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ブラック企業ブラック業界ブラック社会
 このようなイラストを見かけました。

ワーキングプアの社会的幸せ
(初出?)

 最近の若い人と話すと、労働法規の知識がないのに驚きます。
 それというのも、労働法規に守られていない状態が常態だから。
 生きている法律なら知る機会もありますが、空文化された法律なんて知る機会はありません。

<社会福祉はブラック業界>

 以前書いた通り、福祉はブラック企業化しやすい業界です。
 福祉は労働集約型の産業なので、介護報酬や支援費が減ると人件費を削らざるを得ません。
 「利用者のため」という理由でサービス残業や休日出勤等も横行しがちで、「利用者のため」という大義があるため問題視すらされません。
 非常に美しいのですが、非常に危険でもあります。

 東京で夏季五輪・パラリンピックが開かれる2020年は、「介護の社会化」の理念を掲げてスタートした介護保険制度が、成人式を迎える年でもある。
 税金と、40歳以上から徴収した保険料を原資に、特別養護老人ホームや民間事業所の介護サービスを1割の自己負担で提供する仕組みは2000年当時、世界でも最先端だった。現在の利用者は450万人に上る。介護保険のおかげで、親や連れ合いの介護の負担を減らすことができたという人は多いだろう。音頭を取った厚生労働省にとっても、貴重な成功体験だ。

 とはいえ、課題も多い。最大の問題は、「介護の社会化」を支える介護職員の人材不足だ。ヘルパー、ケアマネジャーなど介護関係職種の有効求人倍率は全国平均で1・71倍の売り手市場だ。特に大都市部では求人倍率が高く、現場は職員不足にあえぐ。全産業平均の8割以下しかない低い賃金、介助で腰を痛める職員も珍しくないという過酷な労働環境が背景にある。離職者が多く、勤続年数も他産業より短めだ。
 介護職を志望する若者は何を考えているのだろう。
 千葉市の「京葉介護福祉専門学校」に通う宮崎智弘さん(20)が、介護の道を目指したのは5年前のことだった。筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症し、自宅で闘病中の父は足腰が弱り、風呂場に行くのが困難になった。それまでは、本人の希望で介護は家族だけ。宮崎さんの祖母が日中、母が夜と分担して介護をしていた。
 きれい好きの父は母の勧めで、訪問入浴の利用を始めた。ベッド脇に設置されたバスタブの中で、父は肩までお湯につかり、ヘルパーと会話を交わす。「笑顔も増えた。家族しか周りにいない父にとっては、新鮮な気持ちになれる時間だったのでしょう。自分もこの道に、と思いました」

 宮崎さんは福祉コースのある高校を経て、専門学校に進んだ。今春、県内の特養に就職する。
 「介護を選ぶのは、思いやりのある子どもが多い」と、同校専任講師の石田好子さんは話す。一方で、志願者は40人の定員ぎりぎりという厳しい現実もある。他県からも殺到する求人にとても応えられない。
 介護の世界には、「寿退社」という業界用語が今も残る。ただし、退社するのは、花嫁ではなく花婿だ。賃金が低いため、結婚を契機に、他業種に移る男性職員が目立つ。宮崎さんも「家族を持ったときに、きちんと養えるのか」と一抹の不安を感じるという。
 政府は、介護職員の給与底上げや、資格の取得を通じて給与を上げる「キャリアパス」の整備などを進めている。だが、給与を他業種に近づけるには、介護報酬の大幅な見直しが不可欠との指摘もある。財源確保の方法は、投入する公費を増やすか、保険料や自己負担を上げるしかない。
 団塊の世代が75歳以上になる25年には、必要な介護労働者が現在よりも100万人増える。五輪からわずか5年後。介護の仕事を続け、社会に役立ちたいという若者の希望をかなえる仕組み作りも、時間との競争なのだ。

社会保障部長 阿部文彦
([展望2014]介護志す若者に希望を・2014年1月9日付読売新聞)


 団塊の世代は必死ですね。自分の介護をしてくれる人がたりないのかも知れないのですから(^_^;)

 確かに、結婚や子供の誕生を機に退職を考える男性職員は少なくありません。
 大義があれば頑張れますが、それも生活に直面するまでです。
 結果として、「若者を使い捨てる」状況に陥ってしまっています。

 恐らく、業界全体の構造的な問題として「ブラック業界化」してしまっているということなのでしょう。

<日本社会はブラック社会>

 しかしこれは、福祉業界だけの問題でしょうか?

 厚生労働省は2013年12月17日、若者の使い捨てなどが疑われる、いわゆる「ブラック企業」に関する調査結果を公表した。対象となった5111事業所のうち、82%に当たる4189の事業所で何らかの労働基準法違反が見つかった。同省は違反があった事業所に是正勧告を行った上で、改善が見られない企業については公表のうえ、書類送検する方針。

 同省がいわゆるブラック企業に関する調査を行うのは初めて。若者を使い捨てにするブラック企業の存在が社会問題化していることを受けての措置だが、調査結果は予想通り、多くの事業所で法令違反が見つかった。
 違法な時間外労働は43.8%の事業所で、賃金不払による残業は23.9%の事業所で見つかった。また21.9%の事業所で過重労働による健康障害防止措置が不十分であった。

 同省では悪質な企業に対しては、企業名の公表や送検も検討していることから、こうした違法な企業は今後減ってくる可能性が高い。
 だがそれとは別に、調査の実施に関して、これまで法律が厳格には適用されてこなかった日本の労働行政におけるパンドラの箱を開けてしまうのではないかと危惧する声も上がっている。

 日本では欧州とほぼ同レベルの立派な労働法制が整備されている。だが実際には労働基準法はほとんど守られておらず、厚労省側もその実態はよく承知している。日本の労働行政における「ウラ」のルールは「大企業の雇用を維持するためには、多少の法律違反には目をつぶる」というものであり、実際、多くの法令違反が黙認されてきた。

 日本は解雇しにくい国といわれているが、それは大企業に限った話である。大企業の下請けが主な収益減である中小企業では、解雇要件を満たさない解雇は日常的に行われている。また最低賃金がまったく守られていない業界も多く、賃金から過剰に必要経費を差し引くという行為もごく当たり前に行われている。大企業においても、労使協定を結ぶという形で労働時間の制限は実質的に存在していない。

 それも皆、大企業の雇用を最優先するという、隠れた目的のためにほかならない。逆に言うと、労働法制を厳格に適用していては大企業における終身雇用を維持することができなくなってしまうのだ。労働法制の遵守が厳しく求められる欧州では、軒並み10%台の失業率になっているのはそのためである。

 今後、ブラック企業に対する措置が厳しくなれば、当然、労働法制の厳格な適用があらゆる企業に求められる可能性が高くなってくる。法の支配を原則とするならば、全員を雇用するだけの需要が経済に存在しないからといって、法規を無視してよいということにはならない。
 日本も労働者の権利は強固に守られるが、よほどの人材でない限りは、なかなか仕事そのものにありつけず、失業者が増加するという、欧州のような社会情勢になっていくのかもしれない。
(厚労省のブラック企業調査。労働行政のパンドラの箱を開けてしまったとの声も・2013年12月24日付ニュースの教科書編集部)

 しかし、労働法規を守っても日本は変わらないような気もします。

 労働基準法第36条に基づく三六(サブロク)協定(参照)というのがありますが、書類上そういった協定が結ばれていれば国の過労死基準を超える月100時間以上の残業も合法になります(参照参照)。

 三六協定を結んだからといって野放図に残業させられるわけではなく、もちろん上限はあるようです(参照)。
 しかしまあ、言ってみれば時間は有限ですからね。そりゃ上限はありますわな。

 もちろんその際には割増賃金が支払われるわけですから、サービス残業をさせるよりはよっぽど良心的です(参照参照)。

 しかし、労働者保護という法の精神からかけ離れた条文があるってのは問題なのではないんですかねぇ。
 こんな条文がある自体、日本はブラック社会なんじゃないかと思います。
 また、そういうブラックな法律すら守れないブラック企業が横行している自体、日本は法治国家なのかなぁと思います。

 まあ、アジア圏は人治主義的なところがあるんでしょうけど(^_^;)
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