湾鉄調査部
興味ある事を興味あるままに調査しています
広告


プロフィール

therapie

Author:therapie
 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
 筆者転居のため、最近は福岡市内の情報をメインに書いています。
 自分の興味が向いたものを、自分勝手に調査しています。
 今のところ、基本的に毎週日曜日に更新しています。
 お問い合わせはメールフォームからお願いします。



最近の記事



カテゴリ



最近のコメント



最近のトラックバック



ブログ内検索



月別アーカイブ



RSSフィード



リンク


ブログパーツ類
あわせて読みたいブログパーツ

にほんブログ村 地域生活ブログ 福岡情報へ
にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村 鉄道ブログへ

ジオターゲティング


検索






Join the Blue Ribbon Online Free Speech Campaign


エロトマニア(Erotomania)
 以前より何度か書いていたストーカー問題()。
 今度は、芸能活動をしている女子大学生が刺されて重態とのことで、話題になっています。

 東京・小金井市で芸能活動をしていた女子大学生が刺された事件で、逮捕されたファンの男が「結婚したかった」などと供述していることが分かりました。

 岩埼友宏容疑者(27)は先月21日、小金井市のライブ会場前で冨田真由さん(20)の首などをナイフで20カ所以上刺した疑いが持たれています。その後の捜査関係者への取材で、岩埼容疑者が「冨田さんと結婚したかった」と供述していることが新たに分かりました。また、「冨田さんから『ツイッターをフォローしてね』と言われて始めたのに、ブロックされてイラついた」と話しているということです。岩埼容疑者が冨田さんのライブに行ったのは4回とみられ、警視庁は、主にネット上のやり取りで一方的に恨みを募らせたとみて調べています。
(「結婚したかった…」一方的に恨み? 女子大生刺傷・2016年6月1日付テレビ朝日)

 本当に、東京は怖いところですね(東京だけではない)。

 しかし、よく分からないのが「結婚したい」という発想。
 どうしてそうなってしまうのでしょうか。

<勘違いの連鎖>

 とりあえず、そういった発想が生まれてくる状況を解説している報道がありました。

「いま好きな人がいます」、「たったそれだけのことで、生きていることが楽しくなりました」、「僕はトミーさんこと冨田真由さんを知っていることが誇らしい」とつづっていた。
2015年2月に、冨田さんを知った岩埼容疑者。
ブログには、好意的な内容が並んでいた。
しかし、この時、自分でも気づかぬうちに、サイバーストーカーへと、一歩踏み出していた。
ブログには、「本気で貯金しますっ!」、「将来結婚したいし、家も建てたい」とつづられていた。
栗原さんが最初に着目した岩埼容疑者の言葉は、「結婚」という単語を使った、このコメント。
栗原さんは「(ツイッターやSNSは)思い込みしやすい。自分で、愛情表現とか、好意を言葉にしていくことで、自分の心をマインドコントロールしていく。相手から、何も返信がないので、自分だけがどんどん想像の世界から、膨れ上がっていった」と話した。
(自覚ないまま...誰もが陥る「サイバーストーキング」の落とし穴・2016年5月25日付フジテレビ)

 愛情表現や好意の言語化によって、自分の心をマインドコントロール
 「自分で、愛情表現とか、好意を言葉にしていくことで、自分の心をマインドコントロールしていく。相手から、何も返信がないので、自分だけがどんどん想像の世界から、膨れ上がっていった」というのは、TwitterやSNSに限ったことではないでしょう。

 実は、他人が自分に好意を持っているのではないかという「妄想」は、エロトマニア(Erotomania)妄想と呼ばれ、それほど古いものではないそうです。

エロトマニア(英: Erotomania)とは、自分が相手に愛されているものだと曲解する、極度の妄想癖を持った精神病のことである。この症状を分析したフランス人精神科医の名前から別名「クレランボー症候群(Clérambault's syndrome)」とも言う。日本語では「恋愛妄想」「被愛妄想」や「恋愛妄想などの妄想症」と訳される。
エロトマニアとは、自分は特定の相手に愛されていると思い込む妄想性障害 (英語:Delusional disorder )であり、自分のアイデンティティーに充実感を見出せないため、自分以外の人を通して満ち足りた気分を味わおうとし、大抵の場合は本人よりも社会的地位や階級の高いと考えられている人物と結びつきたいと切望する。その妄想は決して揺るがない。
エロトマニア妄想は、一般的には妄想性障害または総合失調症の主用症状などに見られる。
(エロトマニア - Wikipedia)

 しかし、好きでいるのなら別に危害を加える必要もないはずです。

そして、岩埼容疑者は2016年1月、冨田さんのライブを鑑賞し、腕時計をプレゼントした。
しかし、その後、書き込みに嫌気がさしたのか、冨田さんにプレゼントの腕時計を送り返されると、岩埼容疑者の書き込みのトーンが一変。
「郵便局から荷物が届きました。差出人不明。腕時計と本3冊が入ってました。わざわざ送ってくれなくても取りに行きましたよ? ほんと、嫌な女」とつづられていた。
栗原さんが着目した2つ目の言葉。
この段階で、岩埼容疑者が引き返せないところにいったと指摘する。
栗原さんは「時計を返したというところ、その辺りから、彼は否定されたと、自分の行為を。それがはっきり、NOとわかったときが、非常に危険」と話した。
その後の岩埼容疑者のコメントは、一気に攻撃性を増していった。
「僕は殺したい」、「犯罪します」、「殺人なんてのは 加害者になるのも被害者になるのも生きていれば遭遇する可能性は十分ある」、「恐いね」などとしていた。
そして、事件当日、午後5時、冨田さんを待ち伏せている時なのか、事件前、「まだかなまだかな~」と、最後のブログの更新をしていた。
(自覚ないまま...誰もが陥る「サイバーストーキング」の落とし穴・2016年5月25日付フジテレビ)

 自分もエロトマニア妄想にかられやすい人間じゃないかと思う事もあります(関連)が、否定されたから「殺したい」ってのはまた別の問題の様な気がします。

 僕は、否定された理由を知りたがってひたすら面会を求めるタイプだろうと思います。


 ちなみに、エロトマニアとはエロい事をしたがる人という意味ではないようです。

女性色情症(Nymphomania)とは正反対の概念であるにも関わらず、日本語でのエロトマニアという語は色情症や異常性欲の一種だと混同されやすい。しかし、これはストーカーの原因となる妄想症状の一種で、れっきとした精神病である。この「相手に愛されている」といった確信は元より根拠がない場合がほとんどであり、完全な虚構や妄想である。しかしその確信が揺らぐことはない。
(エロトマニア - Wikipedia)


<エロトマニアとは何か>

 まあ、それはそれとして、今回はエロトマニアについて調べてみようと思います。
 とはいうものの、相変わらず時間の使い方が下手なので、Wikipediaでお茶を濁します。

症名はフランスのエスキロール博士によって命名。クレランボー博士(Gaëtan Gatian de Clérambault、1872–1934年)により研究され、1921年に出版された「Les Psychoses Passionelles」に記載されている。クレランボー博士によれば、自分が相手に好意を抱いているという自覚すらないものがある(この場合、相手こそが自分に対して好意を抱いているという妄想)。ストーカー行為に及んでも罪悪感や自覚意識がほとんどないのが特徴という。
(エロトマニア - Wikipedia)

 あー。これは、相手の事が嫌いだと、相手が自分を嫌っているように感じる奴と一緒ですかね。
 違うかな。
 まあいいや。

 で、「相手に愛されているという確信」は、拒否されても補強されるようです。

さらにこの症状は、相手が自分に対して拒否・嫌悪・逃避するような行動を取ると、「第三者による妨害」や「愛ゆえの逃避」「嫌がらせ(好き避け)」や「毛嫌いする行動を取ることで自分を試している」などといった過大解釈をするようになり、ますます相手に対する行動が悪化する傾向である。男性がこの症状になった場合、フラストレーションから暴力的な行為に走りやすい。
(エロトマニア - Wikipedia)


アメリカ人精神科医のドリーン・オライオン(Doreen Orion,M.D.)によれば、エロトマニアの妄想にとりつかれた者が求めやまないのは、本人が理想化し心から愛する相手との、肉体的ではなくロマンティックで形而下的(精神的)ともいえる一体感である。この種の妄想はきわめて執拗で何年も続く事が多く、別の対象を見つけない限り終わらないという。多数の研究の見解からもエロトマニアの場合、対象からの強制的な解離、禁止命令の取得や収監などの法的な介入により解離が必要である 。ストーカーの中にはエロトマニア妄想を伴う精神分裂症など、多くは他の精神病をかかえている。エロトマニアは、十代の若者と同様に、対象の反応を誤解する。相手の何でもない行動や素振を、気のある素振を見せたと思い込んで舞い上がり、この期待に満ちた思いを潤色してグロテスクにゆがめるため、勝手な思い違いをいつまでも繰り返し、どんなにはっきり拒絶されても、愛を告白されたものと誤解してしまう。
(エロトマニア - Wikipedia)

 うーん。
 正常性バイアス(normalcy bias)みたいですね。

 僕たちは、常に物事を解釈しながら生きています。
 僕はかなり楽天的(関連)で、自己中心的な性善説(関連)を取りがちです。
 「相手の何でもない行動や素振を、気のある素振を見せたと思い込」むことはありそうです。
 気をつけないとな。

<公正ではない社会>

 さて、ドラマなどではよくある「一途な恋」。
 こういった恋が報われると信じることも、度が過ぎると危険なのだそうです。

司法精神科医のDr.リード・メロイは、愛の対象を長い間必死になって追い求め続けさえすれば、対象もいつか必ず自分の愛にこたえてくれるという過剰に理想化された考えを持つ人物を「ボーダーライン・エロトマニア型妄想性障害」と命名した。ボーダーライン・エロトマニアは、過剰な理想化は真の妄想より現実に基づいているため、妄想に取り付かれたエロトマニアと違って、大抵の場合、どんなささいなことであれ、対象と接触してから異常な執着を持つ様になるという。ストーキング行為に出る可能性があり、求愛をやめるよう説得するのも同じくらい難しいと考えられている。
(エロトマニア - Wikipedia)

 「愛の対象を長い間必死になって追い求め続けさえすれば、対象もいつか必ず自分の愛にこたえてくれる」。
 うーん。
 公正世界信念(the belief in a just world)(関連)みたいですね。

 しかしまあ、いくら努力したって好かれない人は好かれません。
 運命の人なんてのもいません。
 ある意味、まったく公正ではありません。
関連記事
スポンサーサイト

にほんブログ村 地域生活ブログ 福岡情報へ にほんブログ村 政治ブログへ にほんブログ村 鉄道ブログへ
Keyword : 心理学 ストーカー

テーマ:心理学いろいろ - ジャンル:心と身体


この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://wantetsu.blog61.fc2.com/tb.php/1649-9ff0a5e3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)



当ブログはリンクフリーです。
ただし、匿名掲示板からのリンクは管理者であろうとも禁止します。
不適当だと判断したコメント・トラックバックは掲載しません。
情報の正確性には常に留意しておりますが、その検証能力には限りがあります。
このサイトにより生じたいかなる損害においても責任は負いかねますのでご了承ください。