナンシャル・プランナーが提案するならば、「夫のために使うすべての支出は、○円を下限にして世帯収入の○%を目安にする」という形で提案すべきでしょう。
 その上で世帯ごとの実情を勘案した柔軟性を持たせないと絵に描いた餅になります。
 「月収の1割」というのは分かりやすいですが、何の意味もないと思います。

<夫を節約のパートナーにしなければ解決しない>

 先に引用した上から目線の小遣い制では、夫は小遣いをもらうだけの立場です。
 節約の主体にはならず、常に小遣いの額に不平をこぼします。
 ですから、常に抜け道を探します。
 先の例のようにカードを使ってみたり、「欲しいものを私のカゴの中に入れて(参照)」みたり、「私の財布から毎朝気づかれないように抜いて(参照)」みたりします。

 これは、夫に節約の必要性を納得させ、節約の主体にしていないからです。
 夫が家計の支出を抑えるパートナーにならなければ、いくら小遣いを減らしても同じでしょう。

【2013年11月22日追記】

 この1割主義については、予想以上に根深い事が判明しました。
 で、続編を書いています。
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