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元々鉄道ブログですが、福岡県古賀市、新宮町、福津市の情報に移行、その後福岡市近郊の情報に寄り道した後、心理学と障害者福祉に関心を移しています。
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 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
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認知バイアス
 今、暇なときに動物のお医者さんを読んでいます。
 北海道大学をモデルにしたH大学獣医学部が舞台の少女漫画です。
 その10巻に、主人公たちの先生であるH大学の漆原教授とその同級生のM大学の磯貝教授が争うエピソードがあります。
 H大学が北大なのはいいとして、M大学とはどこなのか。明治大学だろうかと思っていました。
 しかし、調べてみると獣医学部もしくは獣医学科があるのは16大学しかなく、M大学は宮崎大学しかないようです(参照)。

 自分のいた大学に獣医学科があったので、どこにでもある学科だと思い込んでいました。
 ちなみに、鹿児島大学農学部獣医学科は山口大学と共同の共同獣医学部に改組されているそうです(参照)。
 しかも、鳥取大学を加えて連合獣医学研究科まで作っているようですね(参照)。

<韓国国民は認知バイアスが強い?>

 さて、先日、このような記事を目にしました。

17日、韓国メディアによると、韓国国民の10人中9人に、根拠もなく勝手に思い込むなどの「認知バイアス」に該当する習慣があるということが分かった。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真は韓国・ソウル。
2017年2月17日、韓国・聯合ニュースによると、韓国国民の10人中9人に、根拠もなく勝手に思い込むなどの「認知バイアス」に該当する習慣があるということが分かった。
韓国保健社会研究院は同日、昨年9月に12歳以上の男女1万人を対象に行った調査の結果をまとめた報告書「韓国国民の健康状態と精神的習慣の現況と政策対応」を発表した。
研究者らは精神の健康に関する習慣的な態度、思考習慣、精神的な傾向などを「精神的習慣」と定義し、否定的な精神的習慣を7つの領域、30の項目に分け、各項目に対するアンケート調査の設問を作成した。アンケート調査の結果、「認知バイアス」領域に該当する5項目のうち1項目以上について「そのような習慣がある」と答えた人の割合は90.9%に達したという。
認知バイアスとは、物事の決定に自分の意見が反映されなかった時に、自分は無視されていると考えること(任意的推論)や、一を聞いたら十を知ることができると考えること(選択的抽象化)などをいう。その他、内緒話をしている人たちを見て自分の悪口を言っていると考えること(個人化)、世の中の全てが是非に分かれていると考えること(二極思考)、最悪の状況を一番先に考えること(破局化)なども認知バイアスの代表的な例。
報告書は「精神的習慣が精神の健康の重要な決定要因である点が広く認識されていない」とし、「否定的な精神的習慣が多くみられる高齢者と低所得者に対する管理プログラムを開発すべき」と主張した。
この報道に、韓国のネットユーザーからは「根拠がないだなんて!この国のありさまを見て。それが根拠」「政治に経済、さらに大気汚染まで。正常な精神で暮らせるわけがない」「韓国という国が滅んでいく根拠はたくさんある」「韓国政府は経済の指標より国民のメンタルが大事ということに気付いていない」「資本主義の副作用。貧富の差は自壊の感情と喪失感を増幅させる」「努力は報われるという言葉が存在しない国では当たり前のこと」など、韓国の社会や政府に対する不満の声が多く寄せられた。その他、「学校で国英数だけを教えるのではなく、人間性の教育をするべき」「90%以上がそう考えるなら、それが正常ということでは?」との指摘もみられた。(翻訳・編集/堂本)
(韓国国民10人中9人、根拠もなく勝手に思い込む「認知バイアス」に該当=韓国ネット「根拠はたくさんある」「この国では当たり前」・2017年2月17日付レコードチャイナ)

 なんかおかしい記事です。
 とは言え、韓国側の出典を探された方もいらっしゃるようなので(参照)、記事自体は本当の事だろうと思います。

<認知バイアスは普遍的なもの>

 認知バイアス(cognitive bias)は、エイモス・トベルスキー(Amos Tversky,1937.3.16-1996.6.2)という人とダニエル・カーネマン(Daniel Kahneman,1934.3.5-)という人たちが明らかにしたものだそうで、このこと自体は普遍なもののようです。

認知バイアス(にんちバイアス、英: cognitive bias)とは、認知心理学や社会心理学での様々な観察者効果の一種であり、非常に基本的な統計学的な誤り、社会的帰属の誤り、記憶の誤り(虚偽記憶)など人間が犯しやすい問題である。
(参照)

 僕らが認知バイアスという言葉を用いるのは、合理的な判断ができていない人を笑うためではありません。
 それが、人間の姿であると理解するためであり、どうしたらそれを回避できるか考えるためではないでしょうか。

認知バイアスは生活、忠節、局所的な危険、懸念など様々な要因で発生し、分離して成文化することは難しい。今日の科学的理解の多くは、エイモス・トベルスキーとダニエル・カーネマンらの業績に基づいており、彼らの実験によって人間の判断と意思決定が合理的選択理論とは異なった方法で行われていることが示された。そこからトベルスキーとカーネマンはプロスペクト理論を生み出した。トベルスキーとカーネマンは、認知バイアスの少なくとも一部は心的なショートカットまたは「ヒューリスティクス」を用いて問題を解決しようとするために起きると主張した。例えば、頻繁に(あるいは最近)経験したことは、即座にあるいは鮮明に思い浮かべやすい。他のバイアスは別の実験で示されており、例えば確証バイアスはピーター・ウェイソンが示した。
一部の科学者は、全てのバイアスが誤りなのかという疑問を持っている。David FunderとJoachim Kruegerは、バイアスと呼ばれるものの一部は「近似ショートカット」であり、情報が不足しているときに人間が物事を予測することを助けるものだと主張している。例えば偽の合意効果を、他人がある人の意見に合意しているという誤った信念と見るのではなく、その意見しか提示されていない段階での少ない情報に基づいた妥当な予測と見るのである。
(参照)


<たくさんある認知バイアス>

 ちなみに、Wikipediaを含む3つのサイト (参照参照参照)に例示されていた認知バイアスを列挙すると以下のようになります。

  • 認知的不協和(ognitive dissonance)

  • バンドワゴン効果(bandwagon effect)

  • 感情バイアス(Emotional bias)

  • コンコルド効果(sunk cost effect・Concorde fallacy:埋没費用効果・関連)

  • プロスペクト理論(prospect theory)

  • 観察者効果(observer effect)

  • 学習性無力感(Learned helplessness:学習性無気力)

  • テンション・リダクション(tension reduction)

  • 単純接触効果(mere exposure effect:ザイオンス効果・関連)

  • カクテルパーティ効果(cocktail-party effect) 選択的注意(selective attention)の一種

  • プライミング効果(priming effect)

  • ツァイガルニック効果(Zeigarnik effect:中断効果)

  • バーナム効果(Barnum effect)

  • リフレーミング(reframing)

  • 準拠集団(reference group)

  • ハロー効果(halo effect:光背効果、後光効果)

  • リスキーシフト(risky shift) 集団思考(groupthink)の一種

  • 錯誤相関(Illusory correlation)

  • 一貫性バイアス(consistency bias・参照参照)

  • 自己中心性バイアス(egocentric bias)

  • 事前確率無視(neglect of prior probability・参照)

  • フレーミング効果(Framing)

  • 不均衡な洞察力の錯覚、非対称な洞察の錯覚(Illusion of asymmetric insight・参照)

  • 自己奉仕バイアス(self-serving bias)

  • 投影バイアス(projection bias / false consensus effect)

  • 内集団バイアス(Ingroup bias)

  • 外集団同質性バイアス(outgroup homogeneity bias)

  • 後知恵バイアス(Hindsight bias)

  • 確証バイアス、追認バイアス(Confirmation bias)

  • 根本的な帰属の誤り(Fundamental attribution error)

  • 正常性バイアス(Normalcy bias:正常化の偏見、恒常性バイアス・関連)

  • アンカリング(Anchoring・anchoring and adjustment:アンカリング効果、アンカー効果)

  • 保守性(conservation)



 ひょっとしたら、この中には認知バイアスと見なされないものもあるかもしれないです。
 今後、色々調べてみようと思います。

 これだけ列挙されると、すべて影響されていない人を探すのは難しいと思います。

 記事の調査では5項目に限定されていましたが、一体どのようなバイアスを取り上げたのか不明です。
 恐らく、記事中にあった任意的推論、選択的抽象化、個人化、二極思考、破局化の5つだったのでしょう。これらのうち1つでもということであれば、案外高い確率で当てはまるのではないかと思います。

 そういった意味で、この記事はなんだかおかしな感じがします。

<自覚できるのならいいのでは?>

 とは言え、自分が誤った判断をしていると自覚するのは難しいものです。
 先日、「ここからここは俺がやったから間違いない!」と知人が力説していましたが、自分のミスは気付きにくいものです。
 なぜなら、間違えをしようと間違えている人はいないと思われるからです。

 そう考えると、この記事の被験者たちは客観的に自分を見つめて答えているような感じを受けます。
 アンケートの設問程度で客観的になれるのなら、その人々は合理的な思考ができるのではないでしょうか。
 そんなら、問題ないのではと思ったりしてしまいます。
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