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施設で働いている職員の生気の欠けた瞳
 先日、座右の銘についての話になりました。
 まあ、その場は適当に誤魔化したのですが、最近の僕が目標にしている言葉は、ロジャーズ(Carl Ranson Rogers,1902-1987・関連関連関連関連関連)の考えを示した、「答えはクライエント自身が持っている。」というもの。

「傷ついたこと、今後進むべき方向性、重要な問題点、今までの経験、それらをすべて知っているのは、クライエント自身である。クライエントの語ることを聞き、クライエント自身が”何を感じ、どのように生きつつあるか“に真剣に取り組んでいけば、カウンセラーが持つ知識や見識、賢明さを振り回したり、押し付けたりしなくても、クライエント自らが気づき、成長していくことが可能だ」~来談者中心療法の概念より
(参照)

 ロジャーズは、カウンセリングが成功するための条件として、無条件の積極的関心(無条件の肯定的配慮)、共感、自己一致の三つを挙げている(参照)ようですが、それらは結局、クライエントが答えを持っていると信じるのが前提だと思うのです。

 先日、ロジャーズをアドラーとの絡みで書きましたが(関連)実際接点があったんですね(参照)。

 まあ、そう信じ切るのは難しく、難しいからこそ目標になっているわけですが。

<施設で働いている職員の生気の欠けた瞳>

 さて、先日書いた相模原殺傷事件。
 現場が、神奈川県強度行動障害対策事業というのを行っている拠点施設であったらしいとのことでした(参照)。

 強度行動障害とは、「直接的他害(噛みつき、頭突き、など)や、間接的他害(睡眠の乱れ、同一性の保持例えば場所・プログラム・人へのこだわり、多動、うなり、飛び出し、器物損壊など)や自傷行為などが、通常考えられない頻度と形式で出現し、その養育環境では著しく処遇の困難なものをいい、行動的に定義される群(参照)」を指す用語(関連参照参照)です。

 東北地方の重度障害者施設に勤める40代の男性の腕にはいくつも傷がある。右前腕部が多く、取材した日は赤い傷が五カ所ほど。暴れる利用者が爪を立てたり、たたいたりした痕だ。かみつかれて血が出たこともある。
 「反応すればさらに興奮するから、平然と対応するように教わった。押さえつけるわけにはいかず、他の利用者にけがをさせてもいけない。職員がけがをしてでも盾になるしかない」
 約50人の利用者が暮らす入所施設で働く。担当するのは約20人いる最重度の人たち。利用者が暴れるのは毎日のことだ。
 福祉を志して、今の施設に勤め始めて1年近く。理想を持ってはいるが、24時間を超える宿直が明けるとぐったりする。疲労でケアが乱雑になる日もある。
 「保護者の疲れきった表情、施設で働いている職員の生気の欠けた瞳」
 津久井やまゆり園で起きた事件で逮捕された***(***)容疑者(26)は、衆院議長に宛てた手紙にそう書いた。その内容は、理解できる面もあるという。
 利用者にとって本当は自宅に居るのが一番落ち着くだろうと思う。だが家族の負担は大きい。確かに疲れ切った家族はいる。身寄りのない人や、家族がほとんど会いに来ない人もいる。
 「生気の欠けた瞳」という言葉には、とっさにある同僚を思い浮かべた。トラブルが続いて疲れ切った日は、自分だってそんな目をしているかもしれない。
 **容疑者は、福祉の仕事に前向きな言葉を述べたこともあったとされる。
 「きれいな言葉とそうでない面と、この仕事をしていれば、ひとりの中で同居することはあるんじゃないでしょうか」
 現場には、給料や労働条件から…
(太田泉生・たたかれ、かみつかれ… 障害者施設の職員、絶えぬ傷・2016年8月19日付朝日新聞)


 強度行動障害であったとされる方々と10年ほどグループホームで暮らした経験から言うと、「利用者にとって本当は自宅に居るのが一番落ち着くだろう」という見解にはあまり賛同できません。
 僕のような素人が固定して入っただけでも、入居者の方々の情緒がかなり安定したと思われていたからです。


<容疑者の手紙>

 さて、その容疑者の手紙とされるのがこちらです。

衆議院議長大島理森様

 この手紙を手にとって頂き本当にありがとうございます。
 私は障害者総勢470名を抹殺することができます。
 常軌を逸する発言であることは重々理解しております。しかし、保護者の疲れきった表情、施設で働いている職員の生気の欠けた瞳、日本国と世界の為(ため)と思い、居ても立っても居られずに本日行動に移した次第であります。
 理由は世界経済の活性化、本格的な第三次世界大戦を未然に防ぐことができるかもしれないと考えたからです。
 私の目標は重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界です。
 重複障害者に対する命のあり方は未(いま)だに答えが見つかっていない所だと考えました。障害者は不幸を作ることしかできません。
 今こそ革命を行い、全人類の為に必要不可欠である辛(つら)い決断をする時だと考えます。日本国が大きな第一歩を踏み出すのです。
 世界を担う大島理森様のお力で世界をより良い方向に進めて頂けないでしょうか。是非、安倍晋三様のお耳に伝えて頂ければと思います。
 私が人類の為にできることを真剣に考えた答えでございます。
 衆議院議長大島理森様、どうか愛する日本国、全人類の為にお力添え頂けないでしょうか。何卒よろしくお願い致します。

    文責 ** *

 作戦内容

 職員の少ない夜勤に決行致します。
 重複障害者が多く在籍している2つの園を標的とします。
 見守り職員は結束バンドで見動き、外部との連絡をとれなくします。
 職員は絶体に傷つけず、速やかに作戦を実行します。
 2つの園260名を抹殺した後は自首します。

 作戦を実行するに私からはいくつかのご要望がございます。

 逮捕後の監禁は最長で2年までとし、その後は自由な人生を送らせて下さい。心神喪失による無罪。
 新しい名前(伊黒崇)本籍、運転免許証等の生活に必要な書類。
 美容整形による一般社会への擬態。
 金銭的支援5億円。

 これらを確約して頂ければと考えております。

 ご決断頂ければ、いつでも作戦を実行致します。
 日本国と世界平和の為に、何卒(なにとぞ)よろしくお願い致します。
 想像を絶する激務の中大変恐縮ではございますが、安倍晋三様にご相談頂けることを切に願っております。

***

 なるほど。この計画は重複障害メインだったんですね。
 いずれにせよ、コメントは差し控えます。

<スキルだけで解決するのか>

 何度も書きますが、支援者にスキルを付けさせるのが一番の対策だって意見が散見しています(関連関連)。
 確かに、容疑者が在職中にきちんとした研修がなされていれば、考え方の面でも支援スキルの面でも「障害者は不幸を作ることしかできません」という発想には至らないかもしれません。

 しかし、求人すれば募集人数が集まらない業界です。
 研修させて応募させるのも費用対効果的に罪深いでしょうし、入職後に研修を受ける余裕があるかもわかりません。

 今回のような事件はめったに起こらないのでしょうが、この業界の問題も蓋をされるだけなんでしょうね。

【2016年9月24日追記】

 福岡市から、福岡県庁が作成した障害福祉サービス事業所等における防犯マニュアル作成ガイドラインという文書(参照)という文書が伝達されてきました。
 不審者が退去しない場合、「(可能であれば)出入口が1か所で、強固な扉の部屋」に案内するという記述があり、そんな部屋がある施設なんてないやろと言っていると、皆さんにクズ呼ばわりされてしまいました(^_^;)

 福岡県精神保健福祉センターの方が作成した、事件後のケアについての文書もあり、そちらは参考になりました。
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