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アビスパ福岡が本年度中にも債務超過に
 平和台陸上競技場に福岡ブルックス(現・アビスパ福岡)の応援に行ったのは、1995年の春のことでした。

 福岡ブルックスが平和台陸上競技場でホームゲームを行ったのはたったの3回。同年7月に東平尾公園博多の森球技場(レベルファイブスタジアム)が竣工したからです(参照参照参照)。
 僕はマスコットキャラクターのアビーくんとビビーちゃんが結婚した2003年8月10日の試合(参照)にもたまたま行っていたので、アビスパ福岡の生き証人と言っても過言ではない(^_^;)

 そのアビスパ福岡の経営がヤバイそうです。
 いや。以前からスポンサーがつかないとか言われてたのは聞いていたのですが、今回は債務超過もありうるという事で。

 サッカーJ2のアビスパ福岡が経営危機に直面していることが15日、明らかになった。スポンサー収入の大幅な減少などで、資金繰りが11月末には滞り、運営資金約5000万円が不足。12月にも社員や選手の給与遅配が起きる事態となっている。Jリーグは福岡に来季のJ1ライセンスを交付したばかりだが、経営改善が見られない場合、同リーグの理事は「クラブライセンスの剥奪も考えなければいけない」と語っており、最悪の場合、Jリーグ退会、下部リーグからの再出発を余儀なくされる。

 ■経営陣見通し甘く

 アビスパがJリーグ退会の危機に陥った。クラブ関係者によると、運営資金約5000万円が不足。資金調達のめどが立たず、12月にも社員や選手の給与の遅配が起きる恐れがある。
 今季は営業収入約9億6000万円で予算を組んだが、9月末現在で約8億2000万円にとどまっているという。スポンサー収入の大幅減などが主な理由で、リーグ関係者からは「見通しが甘かった経営者の責任は大きい」との声も上がっている。
 福岡の資金繰りが苦しくなったのは5月ごろから。数千万円の借り入れをして、運転資金を回してきたが、新たな借入先が見つからないまま11月に約5000万円の資金不足になることが判明したという。

 ■本年度債務超過か

 クラブは小学生を試合に無料招待する目的で「アビスパKidsパートナー」と題して法人1万円(1口)、個人5000円(同)の協賛を募ってきた。大塚唯史社長と下田功専務は、福岡県サッカー協会にこの事業への協力を依頼。同協会は2人の了解を得て、石井幸孝会長と井上辰馬専務理事の名前で13日に「アビスパ福岡が資金面で最大の危機に面しております。11月30日までに5000万円の運転資金が準備できなければ、お金の流れが滞り、最悪の結果を招くことになります」などという内容の文書を同協会所属の約700チームに送った。ただ現段階で協賛金は数百万円しか集まっていないという。
 11月を乗り切った場合も、資金繰りの危機は続く見通しだ。Jリーグのクラブライセンス制度では、2012年度から3期連続赤字もしくは14年度決算で債務超過のクラブはリーグ退会となる。福岡は本年度約1億円以上の赤字となる見通しで債務超過になる可能性が高い。Jリーグの理事は「経営が苦しい現状は把握している」と語った上で、給与遅配が続くなど経営改善が見られない場合、「クラブライセンス剥奪も考えないといけない」と語った。

 ■アビスパ福岡の大塚唯史社長「5000万円はクリアしないといけない壁。経営責任を感じているが、逃げるのではなく、何かをしないといけない。最悪の場合は、Jリーグから借金して、勝ち点マイナス10となることを覚悟している。厳しい事実を知ってもらうことで、パワーに変えるしかない」

 ■井上辰馬・福岡県サッカー協会専務理事「地元が誘致したチーム。何らかの方法で存続させたいと思っている。(協会として)助けたいという気持ちはある」

 ◆アビスパ福岡 1982年、中央防犯ACM藤枝サッカークラブとして静岡県藤枝市で創設。93年に日本フットボールリーグ(旧JFL)1部に昇格。94年に中央防犯FC藤枝ブルックスと改称し、Jリーグ準会員となる。95年に福岡市に移転し、福岡ブルックスと改称。96年にJリーグ昇格。現チーム名となった。2001年に翌02年のJ2降格が決まった後、06年、11年にJ1に復帰したが、ともに1年でJ2に降格した。J1の年間順位で過去最高は00年の12位。ホームタウンは福岡市で、本拠地は同市博多区のレベルファイブスタジアム。
(アビスパ危機 経営難 資金5000万円不足 Jリーグ退会も・2013年10月16日付 西日本スポーツ)



 ■福岡市で会見
 
 経営危機が明らかになったJ2アビスパ福岡の大塚唯史社長と下田功専務が16日、福岡市のクラブハウスで記者会見を行った。運営資金約5000万円が不足。12月にも社員や選手の給与遅配が起きる事態となり、Jリーグ関係者からは、経営改善が見られない場合にはクラブライセンス剥奪の可能性もあるという声が出ている。大塚社長は経営が苦しい事実を認めたものの、具体的な経営改善策は示さなかった。Jリーグ側も会見を行い、同社長が選択肢として挙げた同リーグからアビスパへの融資について難色を示した。
 福岡の経営危機を受け、Jリーグは16日、緊急記者会見を開いた。大河正明管理統括本部長兼クラブライセンスマネジャーは「給与遅配などが11月に起きると思っていない」と経営の推移を見守る方針を示したが、同リーグからの融資には難色を示した。
 福岡の大塚社長は、Jリーグから融資を受ける可能性を示唆したが、大河本部長は福岡が地元銀行からの融資を受けられない状況にあることを明かし「Jからの融資は簡単に受けられるという話ではない。地元の金融機関などではなく、Jリーグからしか融資を受けられないのであれば厳しい」と指摘した。
 Jリーグから融資を受ければ、期限内の返済が義務付けられ、選手獲得の費用なども、リーグ側から厳しい制約を受ける可能性がある。また、現在の制度では、クラブが同リーグから融資を受ける場合、融資決定時点の勝ち点から10を減らされる。シーズンでの3勝以上分に相当するだけに、経営、戦力的なマイナス面も大きくなる。
 一方で大河本部長は「(福岡から)11月末時点で残高はあると報告を受けた」とも語った。この日、大塚社長と電話で連絡を取った。「大塚社長は『苦しいことは間違いない』と話していた。土俵際まできているという状況だが、まずは現状の中でやってもらうことが経営責任」。クラブライセンスの剥奪についても「今すぐということではない」と語り、経営改善の努力を求めた。
(アビスパ 経営改善策示せず 大塚社長「見込み甘かった」涙も…・2013年10月17日付 西日本スポーツ)

 これらの報道に対し、アビスパ福岡株式会社は以下のような文書を発表しています。

本日、一部報道機関により、弊クラブの経営難に関する記事が掲載されております。
皆様には多大なるご心配をお掛けいたしておりますことを、心よりお詫び申し上げます。

弊クラブの経営状況につきましては、報道紙面に触れられているとおり、予測を下回る収益により極めて厳しい状況にある事は間違いありません。昨年度の赤字につづき、今年度も赤字見込です。資金調達と業績回復に向けて、特に、この数ヶ月全力で取り組んでまいりましたが、結果として、このような状況に陥ってしまっていることには、経営責任を十分に痛感しております。
しかしながら、アビスパ福岡を存続させることが一番重要と考えています。
「この街にJリーグをこれからも!」という強い思いを持っている全従業員と一緒に、引続き、収支改善へ向けて全力で取り組んでまいります。

弊クラブは真の市民クラブをめざして、スポンサー様、ファン・サポーターの皆様のお力添えをいただきながら、より一層再建に努めて参ります。
今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。
(一部報道についてのお知らせ・2013年10月16日付)

 何だか悲壮な感じです。

 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に所属する40チームのうち、2012年度に赤字だったのが12クラブ(2011年度は18クラブ)だそうで、J1(18クラブ)ではコンサドーレ札幌(今年度はJ2)、鹿島アントラーズ横浜F・マリノス名古屋グランパスヴィッセル神戸(今年度はJ2)の5クラブ。J2(22クラブ)は栃木SCザスパクサツ群馬カターレ富山FC岐阜ガイナーレ鳥取、アビスパ福岡、ロアッソ熊本の6クラブが赤字だったようです(参照)。
 全体的に見てもJ2のクラブは収入が減っているのだそうで、現在のアビスパは資金繰りが悪化している状態なのだそうです(参照)。

 過去の決算を見てみると、「昨年に続く大口スポンサーの撤退・減額」や「序盤からの戦績不振」等で平成21年度決算(平成21年2月1日から平成22年1月31日まで)は純利益109,928千円の赤字(参照)。
 平成22年度決算(平成22年2月1日から平成23年1月31日まで)は純利益33,045千円(参照)と回復し、平成23年度決算(平成23年2月1日から平成24年1月31日まで)は「5年ぶりのJ1シーズン」という事で純利益129,892千円(参照)になったものの、翌年にはJ2に陥落して平成24年度決算(平成24年2月1日から平成25年1月31日まで)は純利益157,644千円の赤字になっています(参照)。

 こうしたことから、アビスパ福岡は「アビスパ福岡が展開するキッズイベントの運営やホームゲームの招待観戦事業等」への寄付ということで2013福岡力 アビスパKidsパートナーというのをやっているようです。
 ところがこれ、法人が1口10500円で個人が1口5250円と結構高いです。
 そこで、1000円ずつ出し合ったうちの500円でアビスパKidsパートナーに寄付する盟主botの1000円募金というのも企画されたようです(参照)。

 藤枝ブルックスが誘致に応じて福岡に移転してくると知った時、僕はやめときゃいいのにと思いました。
 当時はPJMフューチャーズ(後の鳥栖フューチャーズ)誘致の方が先行していましたし、共倒れになるのではないかと思っていたからです。
 現に鳥栖フューチャーズは1997年1月に多額の負債を抱えて解散し、Jリーグ準会員も取消されてしまっています(参照)。

 それが今では、狭い九州にアビスパ福岡、サガン鳥栖大分トリニータ、ロアッソ熊本、ギラヴァンツ北九州V・ファーレン長崎(Jリーグ加盟順)と6つのクラブがひしめき合う状態。
 福岡県内だけでも2クラブですよ旦那。

 2012年度の観客動員数が全40クラブ中29位(参照参照)と、アビスパの人気がそれほど高くないのを考慮しても、やっぱり全体としても多すぎるのではないかなぁ・・・。


【2013年10月30日追記】

 その後の動きですが、アビスパ福岡第2位の株主である福岡市のスポーツ事業課は、この記者会見があった16日に「市民のスポーツ振興やシティーセールスのためアビスパは重要。できる協力はしたい」、「公金投入は現時点で議論すべきことではない」とコメントしたようです(参照)。
 福岡市は1994年の会社設立当時(参照)とJ1発足時の1998年に合計5億円を出資。2006年に行われた33億7000万円から9099億円への大幅減資にも応じて、現在の出資比率は14.1%でコカ・コーラウエストホールディングスに次ぐ第2位の株主だそうです。
 その他にも、試合観戦招待等の名目で年間約8000万円計上しているそうで(参照)、年間の支援総額はスタジアム使用料の減免なども含めて約2億1700万円にのぼると言っているようです(参照)。

 これは何とかなりそうだと思っていると、本文に紹介した資金集め事業の支援額が20日に1400万円を超えたとの発表があったとの事(参照)。

 一方で、14.95%を出資する筆頭株主のコカ・コーラウエスト会長で福岡商工会議所会頭の末吉紀雄さんが23日の記者会見で「(正式な支援要請は受けていないが)アビスパが協賛金をあてに経営していくのは無理だと思う」、「福岡の企業はこれまで協賛金などで応援してきたが、企業にはそれぞれの事情がある」とコメントしたとの事です。
 アビスパについては「サッカー教室やボランティア活動などを通して、地域貢献もしてもらっている」と評価する一方で、「様々な経営努力をし、強くて魅力のあるチームを作ってほしい」と経営陣に対して要望したようです(参照)。

 ユニフォームスポンサーで株主でもある西日本鉄道社長の倉富純男さんも24日の定例記者会見で「追加支援は難しい」と話し、同じく株主で取締役を派遣している福岡銀行頭取の谷正明さんは28日の定例記者会見で「それなりの協力はしてきたが、これ以上やるつもりはない」と話したとの事です(参照)。
 そして29日には福岡市長の高島宗一郎さんも、「(新たに)税金を投入する考えはない」、「市民や企業の支援運動が盛り上がっておらず、原因を真剣に考える時期。アビスパが変わることも大事だ」と発表したとの事です(参照)。

 つまり、今のところ募金以外に金策ができていないということのようなのです。

 しかしどうしてこんなにそっぽを向かれているのでしょうか?
 福岡人は、強いときは応援するが弱くなると応援しないという人もいます。
 そうなると、福岡ソフトバンクホークスの年間観客動員数は最下位だった2008年(参照)かその翌年で下がっているはずです。
 ホークスの年間観客動員数を見てみると、2008年度は225万0044人、2009年度は224万5869人(参照)、2010年度は216万4430人(参照)、2011年度は229万3899人(参照)、2012年度は244万7501人(参照)となっています。
 まあ、最下位だった2008年を除くと常にそこそこの位置にいるので断言はできませんが、今年のような不調の年も観客動員数は減っていないようです。アビスパは違うのでしょうか?

 そんなわけで、アビスパ福岡のリーグ内順位と観客動員数順位と観客動員数のグラフを作ってみました(こちらこちらこちらこちらを参考にしています)。
アビスパ福岡のリーグ内順位と観客動員数順位と観客動員数のグラフ
 確かに順位と観客動員数の順位は似たような動きをしていますが、例えばJ2からJ1に上がると実力人気共に変わらなくても両方下がってしまうわけです。
 また、逆にJ1からJ2に落ちると逆の動きになるはずです。

 そもそも、今回の窮状も今期の営業収入を予算では約9億6000万円にしていたにもかかわらず「大口のユニホームスポンサーを獲得できなかった(参照)」ために達成できなかったということのようです。

 調べてみると、2012(平成24)年度は約8億5000万円の売上高に対して営業費用は約10億2000万円。純損益は約1億6000万円の赤字です(参照)。
 そうした中で約9億6000万円の予算を組んでしまうのはどうなのかなとも思います。

 ただ、2011(平成23)年度が「純利益は1億2千9百万円となり,2年連続で黒字(参照)」だったので、2012年度に「背中のユニフォームスポンサーを契約することができなかった(参照)」のを2013年度中に挽回ができれば何とかなるという希望的観測があったのでしょう。

 ネット上で閲覧できる2009(平成21)、2010(平成22)年度の決算も見てみても、収入は結構変動しているようですが、費用はあまり変わっていない感じがします(参照参照)。
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