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元々鉄道ブログですが、福岡県古賀市、新宮町、福津市の情報に移行、その後福岡市近郊の情報に寄り道した後、心理学と障害者福祉に関心を移しています。
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スパイラル[spi・ral]
 最近、「デフレスパイラル」という言葉が不安と恐れと共に語られています。デフレとは、平たく言えばモノの値段が下がる(物価が下落する)ことです。昨年の夏にある地方都市に行ったところ、「不景気デフレ祭り」という名目でセールをやっていました。そういうところを見ると、結構一般的な用語として定着してきたようです。まあ、一般的な用語として定着するということは、それだけ国民の皆様に親しまれるほど長きに渡り日本国に蔓延しておられるということでしょう。
 まあ、デフレについては後で述べることとして、今回はスパイラルです。

 gooの英和辞書(EXCEED英和辞典)検索によると、

a., n. らせん形の(物),らせん(ぜんまい);【航空】らせん降下;【経済】(悪循環による)螺旋状進行.
an inflationary spiral 悪性[循環性]インフレ.
Copyright:(C) Sanseido Co., Ltd. 2002. All Rights Reserved.

ということです。ではなぜ、「物価下落螺旋」なのでしょうか。
 まず、モノが売れないと売り手は値下げします。まあ、バナナの叩き売りのようなものです。値下げをするといっても限度がありますのであまり下げたくないのですが、相当売れないとなると自分の利益を削って値下げしないといけなくなります。
 利益を削って値下げをすると、当然売り手や売り手に雇われている人の給料が下がります。バナナのたたき売りでいうと、「えーい。もってけドロボー。」なんて言ってしまっている時点です。泣く泣く帰ったバナナ売りは、儲かったら家族と焼き肉屋に行こうと思っていたのを、ラーメン屋に変更します。
 これがバナナ売り一家だけならばそんなに影響は少ないのですが、バナナ売り一家だけではなく焼き肉屋にも影響します。焼き肉屋も客が減ったので、起死回生を図り値下げをします。値下げをすると店主の収入が減り、いつも3誌読んでいる週刊誌を2誌に減らします。週刊誌を減らすと本屋の収入が減るのは勿論、出版社の売上も減り、「特別定価」と値下げをします。そうなると出版社員のボーナスも減り、帰りにバナナを買おうと思っていたのをやめます。そうするとバナナ屋の売上が減り、ますます「もってけドロボー出現率」が上がります。
 このように、「値下げをすると収入が減り、収入が減ると買い物が減り、買い物が減ると値下げをし、値下げをすると収入が減る。」という物価と給料の下り方向のらせん階段がデフレスパイラルです。つまり、物価が安くなったのは良いが、収入も減ってしまうという状態が続いて行くのです。
 一方では、上り方向のらせん階段もあります。昔、池田勇人という総理大臣がいました。池田首相は通産大臣時代、「貧乏人は麦を食え。」と言ったとか言わなかったとかで知られている政治家です。彼の政策は、「国民所得倍増論」という名前で知られています。すなわち、国民の収入を2倍にするという夢のような政策です。
 賢明なる読者の方や年配なる読者の方は既にお気づきでしょうが、結局この政策は実現しましたがある意味で失敗でした。給料が上がった分とまでは言いませんが、物価も上がったからです。まあ、豊かになったのは確かでしょうが、実質的な「倍増」は無理だったということです。
 経済におけるスパイラルを上り方向(インフレ)、下り方向(デフレ)で見てきましたが、このようなスパイラルは決してインフレ・デフレだけのものではありません。それではそれ以外にはどんなスパイラルがあるでしょう。
 例えば、ガキ大将を決める場合はどうでしょう。強ければ、人が従います、人が従えば、集団としての力は強くなります。集団としての力が強くなればますます人が従うようになり、ますます強くなります。
 私の親父は、「天皇なんて、日本で一番喧嘩が強かったやつの子孫なだけだ。」と言っていましたが、本当のところ日本で一番強い必要もないのです。最初の喧嘩に勝ってその2人の合計が他よりも強ければ、他も従わざるをえなくなります。こうして徐々に仲間が増えて行けばますます従わざるをえなくなります。本当のところ、スパイラルを起こすにはほんの少しの力があれば良いのかもしれません。
 Microsoft(R)Windows(R)のシェア拡大もその一種です。ユーザーが増えると、スケールメリットで値段が下がったり便利な機種も発売されたりします。そうなるとますますユーザーが増えます。ユーザーが増えると取り扱い店舗や面積も広がります。そうなるとますますユーザーが増えます。Microsoft(R)に卓越した開発力、商品力があるわけではありません。ある会社から権利を買ったソフトが、ある会社のパソコンのOSに採用されたことが他のソフトよりもほんの少し有利だったため雪だるま式にユーザーが増えただけの話です。
 喧嘩以外の人間関係でもそれは言えます。私たちは、相手を一度「このような人間だ」と認知すると、その枠内で相手を理解しようとします。結果として、どのような行動があったとしてもその評価は強化されていくのです。
 一例を挙げましょう。クラスにとても美しいマドンナ(飽くまでたとえです)の真紀子さんがいます。真紀子さんは純一郎君が大好きです(しつこいようですが、飽くまでたとえです)。一方では宗男君が大嫌いです(くどいですが、たとえ話です)。純一郎君が真紀子さんにセクハラ発言をしたとします。もし嫌いな宗夫くんであれば、
「このすけべ。」と横面のひとつでも張ってやり、「さいてー。」とでも言うところです。
 ところが大好きな純一郎君であれば話は違います。「まあ、気さくな方。」とぽっと頬を赤らめもするでしょう
(飽くまで一例です)。
 そもそも人間の行動の善悪は単純に測りきれないことのほうが多いはずです。まず、行動した人についての「好き」「嫌い」という感情があり、それに基づいて相手の行動を評価しているのです。それによって「好き」や「嫌い」が強化されていくのです。今のアメリカ人たち(特にその親玉)を見れば一目瞭然ではありませんか。たとえオサマ=ビンラディン氏が赤い羽根共同募金に1億円寄付したとしても、ブッシュ大統領は、「偽善者」の一言で片付けるでしょう。
 結論として、特にある種の人物の場合、いくら努力したって好かれることはない。無駄、無駄、無駄。
 好き嫌いだけではありません。「こいつ駄目じゃん。」と思っている相手の失敗は相手個人の内部に恒常的な原因を求めようとします。まあ、「こいつは駄目だから。」というような理由です。例えば、嫌われ者の森君がゴルフをしていて緊急事態に間に合わなかったとします。周囲のクラスメイトは、「だから森は駄目なんだ。」と思うことでしょう。
 一方、「こいつはわが社のホープだ。」と思っているような人間の失敗は相手の外部や非恒常的なものに原因を求めようとします。まあ、「運が悪かった。」とか「相手が悪かった。」とか「そんな日もあるさ。」という具合です。例えば、人気のある小泉君がオペラを鑑賞していて緊急事態に間に合わなかったとします。周囲のクラスメイトは、「きっと劇場だから携帯の電源を切っていたのだろう。マナーが良い。」と逆に誉めたり、「ライバルの橋本君が邪魔していけなかったんじゃないか。」と勝手に人のせいにしてくれたりします。
 結論、駄目な人間と思われている人は、いくら努力しても大変だ。これを、「駄目人スパイラル」と呼ぶことにします。
 私は駄目な人間です。いやそれは間違いないのですが、一度自分が駄目な人間だと思うともういけません。どんなことが起こっても自分が駄目なせいだと考えます。そうするとますます物事はうまくいかなくなります。と言うよりも、うまくいったことを探す能力がなくなってきます。そうなるとますます駄目だと思うようになります。
 自己評価と他者からの評価が相互に関係しあって、駄目人間意識はますます強固になっていきます。早くこの連環から抜け出したいのですが、いつ抜け出せるのでしょうか。
 外には美しい青空が見えているのに。
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