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千葉の精神障害者施設で虐待・理事長逮捕
 福岡合同庁舎の1階にある福岡政府刊行物センター(独立行政法人国立印刷局)が11月30日で閉店だそうです(参照)。
 今後は政府刊行物普及株式会社の福岡県官報販売所が引き継ぐとか。

 さて、東京都荒川区西尾久に事務局を置く社会福祉法人愛と光の会の元理事長(10月26日以降に辞任)が、傷害容疑で逮捕されました。
 直接の逮捕容疑は、千葉県南房総市白浜町滝口にある精神障害者向けのケアホーム(共同生活介護)ふるさとホーム白浜(参照)の利用者に暴行を加え、けがを負わせた疑いです。


 千葉県南房総市の精神障害者施設「ふるさとホーム白浜」入所者への虐待問題で、千葉県警は28日、同施設を運営する社会福祉法人「愛と光の会」(東京都荒川区)元理事長、****容疑者(70)=同区西尾久7=を傷害容疑で逮捕した。県警によると「暴力を振るった覚えはない」と容疑を否認している。逮捕容疑は今年9月2〜3日、**容疑者の運転手だった元入所者の女性(50)に「(**容疑者の)身の回りの世話ができていない」などと因縁をつけ、背中や足を蹴るなどして約10日間のけがをさせたとしている。
 女性は9月、県警館山署に被害届を提出する一方、施設元職員が10月1日、障害者虐待防止法(同日施行)に基づいて市に通報。県は女性ら入所者数人への虐待を確認し、同26日付で**容疑者が関与しない運営体制の整備などを勧告した。
 同法に基づく通報とこれを受けた改善勧告は共に全国初。**容疑者は理事長を辞任した。厚生労働省は来月初めにも「愛と光の会」を特別監査する方針。【小林祥晃、野倉恵】

 ◇元女性職員「通報して良かった」

 「時間はかかった。けれど本当に良かった」。虐待を南房総市に通報した施設の元女性職員(51)は28日、毎日新聞の取材にほっとした様子で語った。
 昨年3月のオープンと同時に採用。あまりにひどい虐待と待遇に退職者が相次ぎ、元職員も残業代の不払いなどで対立。今年6月、突然解雇された。
 しかし、入所者のことが気がかりで、残った職員とひそかに連絡を取り合った。虐待の証拠を確保するため病院で診断書を取らせ、警察に通報する手順も仲間で知恵を絞った。
 「こうした問題は他の施設でも起きているかもしれない。勇気をもって声を上げてほしい」と元職員は訴えた。【中島章隆】
(千葉・南房総の障害者施設入所者虐待:傷害容疑で元施設理事長を逮捕・2012年11月29日付毎日新聞東京朝刊)

 障害者虐待防止法が10月1日に施行されて、現場では研修等も行われています。
 この法律が、「障害者福祉施設従事者等による障害者虐待」として例示しているのは以下の5つ。

  1. 障害者の身体に外傷が生じ、若しくは生じるおそれのある暴行を加え、又は正当な理由なく障害者の身体を拘束すること。

  2. 障害者にわいせつな行為をすること又は障害者をしてわいせつな行為をさせること。

  3. 障害者に対する著しい暴言、著しく拒絶的な対応又は不当な差別的言動その他の障害者に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと。

  4. 障害者を衰弱させるような著しい減食又は長時間の放置、当該障害者福祉施設に入所し、その他当該障害者福祉施設を利用する他の障害者又は当該障害福祉サービス事業等に係るサービスの提供を受ける他の障害者による前三号に掲げる行為と同様の行為の放置その他の障害者を養護すべき職務上の義務を著しく怠ること。

  5. 障害者の財産を不当に処分することその他障害者から不当に財産上の利益を得ること。


 報道等によれば少なくとも1と3が行われていたそうで、法律施行の効果が早くも出た事になりそうです。

 しかし驚いたのは、虐待をしていたとされるのが当時の理事長であったという事。
 社会福祉法人の理事長には色々種類があり、仕事をする人もいればあまり仕事をしない人もいるようです。
 僕の職場の理事長は、かなり熱心な方で毎日出勤する珍しいタイプですが、それでも現場の業務にタッチする事は稀です。

 それはどうも、この法人の歴史によるもののようです。

 昭和34年に養護施設「神戸少年の町」を慰問した元理事長 山下博誉の行為が当法人の奉仕活動の原点である。その後、現理事長と結婚、翌昭和39年には障害者の雇用を取り入れた作業所を開設した。しかし、過労が重なったため夫妻で体調を崩し、知人に経営権を譲渡したものの夫婦を慕う元従業員(大半は障害者)のために足立区にアパートを賃借し、管理人を置き自称「休養ホーム」を昭和46年に開設した。
 平成元年東京都から精神障害者社会復帰施設が法制化されたので、公的な施設に変更して欲しいとの要望があり、住居のある荒川区に精神障害者福祉ホーム「ふるさとホーム荒川」を開設し、以後任意団体により施設を増設した。
 平成3年、東京都から福祉社会法人設立の打診があり、同年9月、夫妻の財産拠出により社会福祉法人「愛と光の会」を設立、精神障害者福祉ホーム「ふるさとホーム荒川第2」を開設した。平成6年3月には精神障害者生活訓練施設(援護寮)「荒川愛恵苑」を開設、平成8年4月には栃木県那須郡湯津上村(現大田原市)に同村から委託された心身障害者福祉作業所「ワークハウス湯津上」を、翌9年4月には精神障害者生活訓練施設(援護寮)「那須愛恵苑」を、どう10年4月には精神障害者小規模作業所「ワークハウス湯津上第2」をそれぞれ同村に開設した。
 その後、精神障害者地域生活センター「ふるさとセンター那須」、精神障害者福祉ホームB型「ふるさとホーム那須」、精神障害者短期入所施設「蛍雪庵」を栃木に精神障害者小規模共同作業所「ワークハウス荒川」・「ワークハウス荒川第2」、精神障害者グループホーム「ふるさとホーム荒川第5」精神障害者短期入所施設「薫風庵」を開設した。
 また障害者自立支援方施行に伴い、21年4月現在、9施設が障害者自立支援法に基づく施設、3施設が旧法に基づく施設として運営されている。
 なお、平成21、22年度には千葉県南房総市に障害者自立支援法に基づくグループホーム、多機能施設、ケアホームを開設する予定である。
(参照)

 これだけ読むと、理想に燃えた仕事熱心な理事長夫妻としか思えません。
 本当はどうだったのか全く分かりませんが、現場でずっとやって来た延長線上に今があったのかもしれません。
 しかしそれでも暴力や暴言はあってはならない事でしょう。

 この事件でもう一つ不思議なのは、「容疑者の運転手だった元入所者」という立場です。
 調べてみると、この法人では「随時職員応募を受け付けて」いるとの事。
 少なくとも2011年11月1日(ふるさとホーム白浜認可日)以前に更新されたホームページには、法人本部と那須愛恵苑の2つの事業所で秘書を募集していました。
 しかも、本部の責任者候補の経理・総務職員と総務を含む経理会計事務職員も募集し、那須愛恵苑では施設長まで募集しています (参照)。
 こちらには、2003年05月31日に最終更新された昔のサイトが残っていますが、この頃から随時職員を募集しているようです(参照)。

 この法人の事業歴は創業の1964(昭和39)年から数えると48年。直接繋がりがある事業としては1971(昭和46)年から数えても41年。公的サービスとして考えても1989(平成1)年から23年。法人としての歴史を考えても1991(平成3)年から21年。
 法人設立時に22歳の新卒で入ったとしても43歳。
 中心として活躍していれば、施設長を外部から募集する必要はないのではないかと思います。
 それを募集しているというのは、離職率の高さを疑われても仕方ないでしょう。
 しかも本部要員や秘書の求人が多いのが、気にかかります。

 沿革だけを読むと、この理事長は立派な方です。
 だからこそ、このようになるまで周囲も何も言えなかったのでしょう。
 周囲に色々言われるって辛いけど、有難い事なんだなと改めて思いました。
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