湾鉄調査部
興味ある事を興味あるままに調査しています
広告


プロフィール

therapie

Author:therapie
 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
 筆者転居のため、最近は福岡市内の情報をメインに書いています。
 自分の興味が向いたものを、自分勝手に調査しています。
 今のところ、基本的に毎週日曜日に更新しています。
 お問い合わせはメールフォームからお願いします。



最近の記事



カテゴリ



最近のコメント



最近のトラックバック



ブログ内検索



月別アーカイブ



RSSフィード



リンク


ブログパーツ類
あわせて読みたいブログパーツ

にほんブログ村 地域生活ブログ 福岡情報へ
にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村 鉄道ブログへ

ジオターゲティング


検索






Join the Blue Ribbon Online Free Speech Campaign


就労継続支援B型は継続できるのか
 今、僕が勤めているのは「就労継続支援B型」と呼ばれるサービスを行ってる事業所。
 しかしこれって、何だかよく分からないカテゴリなんですね。

 独立行政法人福祉医療機構が運営するWAMネットには、「就労機会と生産活動を通じて、次のステップを目指すためのサービス」と書かれた上で、次のような説明をしています。

通常の事業所に雇用されることが困難な就労経験のある障害のある方に対し、生産活動などの機会の提供、知識および能力の向上のために必要な訓練などを行うサービスです。
このサービスを通じて生産活動や就労に必要な知識や能力が高まった方は、就労継続支援(A型)や一般就労への移行を目指します。
(就労継続支援B型(非雇用型))

 また、徳島県によると、以下のような場所だそうです。

就労継続支援(B型)事業所

就労や生産活動の機会を提供するとともに、 一般就労必要な知識、能力が高まった方に対しては、移行に向けた支援を行います。
(福祉的就労の分類 | 徳島県)

 つまり、「継続」と言いながら、あわよくば「移行」させようというシステムのようなのです。

<どの法令で規定されているのか>

 じゃあ、どの法律のどこにどう書いているのかを調べてみました。
 まずは、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律

 この法律において「就労継続支援」とは、通常の事業所に雇用されることが困難な障害者につき、就労の機会を提供するとともに、生産活動その他の活動の機会の提供を通じて、その知識及び能力の向上のために必要な訓練その他の厚生労働省令で定める便宜を供与することをいう。
(障害者総合支援法第五条14)

 「就労の機会を提供」と「その知識及び能力の向上のために必要な訓練その他の厚生労働省令で定める便宜」ってのがそれに当たるのでしょう。
 また、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準にも似たような文言があります。

(基本方針)
第八十六条  就労継続支援B型の事業は、利用者が自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう、規則第六条の十第二号 に規定する者に対して就労の機会を提供するとともに、生産活動その他の活動の機会の提供を通じて、その知識及び能力の向上のために必要な訓練その他の便宜を適切かつ効果的に行うものでなければならない。
(障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準第八十六条)

 ちなみに「厚生労働省令で定める便宜」というのは、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律施行規則によると、以下のようなもののようです。

 法第五条第十四項 に規定する厚生労働省令で定める便宜は、次の各号に掲げる区分に応じ、当該各号に定める便宜とする。
(障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律施行規則第六条の十)

 就労継続支援B型 通常の事業所に雇用されることが困難であって、雇用契約に基づく就労が困難である者に対して行う就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練その他の必要な支援
(障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律施行規則第六条の十の二)


 ちなみに設備等に関する基準は障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく障害者支援施設の設備及び運営に関する基準で定められているようです(参照)。

 あわよくば「移行」とは特に書いていないのですが、「知識及び能力」が「向上」すれば、自ずと就労継続支援A型や一般就労が視野に入ってくるだろうって事なのでしょう。

 どうでもいいですが、「知識及び能力」ばかりですね。
 後日書きますが、現場で見ると「動機」も大きな比重を占めそうなんですが・・・。

<「移行」する人しない人>

 さて、そうなってくると、「知識及び能力」が「向上」する人としない人が出てくる可能性があります。
 同様の説明はこちらにもありました。
 「一般就労が困難である者には、就労継続支援B型事業所等での工賃水準を向上させることが重要」ともあり、そういった人たちのために2007(平成19)~2011(平成23)年度に工賃倍増5か年計画というのが実施され、2012(平成24)~2014(平成26)年度には工賃向上計画支援事業というのが行われたのだそうです。

 しかし、工賃向上と訓練その他を両立させなきゃいけないなんて、言うは易く行うは難しですよね。
 そもそも、工賃を向上させるなら、沢山働かなきゃなりません。
 沢山働けば沢山訓練になるというのは早計で、福祉的就労での職業経験がそのまま一般就労に活かせるとは限りません。
 まあ、沢山仕事をすることに慣れれば、一般就労にも耐えうるようになるだろうとは思いますが(^_^;)


<で、誰でも利用できるわけではない>

 で、この就労継続B型を利用するには、一定の条件があるようです。
 厚生労働省は、こう書いています。

16 就労継続支援B型(非雇用型)

通常の事業所に雇用されることが困難な障害者のうち、通常の事業所に雇用されていた障害者であって、その年齢、心身の状態その他の事情により、引き続き当該事業所に雇用されることが困難となった者、就労移行支援によっても通常の事業所に雇用されるに至らなかった者、その他の通常の事業所に雇用されることが困難な者につき、生産活動その他の活動の機会の提供、その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練、その他の必要な支援を行います。

【対象者】

就労移行支援事業等を利用したが一般企業等の雇用に結びつかない者や、一定年齢に達している者などであって、就労の機会等を通じ、生産活動にかかる知識及び能力の向上や維持が期待される者。具体的には次のような例が挙げられます。

(1) 就労経験がある者であって、年齢や体力の面で一般企業に雇用されることが困難となった者
(2) 就労移行支援事業を利用(暫定支給決定での利用を含む)した結果、B型の利用が適当と判断された者
(3) 上記に該当しない者であって、50歳に達している者又は障害基礎年金1級受給者
(4) 上記に該当しない者であって、地域に一般就労の場やA型の事業所による雇用の場が乏しく雇用されること又は就労移行支援事業者が少なく利用することが困難と区市町村が判断した者(平成24年度までの経過措置)
(障害福祉サービスの内容|厚生労働省)

 この(4)については、2011(平成23)年度までの特例的な措置との記述もあり(参照)、延長されているようです(参照)。
 ただ、もう延長はしないとの見方もあるようです(参照)。
 また、既に就労継続支援B型を利用している方に関しては対象外との意見もありましたし、現にそうなっているようです。
 意味分からん。

 いずれにせよ、世間はまず一般就労ありきになってきているようです。

特別支援学校卒業者等の就労系障害福祉サービスの利用に当たっては、まずは就労移行支援事業を利用(アセスメントのための利用であり、短期間の暫定支給決定で可)し、一般就労が可能かどうか見極めていただいた上で、それが困難であると認められる場合に就労継続支援B型事業を利用することを原則としているところである。
((資料)就労系障害福祉サービスの利用に係るアセスメントの取扱い及び就労継続支援B型事業の利用に係る経過措置等について(厚生労働省通知) - 000165641.pdf)

 そうなってくると就労継続支援B型は、今後継続していかないのかもしれません。
関連記事
スポンサーサイト

にほんブログ村 地域生活ブログ 福岡情報へ にほんブログ村 政治ブログへ にほんブログ村 鉄道ブログへ

テーマ:福祉のお仕事 - ジャンル:福祉・ボランティア


この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://wantetsu.blog61.fc2.com/tb.php/1519-21eac6bc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)



当ブログはリンクフリーです。
ただし、匿名掲示板からのリンクは管理者であろうとも禁止します。
不適当だと判断したコメント・トラックバックは掲載しません。
情報の正確性には常に留意しておりますが、その検証能力には限りがあります。
このサイトにより生じたいかなる損害においても責任は負いかねますのでご了承ください。