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元々鉄道ブログですが、福岡県古賀市、新宮町、福津市の情報に移行、その後福岡市近郊の情報に寄り道した後、心理学と障害者福祉に関心を移しています。
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 元々は鉄道ブログです。
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ロリコンって言うな!
 前回、漫画家の川原泉さんが作品中でLGBTに対して差別的な扱いをしているのではないかという問題(川原泉問題)について調べてみました。
 その俎上に上がっていたレナード現象には理由があるという連作短編集ですが、他の作品を見ると別の性的少数者も取り上げられていました。

 その作品とは、「あの子の背中に羽がある」というもの。
 小学6年生女児に恋する高校3年生男子の物語です。

 そこで、 2014年10月から書きかけていた記事を書き換えて投稿することにしました。

<「ロリコン」とは何か>

 「あの子の背中に羽がある」は、高校3年生の保科聡真さんが、小学6年生の若宮遥さんに恋する話です。
 そして、自分は変態なのではないか、ロリコンなのではないか、変質者なのではないかと保科さんは悩むのです。

 しかし、このロリコンという言葉。
 どうも、はっきりくっきりした定義がないようなのです。

 2014年10月に知人から「ロリコンという用語を正しく使うべき!」とドヤ顔で言われたのが悔しくて調べた時点では、以下のような文章が見つかりました。

18歳から14歳までをロリコン
13歳から10歳までをアリスコンプレックス
10歳から5歳までをハイジコンプレックス
5歳から0歳までをペドフィリアといいます
(参照)


心理学的用語としてハイジコンプレックス(ハイコン)は5歳以下、アリスコンプレックス(アリコン)は6~12歳、ロリータコンプレックス(ロリコン)は13~18歳、ペドフィリアは医学的用語で対象年齢は12歳以下、13~17歳はエフェボフィリア。
(参照)

 ロリータ・コンプレックス(Lolita complex)という用語だけ見ても、13歳からなのか14歳からなのか揺れています。
 ナボコフ(Vladimir Vladimirovich Nabokov, 1899.4.22-1977.7.2)のロリータ(Lolita)に出てくるドロレス(Dolores・愛称Lolita)は12歳らしい(参照)ので、まあ、その辺りなのでしょう。

<「ロリコン」は学術用語ではない>

 引用文では「心理学用語」とありますが、ロリータ・コンプレックスは「心理学用語」ではありません。
 ロリータ・コンプレックス(Lolita complex)は和製英語であり定義もないようです(参照)。
 そもそも学問的な用語であれば、このように定義が揺れるのは稀でしょう。

 引用文にあった中で唯一の学術用語は ペドフィリア(pedophilia)だと思われます。

 エフェボフィリア(Ephebophilia)とロリータ・シンドローム(Lolita Syndrome)はペドフィリアと同様に欧米でも使われている用語らしいです(参照参照)。


<「ペドフィリア」とは何か>

 ペドフィリアは小児性愛と訳されます。
 2014年10月時点では、米国精神医学会 (APA)の診断・統計マニュアル(DSM)のバージョンはDSM-IV-TRで、ペドフィリア(小児性愛)という項目がありました。

 現在のDSM-5では小児性愛障害(Pedophilic Disorder)と呼ばれているようです。
 その規準は、以下の通り。

規準A : 少なくとも6ヶ月間にわたり、思春期前の子どもまたは複数の子ども(通常10歳以下)との性行為に関する強烈な性的に興奮する空想、性的衝動、または行動が反復する。
規準B : これらの性的衝動を実行に移したことがある、またはその性的衝動や空想のために著しい苦痛、または対人関係上の困難を引き起こしている。
規準C : その人は少なくとも16歳で、基準Aに該当する子どもより少なくとも5歳は年長である。

注記 : 青年期後期の人が12~13歳の子どもと性的関係をもっている場合は含めないこと。
(参照)

 WHOの国際疾患分類第10版(IDC-10)では、以下のようになっているそうです。

F65.4 小児性愛 Paedophilia

小児、通常は思春期前あるいは思春期早期の年齢の小児への性的愛好で、ある者はただ少女だけに引きつけられるが、またある者は少年にだけ、またある者は両性に興味をもつ。

成人と性的に成熟した青年との接触は、とくに両者が同性の場合は社会的に承認されていないが、しかし必ずしも小児性愛と関連するものではない。ただ1回の出来事は、特に加害者自身が青年の場合には、診断にとって必要な持続的あるいは支配的な傾向の存在を証明するものではない。しかしながら、小児性愛者のうちには、成人の性的パートナーを愛好し続けながらも適切な接触を得るのに慢性的に挫折しているため、習慣的にその代理として小児に向かう者が含まれている。思春期以前の自分の子供を性的にからかう者は、時に他の子供たちにも同様な近づき方をするが、いずれの場合も彼らの行動は小児性愛を示唆するものである。
(参照)


<法的な問題>

 では、法的に「ロリコン」はどうなるのかを調べてみます。
 13歳未満にわいせつ行為を行うと、問答無用で強制わいせつ罪になります(刑法176条)。
 また、13歳未満と性行為を行うと、これも問答無用で強制性交等罪になります(刑法177条)(参照関連)。

(次回につづく)

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