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福岡市の学校図書館には本が少ない?
 東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相がまた失言をしたのだそうです。
 しかも、我らが福岡市で行われた第262回「毎日・世論フォーラム」で(参照)。

 何か福岡で失言する政治家って多くないかと思って検索したら、森さんの失言しか引っかかりません。破壊力あるわ。
 わずかに麻生太郎さんが過去の植民地支配を正当化した発言が引っかかりました(参照)が、他には見つかりませんでした。
 僕の思い込みで福岡では多いと思ったのか、森さんの破壊力で他の失言が吹き飛んだのか・・・。

 まあ、森さんも何で福岡くんだりまで来て失言して帰るんかなと同僚と話してたら、周囲が修羅の国(参照)で何でもアリに感じるのではとの事。
 そりゃ、中学生が拳銃所持したり手榴弾のような物が駅前に置かれてたりしてたら、男として俺も一発何かやって帰らないと収まりがつかんと思っちゃうのも仕方ない事でしょう。

 しかし実は、福岡は失言に厳しい土地柄。
 太田誠一元総務庁長官は、2003年に鹿児島市内での失言があり次の選挙では落選しています(参照)し、松本龍元復興担当大臣は2011年の宮城県庁での失言(参照)が影響して、次の選挙で落選しています。

 まあ、たった一度の失言で(←失言の例)落選しちゃうってのも、マスコミに影響され過ぎなんじゃないかという気もしないでもありません。
 その単純さの原因かどうかは知りませんが、こんなことがありました。
 先日、福岡市のある小学校に行ったのですが、学校図書館が狭くて本が少なく感じたのです。

<福岡市の小学校の図書館は狭くて本が少ない?>

 僕は今まで、福岡県古賀市と鹿児島市、鹿児島県徳之島町の3自治体の小学校の図書館を見てきました。
 一番良かったのは、古賀市。次いで鹿児島市です。
 古賀市と鹿児島市の学校図書館は広く、本も結構ありました。
 学校図書館に司書教諭を置いているかというのがよく話題になりますが、古賀市の場合は1973年から町立図書館の司書と共通採用していたようで(参照)、少なくとも司書はいたようです。
 徳之島の小学校は校舎が新しかったので広くて綺麗でしたが、児童数が少ないので蔵書数が少なかったです。

 今回行った小学校の図書館は、広さが教室と同じくらいしかありません。
 しかも、本棚が低く、蔵書数は徳之島の小学校とそう変わらないのではないかという感じでした。

 しかし、10年から30年前の記憶です。思い出が美化されているだけかもしれません。
 それに最近は空き教室も多いので、そちらに参考図書を分散させている可能性もあります。
 そこで、各自治体の学校図書館の蔵書数の平均を探してみました。

 ところが、そんな統計は見つかりません。

<古賀市の図書購入予算額は高い?>

 でも、各自治体の1校当たりの図書購入予算額の統計は見つかりました。
 全国学校図書館協議会が行った学校図書館図書費の予算化及び子どもの読書活動の推進に関するアンケートです。
 2013年6月30日現在ということですから、2013年度の予算額という事になります。

 それによると、古賀市の小学校1校あたりの図書購入予算額は1,012,500円。これは福岡県内だと嘉麻市に次ぐ2位の規模です。
 ちなみに中学校では1,033,333円。これは嘉麻市、北九州市、那珂川町、大野城市、苅田町に次ぐ6位のようです。
 なるほど。福岡市が少ないのではなくて、古賀市が多かったのかと納得するのは早計です。
 実はこのアンケート。答えていない自治体がかなり多いのです。
 先ほど比較対象にした、福岡市、鹿児島市、徳之島町はいずれも回答をしていないようです。

 それに、これでは実際にどれだけ蔵書数があるのか分かるわけではありません。

<学校図書館図書標準の達成率で比較>

 そこで、学校図書館図書標準の達成率を調べてみました。

 学校図書館図書標準というのは学校の規模によって学校図書館の蔵書数を示したもの(参照)です。

 2013年に文部科学省がまとめた平成24年度「学校図書館の現状に関する調査」結果について(概要)によると、平成23年度末現在で福岡市で学校図書館図書標準を達成している小学校は45.5%。中学校は76.8%だそうです。
 全国平均はそれぞれ56.8%と47.5%なので、小学校は大幅に低く中学校は大幅に高いという事になります。

 ちなみに古賀市は両方とも100%。確かに古賀市を基準にして物事を考えてはいけなかったようです。

 面白いのは、鹿児島市は55.0%と43.6%と全国平均を少し下回っているのです。徳之島町にいたっては、37.5%と33.3%で福岡市よりも悪いです。うーん。広さでは福岡市より数段上だと思ったのだが・・・。


<改善されていない福岡市>

 福岡市の小学校の学校図書館は、全国的に見ると低いレベルらしいというのは分かりました。
 しかし、問題はそれだけではありません。
 2011年の平成22年度「学校図書館の現状に関する調査」結果について(概要)を見ると、福岡市の状況は全く改善される気配がないのが分かります。
 平成21年度末の福岡市の小学校の達成率は45.9%で中学校は76.8%。つまり、ほとんど改善されていないのです。
 全国的には50.6%と42.7%だったので、先の数字は結構改善された結果だと分かります。
 古賀市はこの頃87.5%と100%だったので、残りの小学校1校が2年の間にめでたく標準を満たしたという事なのでしょう。

 鹿児島市は43.6%と38.5%なのでかなり改善されています。徳之島町はなぜか62.5%と33.3%で悪くなっているようです。


<図書館が弱い福岡市>

 福岡市の図書館は、学校図書館に限らず弱いのだそうです。
 第5回「これからの図書館のあり方について」懇話会議事録によると福岡市の図書館数は18政令指定都市の中で15位で、1人あたりの蔵書数1.7冊というのも同じく15位なのだそうです。
 しかも、本館と分館の格差も課題になっていて、分館は広さも蔵書数も開館時間も見劣りすると指摘されているようです。
 だからと言って本館である福岡市総合図書館がすごいのかというとそうでもないようで、1,917,000冊という蔵書数は全国の図書館と比べると実に43位。自治体の図書館だけに絞っても15位に過ぎないそうです(参照)。

 確かにアジア映画の収集とかすごいことをやってるんでしょうが・・・。
 ちなみに九州大学附属図書館の4,108,000冊は7位だそうです(参照)。


<進む?公民館図書室の活用>

 第5回「これからの図書館のあり方について」懇話会議事録によると、児童館の時(参照)と同様に図書館をもっと市民に使いやすくするために公民館の図書室を活用する方法が検討されているようです。
 また、博多小学校では施設開放の一環として学校図書館も開放されているそうです(参照)。

 図書館が使いやすくなるのは歓迎ですが、子どもの頃にたくさんの本と出会えるかどうかは結構大切だと思います。
 図書館を使いやすい福岡市になった頃には、図書館を使わない子どもたちが増えてたりしたら元も子もありません。
 小学校の図書館にもっと本をと訴えて、僕の失言を終わらせていただきます。
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