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 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
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黄砂に吹かれて~福岡市PM2.5飛来予測の経緯
 最近、PM2.5が話題になっています。
 何だ午後2時半って?とボケが通用していたのは先月上旬まで。
 今そんなこと言ったら、バカにされるのか怒られるのか、とにかくロクな目に遭いそうもありません。

 しかし、PM2.5というのがどんな物なのか、実は知らない人も多いのではないでしょうか。僕も知らんし。

 調べてみると、PMとはParticulate Matterの略。
 Particulateとは「微粒子(の)」という意味で、Matterは「問題; 事,事柄」という意味。日本語では「粒子状物質」と訳されているようです(参照)。
 で、2.5というのは直径が2.5μm以下という事らしいです。

 つまり、直径2.5μm以下の物であれば何でもPM2.5という事らしいです。
 まあ一応は、「一般的には大気汚染の原因となる微粒子全般(参照)」らしいですが(^_^;)

<やたら福岡が出てくるPM2.5のニュース>

 そのニュースでいつも出てくるのが、福岡市。
 最初は、「おお。わが市も有名になったタイ!」と喜んでいましたが(←大ばか者である)、他市の方が数値が高くても福岡市が出てくるのは、何かの陰謀かも知れません。

 例えばこのニュース。

 熊本県は5日午前、県内の微小粒子状物質(PM2・5)の濃度が、環境省の暫定指針値(1日平均70マイクロ・グラム超)を上回る可能性があるとして、注意喚起した。
 暫定指針に沿っての注意喚起は全国で初めて。
 環境省は、大気1立方メートルの濃度について、午前4~7時の3時間の平均値が85マイクロ・グラムを超えた場合、統計的に1日平均が70マイクロ・グラム超になるという目安を示している。
 熊本県には18の観測地点があり、この3時間のうち1回でも85マイクロ・グラムを超えれば注意を呼びかけるという基準を設定。荒尾市役所で午前5時に91マイクロ・グラム、同7時は101マイクロ・グラムを観測。県は同7時、ホームページなどで不要不急の外出を控えることなどを呼びかけた。
 この日は、福岡市でも午前7時に84マイクロ・グラムを観測し、独自の基準に基づいて市民に注意を呼びかけた。大分県日田市では午前9時に95マイクロ・グラム、長崎市では午前2時に84マイクロ・グラムを観測した。
 また、山口県は早朝以降でも85マイクロ・グラムを超えれば、注意を促す運用を1日から行っており、4日夕に初めて注意喚起を行った。同日午後4~5時に宇部市で90マイクロ・グラムなど、複数の測定局で85マイクロ・グラムを超えたが、健康被害などの情報は寄せられていないという。
(熊本・山口県と福岡市、PM2・5で注意喚起・2013年3月5日付読売新聞)

 熊本県の注意喚起は国の基準に基づくものですが、福岡市と山口県の注意喚起は独自基準に基づくもの。
 福岡市が初めて注意喚起を出したのは2月23日以来2度目のことですから、いい加減慣れてきた(←不謹慎極まりない)ニュースです。
 ちなみに、昨日は3回目が出たとか。

 気象庁は、九州地方に8日午後、中国大陸から黄砂が飛来すると予測している。黄砂は九州南部で1月に観測されたが、福岡県など九州北部を含む全域に飛来するのは今年初めて。
 福岡市ではこの日午前、微小粒子状物質「PM2・5」も高濃度で観測された。
 福岡管区気象台によると、黄砂は8日午後から9日にかけて飛来するという。福岡市の黄砂情報では、8日午後と9日は視程(水平方向で見渡せる距離)が10キロ以下になると予測している。
 また、福岡市は8日朝、PM2・5について、大気1立方メートル当たりの1日平均濃度が国の環境基準(35マイクログラム以下)を超え、42マイクログラムになる見通しとの予報を出した。2月15日の予報開始以来3回目で、黄砂情報と重なるのは初めて。市によると、黄砂には微小粒子が含まれ、黄砂の飛来時にはPM2・5の濃度も高くなる傾向にあるという。福岡市西区元岡の観測地点では、午前5時の測定値が60マイクログラムになるなど高濃度状態。市は呼吸器疾患がある人などに外出時のマスク着用を呼び掛けた。
(九州北部に黄砂飛来、福岡市はPM2・5も高濃度・2013年3月8日付 西日本新聞夕刊)


<予報を出すとニュースに出る?>

 記事中にあるように、福岡市が予報を出しだしたのは2月15日のようですが、3月8日からは福岡県も出すようになった(参照)ようです。

 微小粒子状物質「PM2・5」について、福岡県は8日、大気中の濃度が国の暫定指針「1立方メートルあたり1日平均70マイクログラム」を超えると予想される場合の注意喚起を9日からスタートする、と発表した。県内を福岡、北九州、筑豊、筑後の4地域に分け、地域ごとに注意喚起を行う。
 県環境保全課によると、毎日午前5、6、7時に、県内23カ所にある測定局の1時間ごとの値を確認。各地域で、1立方メートルあたり1時間平均85マイクログラムを上回った測定局が1カ所でもあれば、その地域の1日平均濃度が、国の暫定指針を超える恐れがあると判断。不要不急の外出や屋外での激しい運動を控えるよう呼びかける。
 注意喚起は午前8時をめどに実施。県のホームページや防災メール「まもるくん」を活用するほか、市町村や報道機関に情報提供する。
(福岡県、9日からPM2.5予報・2013年3月8日付 西日本新聞夕刊)

 北九州市は準備中だったと思いますので、福岡県では県と福岡市だけが出しているのでしょう。
 検索してみると、今日(3月9日)から注意喚起を始めるのが神奈川県と兵庫県のようです。

 調べてみると、福岡市の独自予報は2月15日開始で全国初だったようですね。
 一貫して数値が高めで、中国にも近いという状況もあるのでしょうが、予報開始が早かったのもニュースに出る一因なのかもしれません。

 中国からの飛来が懸念される微小粒子状物質「PM2・5」について、福岡市は15日、国の環境基準を超えた場合に注意を呼び掛ける予報制度をスタートさせた。市のホームページ(HP)などで情報提供するほか、幼稚園や小中学校など全市立233校と希望する保護者にはメールでも通知する。4月からは一般市民向けに防災メールでの情報提供も行う。
 市は当初、予報制度を今夏に始める方針だったが、測定値を公開するHPへのアクセスが1日10万件を超えるなど市民の関心が高まっているのを受け急きょ前倒しした。環境省によると、自治体による独自の予報は全国で初めて。
 予報は、市内6カ所で午前5~6時に観測したPM2・5の濃度を基に、国の環境基準(1日平均で1立方メートル当たり35マイクログラム以下)を上回ると予測すれば、午前7時ごろ1日平均予測値を知らせる仕組み。換気や洗車を控えることや、洗濯物の室内干しなどを促すとともに、呼吸器疾患やアレルギーのある人に対してマスク着用やうがい、洗眼を呼び掛ける。
 学校や保護者に対しては、予測値が環境基準を超える場合に、午前8時半ごろ、市教委がメールで情報提供し、屋外での活動などに注意を促す。PM2・5は車の排ガスなどに含まれる直径2・5マイクロメートル以下の微小粒子状物質。ぜんそくや肺がんになるリスクが指摘されている。
(福岡市がPM2・5予測を公表 HPで全国初・2013年2月16日付 西日本新聞朝刊)

 ちなみに初の注意喚起は、前述したとおり2月23日。

 中国からの飛来が懸念される微小粒子状物質「PM2・5」について、福岡市は23日に「国の環境基準を超える見通し」とする初の予報を出したが、この日は基準を超えず空振りに終わった。予報を見送った前日の22日は、逆に実際は基準を超過。精度に限界があることは織り込み済みながら、市民の要望を受けて前倒しで始めた予報はほろ苦いデビューとなった。
 福岡市がホームページ(HP)などを通じたPM2・5の予報を始めたのは今月15日。国や他の自治体で前例はなく、当初は「基準の設定や観測データを自動的にHPに配信するシステム構築に時間がかかる」として7月の開始を想定。しかし、市民からの問い合わせが相次ぎ、職員が早朝から出勤してデータをHPに掲載する方式で、急きょ実施に踏み切った。
 市の予報は、市内6カ所の観測地点で午前6時までの1時間の平均濃度が大気1立方メートル当たり39マイクログラムを超えた場合に出す仕組み。気象条件などは勘案せず、過去1年間の統計から、この時間帯に39マイクログラムを超えていれば、65%の割合で1日の平均値が35マイクログラム以下という国の環境基準を超えるというのが根拠だ。
 23日はこの時間帯が59・3マイクログラムだったため予報したが、結果は1日平均31マイクログラムと空振り。22日はこの時間帯が37・5マイクログラムで見送ったが、実際は1日平均44マイクログラムの基準超えを見逃した。
 市は当初、気象計算などを基にした大学などの予測システムの活用を検討したが、予測精度は過去1年間の統計に基づく現行方式より低かったという。現行方式でも35%の空振り率と52%の見逃し率があるものの「今できる最大限の方法」(環境保全課)としている。
 今回の結果について、同市南区の30代のパート女性は「予報が出たから布団干しを控えたのに残念だが、仕方ない」。9歳の女児がいる博多区の40代女性は「たとえ外れても、情報が少しでも分かった方が安心できる」と話した。
(福岡市のPM2.5予報空振り 初の注意喚起も苦いデビュー・2013年2月25日付 西日本新聞朝刊)

 初の独自予測だけあって、試行錯誤が続いているようです。

 ちなみに福岡市の予測ページはこちら。福岡県はこちらに出るようです。
 測定結果についてはこちらですが、携帯版の方が速いかもしれません。
 結果に関しては、福岡県の大気環境状況にも出ています。

 自治体が公表していない場合、環境省そらまめ君や国立環境研究所東アジアの広域大気汚染マップや九州大学応用力学研究所SPRINTARS 大気中エアロゾル(微粒子)予測が参考にされているようです。
 福岡でもテレビ的にはSPRINTARSがよく出ている気がします(^_^;)

 ちなみに福岡市の予報サイトはアクセスが殺到してるとか。

 福岡市が微小粒子状物質(PM2・5)に関する独自の警戒予報を出しているホームページ(HP)の1日平均アクセス数が、市環境局の他ページの約30倍、約2万回に上っている。市民が外出前にチェックする朝方は、市のトップページにもつながりにくい状態が続いており、市は8日午前、「表示に時間がかかる状況が発生している」として、時間をおいて閲覧するようHPで要請。市は「情報提供に支障が出ている」として、一度に閲覧できる容量を増やすなどの改善策の検討を始めた。
 市環境保全課によると、警戒予報は1日平均値が国の環境基準(1立方メートルあたり35マイクロ・グラム)を超えると予測した場合、午前7時に発令。トップページからPM2・5コーナーをクリックすると、予測値や注意事項が書かれた環境局の専用ページにつながる。
 予報が出た日やPM2・5に関する報道があった日の午前中は特につながりにくく、2度目の予報が出た今月5日は午前9時前から約8時間にも及び、市民から苦情が寄せられた。同市の測定結果などが掲載されている環境省のHPなどもつながりにくくなっているという。
(PM2・5予報 閲覧者急増、福岡市HP 容量増検討・2013年3月8日付読売新聞)


<なぜ福岡市は予報を前倒ししたのか>

 ではなぜ福岡市は予報をするのを前倒ししたのでしょう。
 福岡市では、以前から黄砂の影響を市独自で検討していて、それが良かったのかもしれません。

 福岡市は23日、春を中心に観測される黄砂が市民の生活や健康に及ぼす影響を調査するため、大学教授や医師、気象予報士らでつくる「福岡市黄砂影響検討委員会」を設置すると発表した。
市によると、地方自治体が黄砂の影響について独自に調査するのは全国で初めて。
被害を防ぐマスクの必要度を知らせる評価基準をつくり、メールなどで市民に情報提供することを検討する。
委員は九州大の鵜野伊津志教授や大分県立看護科学大の市瀬孝道教授ら6人で、29日に初会合を開く。
市民千人へのアンケートなどを行い、来年3月までに結果をまとめる予定。
砂は、中国大陸内陸部の砂漠から、大気中に舞い上がった小さな砂が偏西風で運ばれてくる現象。
近年では、黄砂に付着した大気汚染物質なども問題となっている。
(中国・黄砂の健康影響を調査 福岡市、全国初・2011年08月23日付産経新聞)

 福岡市黄砂影響検討委員会のサイトを見てみると、第1回の会議でも「黄砂や煙霧に付着している化学物質や微生物などについて文献や研究データから調査する(参照)」としています。
 会議録を見ると特にPM2.5に関して話し合っている様子はありませんが、こういった検討をすること自体行政の関心の表れでしょうからねぇ。
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