湾鉄調査部
元々鉄道ブログですが、福岡県古賀市、新宮町、福津市の情報に移行、その後福岡市近郊の情報に寄り道した後、心理学と障害者福祉に関心を移しています。
広告


プロフィール

therapie

Author:therapie
 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
 筆者転居のため、最近は福岡市内の情報をメインに書いています。
 自分の興味が向いたものを、自分勝手に調査しています。
 今のところ、基本的に毎週日曜日に更新しています。
 お問い合わせはメールフォームからお願いします。



最近の記事



カテゴリ



最近のコメント



最近のトラックバック



ブログ内検索



月別アーカイブ



RSSフィード



リンク


ブログパーツ類
あわせて読みたいブログパーツ

にほんブログ村 地域生活ブログ 福岡情報へ
にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村 鉄道ブログへ

ジオターゲティング


検索






Join the Blue Ribbon Online Free Speech Campaign


ホームレスの転入は有害か?
 不況によって増える生活保護費で財政が圧迫されている福岡市。
 ついに、市外から来たホームレスが原因やと八つ当たりです。

 福岡市に市外から流入してきた元ホームレスが市の生活保護費を受給している――。そんな実態が、同市による初めての調査で明らかになった。膨らむ負担に財政が圧迫されている福岡市は「都市間を流動的に動くホームレスについては、国が全額支給すべきだ」と訴えている。
 市保護課によると、ホームレスには民間の支援施設や賃貸アパートなどの住居に入ることを条件に生活保護費の受給を認めており、7月までの2年間にホームレス状態から受給を始めた2552人を対象に調査を実施。1か月以内に転入してきたかを尋ねたところ、約2割の535人が市外から転入したと回答。市周辺地域からが中心で、市では残り8割の多くも他都市からの転入者の可能性が高いとみている。
 転入理由は「求職のため」が58%と圧倒的に多く、続いて「親類・知人を頼って」が19%。「自立支援が充実している」「通過途中で金銭などに困って」などの理由もあった。
(ホームレス転入直後に生活保護、福岡市の財政圧迫・2012年11月5日付読売新聞)

 いや、あなた。2割しかいませんよ。
 これは見出しの付け方がおかしい(^_^;)

<よそから来るホームレスは他都市にもいる>

 福岡市にはホームレス自立支援実施計画というものがあり、福岡市のホームレスに関する様々な調査が記載されています。

 平成15年1~2月の調査ですが、「路上生活直前に住んでいた地域」という項目は県内が62.5%(全国値68.5%)。県外が37.5%(全国値31.5%)になっています。全国平均よりやや県外に住んでいた方が多いようですが、あまり大きな差ではありません。
 ちなみに、県外から来た人の内訳は、九州各県が36.4%。東京が15.2%。大阪が15.2%となっています。
 案外都市部から来た人が多いですが、これは出身地ではなく直前に住んでいた地域というのがミソです。
 つまり、都市部から九州に帰って来たとかいうのも含まれるわけです。

 色々調べてみましたが、大阪では出生地まで調べています(参照)。
 それによると、出生地のうち一番多いのが、大阪府内の23.1%。次いで多いのが、福岡県の6.9%。
 以下、3位が鹿児島県の6.5%。4位が兵庫県の6.3%。5位が愛媛県の5.3%。6位が東京都の3.4%。7位が熊本県の3.4%。8位が沖縄県の3.4%。9位が京都府の3.0%。10位が長崎県の2.8%。11位が北海道の2.6%。12位が山口県の2.6%。13位が徳島県の2.6%。14位が高知県の2.2%。15位が岡山県の2.0%。16位が奈良県の1.8%。17位が島根県の1.8%。18位が愛知県の1.6%。19位が大分県の1.6%。20位が宮崎県の1.6%。その他が15.2%となっています。
 大阪市西成区の生活保護受給の現状でも、生活保護人員の22%が九州で出生と書かれています。

 また、東京都の東京ホームレス白書2でも出身地を聞いています。
 それによると、東京都内が18.0%。一番多いのが、関東の29.3%。次が東北の25.1%。その次が中部の16.6%。そして北海道の11.1%、九州の10.9%と続きます。

 色々調べてみたのですが、福岡のホームレスに出生地を聞いたものは見つかりませんでした。
 ホームレスの実態に関する全国調査を調べてみても、「ホームレスになる直前の地域」と「最も長く従事した仕事に就いていた際に住んでいた地域」しかありませんでした。
 ようやく、2003年調査の生活歴の所で出身地を聞いたいました。

 それによると、東京23区は有効回答数398のうち一番多かったのが東京の98人。次いで北海道の35人、千葉の18人と続きます。
 大阪市の場合は有効回答数506のうち一番多かったのが大阪の111人。次いで兵庫の32人、福岡の31人と続きます。
 福岡市の場合は有効回答数60のうち一番多かったのが福岡の21人。次いで長崎の11人、佐賀の5人と続きます(参照)。

<なぜ他地域から来た人がホームレスになるのか?>

 こうして見ると、どの地域でも地元出身者が一番多いのが分かります。

 2003年調査で地元が1位でないのは、東京都が1位の船橋市だけです(^_^;)

 しかし、大阪市の資料では「大阪市にはなぜホームレスが多いのか?」という項目の中で「ホームレスの出身地は、大阪府以外の都道府県が3/4以上を占めている」と書いています(参照)。
 うーん。見解の違いか(^_^;)

 ちなみに東京都がホームレスの出身地を掲載している項目は、「ホームレスの実態」(参照)。


 まあ、他地域出身者をすべてたせば、福岡でも大阪でも地元出身者が少なく見えるのでしょう。
 しかしなぜ、他地域出身者がホームレスになるのでしょう。

 まさか、ホームレスになるためにやってくるのでしょうか?

 最初の記事でもありましたが、1ヶ月以内に転入してきた生活保護受給者の実に58%が求職のために福岡に来たと答えています。

 最近転入してきた人だけではありません。
 大阪市西成区の生活保護受給者の調査を見ると、出生地は大阪府19人。九州沖縄22人。近畿15人。中国11人。四国9人。東海6人。関東山梨長野6人。北海道東北5人。北陸3人。その他3人と他地域出身者が多く見えます。
 ところが、最長職居住地を聞いてみると、大阪府が63人と圧倒的なのです。次の近畿が12人ですから、合わせると75人。
 そのほかは25人(関東山梨長野6人、九州沖縄5人、中国4人、東海4人、北陸1人、四国1人、北海道東北1人、その他3人)ですから、近畿地方で失業したりした人が多いのでしょう(参照)。

<ホームレスだって生活保護受給者だって以前は地域経済に貢献していたはず・・・

 つまり、今はホームレスだったり生活保護受給者だったりする人も、大部分はその地域で働いて地域経済に貢献していた人も多いという事でしょう。
 他地域出身者はその地域の出身者よりコネが少なく、失業しやすく求職しにくいとかいうのもあるのかもしれません。
 それを一面的に「ホームレスが転入してきた」とか「転入者が生活保護を受けている」というのは如何なものなのかと思います。
関連記事
スポンサーサイト

にほんブログ村 地域生活ブログ 福岡情報へ にほんブログ村 政治ブログへ にほんブログ村 鉄道ブログへ
Keyword : 福岡市 福岡市政

テーマ:福岡 - ジャンル:地域情報


この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://wantetsu.blog61.fc2.com/tb.php/1128-87d99c8f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)



当ブログはリンクフリーです。
ただし、匿名掲示板からのリンクは管理者であろうとも禁止します。
不適当だと判断したコメント・トラックバックは掲載しません。
情報の正確性には常に留意しておりますが、その検証能力には限りがあります。
このサイトにより生じたいかなる損害においても責任は負いかねますのでご了承ください。