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元々鉄道ブログですが、福岡県古賀市、新宮町、福津市の情報に移行、その後福岡市近郊の情報に寄り道した後、心理学と障害者福祉に関心を移しています。
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 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
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 今のところ、基本的に毎週日曜日に更新しています。
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友野典男 行動経済学~経済は「感情」で動いている 光文社新書
 先日、あるイベントに行った人の話です。
 その人は、町内会の係をしており、例年そのイベントの準備と片付けに参加しているそうです。
 毎年、イベントの参加者にそのお手伝いをお願いしているのだそうです。
 ところが今年は、準備のお手伝いが大量に集まったのだそうです。
 お手伝いをした人は、他の人より先に場所取りをする権利を与えられたのが理由なのだそうです。

 面白いのはここからで、イベント後の片付けのお手伝いが、例年より極端に少なかったのだそうです(関連)。

<行動経済学とはなにか>

 先日、認知バイアス(cognitive bias)について書きました(関連)が、一度ちゃんと本を読んでみたいと思っていました。
 そこで、友野典男 行動経済学~経済は「感情」で動いている 光文社新書(購入)を読んでみました。
 経済学というのは、元々合理的な判断をする人々を
 行動経済学というのは、認知心理学を取り入れた経済学らしいです。
 それなら少しは分かるかもと、本を読んでみたわけです。

<アルゴリズムとヒューリスティック>

 この本には、ヒューリスティック(heuristic)という言葉が出てきます。
 必ず正解を導き出せるアルゴリズム(algorithm)と違い、ヒューリスティックはある程度正しい答えを短時間で導き出せる方法だそうです。
 ある程度正しければ実用上大きな問題にはならないため、ヒューリスティックを使うことには「適応的合理性」があるとされているようです。

<ヒューリスティックとバイアス>

 そのヒューリスティックが、バイアス(bias)の根元なのだそうです。
 カーネマン(Daniel Kahneman,1934.3.5-)とトヴェルスキー(Amos Tversky,1937.3.16-1996.6.2)は3つのヒューリスティックとその結果引き起こされるバイアスを提唱したそうです(関連)。

 まず、「ある事象が出現する頻度や確率を判断する時に、その事象が生じたと容易にわかる事例(最近の事例、顕著な例など)を思い出し、それに基づいて判断する」利用可能性というヒューリスティック。
 記憶が改変されていたり、一部しか思い出せない場合は、バイアスが生じるそうです。
 例えば、結果を知ってから事前に予見していたかのように感じる後知恵バイアスがあるそうです。

 次に、「ある集団に属する事象がその集団の特性をそのまま表している」という、代表性というヒューリスティック。

 標本が多数である方が母集団の性質をよりよく表すのが、確率論の基本定理である「大数の法則」です。
 この法則があるため、長期的には平均値に近づくというのが「平均への回帰」というものです。

 代表性ヒューリスティックを用いた場合、少数の標本でも変わらないと考えてしまうの少数の法則というバイアスや、基準率の無視あるいは過小評価というバイアスが生じるそうです。

 最後に、「不確実な事象について予測をするとき、初めにある値(アンカー=錨)を設定し、その後で調整を行って最終的な予測値を確定する」という、アンカリング(係留)と調整というヒューリスティックを用いた場合、調整の段階で最初の設定値に影響されるアンカリング効果というバイアスが生じるそうです。
 また、アンカリング効果から、「いったん自分の意見や態度を決めると、それらを裏付ける情報ばかり集めて、反対の情報を無視したり、さらに情報を自分の意見や態度を補強する情報だと解釈する」確証バイアスというものも生じるそうです。

<様々なバイアス>

 カーネマンとトヴェルスキーの後も、様々な人が様々なヒューリスティックを唱えたようです。
 例えば、スロビック(Paul Slovic,1938.1.26-)らか提唱したのが、感情ヒューリスティック
 ゲルト・ギゲレンツァ(Gerd Gigerenzer,1947.9.3-)らが唱えたのが、二つの対象のうち一方が再認でき、もう一方が再認できない場合、前者が高い値であると予想する再認ヒューリスティック(関連)。

<プロスペクト理論>

 そうしたものを数式で表そうとするのが、経済学ならではなのでしょうか。

 つまり、ここから僕には理解不能になっていきます。

 プロスペクト理論というものが紹介されていました。
 何やらこの理論は、価値関数確率加重関数からなっているそうです。

 価値関数の性質として、3つ紹介されていました。
 一つ目は、価値は参照点(原点)からの変化や比較で測られる相対的なものであるとする参照点依存性
 二つ目は、利得も損失も、小さい方が大きく感じる感応度逓減性
 三つ目は、損失は利得よりも強く評価される損失回避性

 この価値関数と確率加重関数とで表されるそうですが、後者はよく分からなかったので読み飛ばしています(^_^;)

 何やら、この例がフレーミング効果らしいです。
 これは、人間の意思決定は質問や問題の提示のされ方によって大きく変わるというもののようです。
 以前書いた、アンケートの騙し(関連)みたいなもんですかね。
 この本では、例として、初期設定が選択されやすい初期値効果と、金銭の価値は実質値でなく名目値で判断されやすい貨幣錯覚と、メンタル・アカウンティングと、サンクコスト効果(関連)というものが紹介されていました。

 最終的によくわからなくなったので、本書に書かれていたダーウィンの言葉が引用してお茶を濁します。

道徳性の高さは、特定の一個人やその子どもたちを、同じ部族の他のメンバーに比べて、ほとんど、またはまったく有利にするものではないが、道徳の水準が上がり、そのような性質を備えた人物の数が増えれば、その部族が他の部族に対して非常に有利になるだろうということは忘れてはならない。愛国心、忠誠、従順、勇気、そして共感の感情をより高く保持していて、互いに助け合ったり、全員の利益のために自分を犠牲にする用意があるような人物をたくさん擁している部族が、他の部族に打ち勝つだろうことは間違いない。そして、これは自然淘汰である。いつの時代にも、世界のどこでも、ある部族が他の部族に置きかわってきた。そして、道徳は彼らの成功の一要因であるので、世界のどこでも道徳の標準は向上し、よりよい道徳を身につけた人間の数が増加したのである。

 ダーウィンって、お人好しだったんですね。

 仏教では、物事をありのままに見る事を「如実知見」というそうです。
 こうして見ていくと、難しいんですね。それって。
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