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元々鉄道ブログですが、福岡県古賀市、新宮町、福津市の情報に移行、その後福岡市近郊の情報に寄り道した後、心理学と障害者福祉に関心を移しています。
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 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
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分離教育、統合教育、包括教育
 小学校に勤めていた頃、WISC(参照)をやったことがありました。
 個別検査をやったという事は、集団検査で何かあったという事ですね。

 当時、上司にこう言われた物でした。
 養護学校(当時)に行けば、その子に合った支援が受けられる。決して差別ではない。

 確かにそうでしょう。
 しかし、それ以降、分離教育が正しいのか統合教育(Integration Education)が正しいのかは、僕の中では解決できない問いの一つです。
 最近では、包括教育(Inclusive Education)なんてのも言われていますが、言うのは簡単でも実現させるのはかなり努力が必要だと思います。

<特別支援学校の意味>

 で、検索してみると、案外特別支援学校の良さを書いている人がいました。
 いわゆる、分離教育の立場です。

 親御さんの立場として、「仲間がたくさん出来た」「養護学校では、生徒が持っている能力を最大限引き出してくれ」とか(参照)いった意見が見られました。
 また、僕の元上司が言ってたように特別な支援ができる(参照参照参照参照)という意見もありました。
 確かに、特別なノウハウが必要なことをどこかで集中して行うというのは効率的です。

<分離教育に反対する立場>

 一方で、分離教育に反対する立場からの意見も見られました。
 まずは、いわゆる統合教育(参照)の立場です。

 例えば、「障がいのある人はいろいろな人間関係に出会う機会、特に利害関係でせめぎあう機会をうばわれている」(参照)という意見はもっともだと思いました(参照)。
 「集団生活による小さな社会で学ぶ事は、実社会での生活で、大きな役割を果たして」(参照)いるというのもその通りだと思います。
 また、分離教育で「第一に感じることは放課後の孤立感」というものもありました(参照)。
 障害者福祉に携わっているものとしては、地域に知り合いが少なくなるというのは実感としてよく分かります。
 また、障害者と共に学ぶことで、周囲の子どもたちにもこの世界の多様性を意識させる効果があるだろうと思います(参照)。

<包括教育という立場>

 さて、そうした2者の対立は、僕が子どもの頃、30年ほど前からありました。
 最近は、それに加えて包括教育という立場もあらわれてきているようです。

 包括教育とは、「子どもをまず障害のない子どもとある子どもに分けた上でその統合を進めようとする統合教育に対し、インクルージョンでは、子どもは一人ひとりユニークな存在であり、一人ひとり違うのが当たり前であることを前提として、すべての子どもを包み込む教育システム(education for all)の中で、一人ひとりの特別なニーズに応じた教育援助を考える」(参照)ということだそうです。
 確かにその通り。正論です。

<正論を通す裏付け>

 しかしこれは、担当する教員の能力に過度に依存するシステムだと思います。
 統合教育であっても、「担任の教師によりこれほど天国と地獄の差がでる経験をしました」(参照)というのが実状です。
 「障害のない児童生徒の教育をするだけで手一杯の教職員に、機会均等とかインクルーシブ教育とか、理念先行で、障害者の教育もしろ、というのは、どう見てもムリがある。」(参照)というのに、僕も同意見です。

<一般就労のための能力>

 では、今のところどれを理想と考えたらいいのでしょう。
 いま働いている「就労継続B型」という事業は、「知識や能力」 の向上が目的の一つだそうです。
 「知識や能力」を向上させる事によって、福祉的な就労から一般就労に移行させることも、どうやら期待されているようです(参照)。
 しかし、この一年で感じるのは、「知識や能力」と同じくらい、「意欲や動機」が大切なのではないかということ。

 では、何が「意欲や動機」を呼び起こすのでしょうか。
 まず考えられるのが、「(福祉的就労よりも)高い報酬」です。

 軽視されがちですが、労働者としての保護を受けられるというのも見逃せません。
 まあ、障害者福祉業界の方には、そういった常識が通用しない人が結構いますが(^_^;)

 しかし、障害基礎年金と工賃である程度の収入を確保できれば、そんなに本気を出して働かなくてよいという風な人もいます。
 2015(平成27)年度の障害基礎年金は、1級で年額975100(月額81258)円。2級で年額780100(月額65008)円(参照)。
 2013(平成25)年度の就労継続支援B型事業所の平均工賃は、全国では14437円(参照)。福岡県では13112円(参照)のようです。
 家族がいれば、2級でも何とか暮らしていけなくはないでしょう。
 能力はあっても、一般就労への意欲が薄いため就労に繋がっていない事例は結構多いような気がします。

 もちろん、人はパンのみにて生きるにあらざるものです。
 やりがいなんかも必要でしょう。
 福祉的就労よりも、一般就労の方が業界の幅が広がります。
 その一方で、一般就労だと職種が狭まる可能性があります。
 例えば、今僕と一緒にパンの成形をしている方が、パン工場に一般就労したとします。
 成形をさせてもらえるのか微妙な所です。

 色々見ていて、面白い動機を見かけました。
 その方は、途中まで地域の特別支援学級がない学校に通われていたのだそうです。
 そのため、障害者ばかりの環境には違和感を持っており、就職するのが当たり前という意識があるようなのです。

 今後、障害者の一般就労はますます一般化するでしょう。
 障害がある当事者が、一般就労を当然と受け止めるためには、幼少時からの教育環境も考えておく必要があるのではないでしょうか。
 また、障害福祉業界も、能力や知識以外にも目を向けていかなければならないのではないかなと思います。
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