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 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
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保育士養成機関の知的障害者施設実習について考える
 職場の知的障害者支援施設には、たまに実習生がやってきます。
 大学だったり短大だったり専門学校だったりの学生なのですが、どうやら資格を取るためのカリキュラムの一環のようです。
 一度、「心理カウンセラー学科」の学生が来ました。
 心理学じゃ食えんだろどういう学科かと思ったら、精神保健福祉士の資格を取る学科でした。

 精神保健福祉士はカウンセラーじゃないだろと思ったのであるが・・・。

 他にも、社会福祉士やら保育士やらの実習が多いです。

 そういった実習生を受け入れるのはいいのですが、困った事もいくつかあります。

<セクハラが怖い>

 福祉系や保育系には、女性の学生が多いです。
 学生なので、若い方がほとんどです。
 万が一、セクシャルハラスメント(sexual harassment:セクハラ)なんかをしてしまったら、目も当てられません。
 そこで、なるべく1対1にならないように気を付けています(逆過剰防衛)。

 でも、たまに上司が不在の時に「ふりかえり」という反省を僕がやらないといけなくなることがあります。
 そんな時は、なるべく他のスタッフもいる部屋でやるかドアを開けておくなどして、密室に2人きりにならないように気を付けます。
 で、ドアに近い席に相手を座らせ、万が一の時に逃げやすくするようにしています。

 え?気にし過ぎ?
 そうだね。こうやって気にしすぎるのは、実はセクハラをしたいっていう願望を抑圧しているからかもしれませんね。

 でも、相手のことがよく分からない以上、こちらとしても警戒をしておいた方がいいと思います。


<話すネタがない>

 しかし、その「ふりかえり」での一番の問題はそんなことではありません。
 その原因の一つは、話すネタがない事。
 話すネタがない要因の一つは、僕が人見知り(?)だからでしょう。
 でも、要因の大きな一つは、実習の目標が分からない事。
 目標が分からなければ、反省も評価もできません。

 その実習生がどのような「目標」をもって実習に臨んでいるのかは、一応回覧されます。
 でも、一度に数人来るのですから覚えられません。
 それより問題は、そのカリキュラムの目的がよく分からない事です。

<受けた事の無い実習の目的>

 僕は、学生の頃能動的に福祉の資格を取っていません。
 学生の頃に貰った資格は、自動的に取れる任用資格のみ。
 だから、福祉の実習の目的はよく分かりません。
 しかしまあ、社会福祉士や精神保健福祉士を目指す学生に対しては、実務上のことを話しておけばいいのでしょう。
 将来、障害者福祉に携わる可能性があるのですから。

 でも、問題は保育士の実習です。

<目的不明の保育士養成機関福祉施設実習>

 厚生労働省の指定保育士養成施設では、2種類の保育実習を行うようになっているようです。
 一つは、4週間保育園で行う実習。
 もう一つは、10日間の福祉施設での実習(参照)。

 保育士が保育士として働く乳児院、児童養護施設、知的障害児施設に限定して実習させる養成施設もあるようですが(参照)、多くは「乳児院や児童養護施設などの児童福祉施設のほか、障害児者施設など、その範囲は広(参照)」いのが実情のようです。

 施設種は大きく、乳児院、児童養護施設、障害児者施設と分かれているが、実習協力施設として大学側が依頼している施設は、障害児者施設(知的障害)が多いのが現状である。この理由としては、施設数の多さはもとより、施設側の実習受け入れに対する門戸の広さにもある。
(参照)

 つまり、実習先として障害「者」施設が選ばれるのは、単に受け入れてくれるからです。
 保育士が保育士として働く職場でない以上、学生の目的意識も希薄にならざるを得ません。
 そして何より、厚生労働省や養成施設側が学生に求める成果も、曖昧模糊になってしまっています。
 そうなってくると、受け入れ施設側も受け入れる側のスタッフも、何を学んでもらうのかが曖昧なまま進めてしまう事になります。

 あまりに分からないので、任意の大学のシラバスを調べてみました。

【教育目標】
児童福祉施設、および社会福祉施設での実習を通じて、施設の役割や機能についての理解を深めるとともに、家庭を離れて生活する利用者、児童の実態にふれ、どのような支援や援助ができるかを考える機会とする。
【内容】
児童福祉施設や社会福祉施設において宿泊、または通勤により、児童や利用者の生活にふれることを通じて、より良い社会の構築には何がひつようなのかということについて考えるために、実習事前指導の内容を具体的に応用することが求められる。
(参照)

 やっぱりよく分かりませんでした。

<「養護」という用語を擁護する>

 そんな中、ある実習生が「養護技術を学ぶ」という目標を引っ提げてやってきました。
 「養護」とは、「子どもの生命の保持や情緒の安定を図るために保育士等が行う援助やかかわり(参照参照参照参照参照)」という意味の保育士業界用語のようです。
 障害者福祉業界では、一般的に「支援」という用語が用いられます。
 「養護」という言葉を使うのは、わずかに障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律に出てくる「養護者」という用語くらいでしょう。
 ここでの「養護」とは、「介護の世話や金銭の管理など、日常生活において何らかの世話をしている(参照)」事を指すようです。

 これに朱を入れようとして、かなり躊躇しました。
 彼らは、保育士になりにここにきているのです。
 障害福祉用語を使うように言っていいものなのでしょうか。
 実習生にどこまでを求めるのか。
 まったく分かりにくい実習です。

<実習に意味はあるが・・・>

 受け入れ施設側には、この実習は意味がないとは言えません。
 この実習を機に、障害者福祉に興味を抱いたという同僚も結構います。
 障害に理解のある保育士さんを増やすのは、障害者福祉業界全体にとっても有益です。

 でも、そろそろ厚生労働省も養成施設も受け入れ施設も、この実習の意味をきちんと考える必要があるのではないでしょうか。
 この実習を、もっと意味のあるものにするために。
 そして、実習生がどのような道に進んでも有意義な結果になるように。
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この記事に対するコメント

保育所って、障害がある程度では、保育を断れないから、
経験として大事なのではないでしょうか。
【2015/02/25 19:51】 URL | 匿名 #- [ 編集]

Re: タイトルなし
 過去にはよく拒否されていたようですが、最近はそうでもないようですね。
 経験としては大事。確かにそうだと思います。

 しかし、受け入れ側や養成機関側がどの程度を求めているのかがよく分からないんですよね。
 だから、実習指導担当者によって、厳しさがかなり変わってるような気がします(^_^;)
【2015/02/28 14:40】 URL | therapie #- [ 編集]


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