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元々鉄道ブログですが、福岡県古賀市、新宮町、福津市の情報に移行、その後福岡市近郊の情報に寄り道した後、心理学と障害者福祉に関心を移しています。
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 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
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大学の偏在に関する一考察
 福岡市中央区鳥飼の路地に沿って、妙な空き地があります。
 福岡教育大学の所有地らしいのですが、表通りにも面しておらず、何とも使いようのない土地です。
 その土地の表側には県営住宅があり、そこには福岡女子師範学校跡地の記念碑があります。
 どうやら、師範学校の跡地の表側に県営住宅が作られ、余った土地を教育大学が保有し続けているということのようです。

 ちなみにその近くの中央区六本松には九州大学教養部跡地があり、再開発の真っ最中です。
 こちらは旧制福岡高等学校の跡地だそうで、再開発地域の入口にその記念碑があります。

 裏にドイツ語で何やら書かれてますが、旧制高校ってドイツ語好きなんですかね。
 鹿児島大学で今も歌われている、大正四年第七高等学校第十四回記念祭歌北辰斜めにを歌うときもなぜかドイツ語でいち・に・さん!って言うし。


<九州大学鹿児島校構想>

 大学に入学した頃、日本もカリフォルニア大学方式を導入してみてはと一席ぶっていました。
 例えば、九州の国立大学がすべて合併して、九州大学鹿児島校とか大分校とかになれば、大学の格差は是正されるのではないかと。

 先日、秦郁彦 旧制高校物語なる本を読むと、新学制への移行時に、旧制山形高校は東北帝国大学に、旧制佐賀高校は九州帝国大学に吸収される意向があったのだそうです。
 東北大学山形校とか、九州大学佐賀校が実現していたのかもしれないですね。

<県内で統合された師範学校>

 話は福岡教育大学に戻りますが、福岡教育大学には、小倉、福岡、久留米と3つの附属小学校があります。
 調べてみると、福岡第一師範学校、福岡第二師範学校、福岡青年師範学校をまとめて福岡学芸大学(参照)になったのが福岡教育大学の始まりなのだそうで、福岡第一師範学校(旧福岡師範学校)の附属が附属福岡小学校になり(参照)、福岡第二師範学校(旧小倉師範学校)の附属が附属小倉小学校になり(参照)、福岡第一師範学校女子部(旧福岡女子師範学校)の附属が久留米に移転したのが附属久留米小学校になった(参照)ようです。
 附属学校だけじゃなく本体も併存していれば、福岡教育大学小倉校とかカッコよくなってたのにと思ってよく考えたら、北海道教育大学は分校毎に多少格差はありますね。

<で、獣医学部学科の岩盤規制>

 このように、北海道と東京を除いて一府県一校に岩盤規制されたのが、国立大学教員養成系です。
 それ以上にひどいと一部で言われていたのが、獣医学部/学科です。

 学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐり、民進党など野党やメディアの安倍晋三政権批判が続いている。「総理のご意向」と記載された文書の有無が議論を過熱させている一方、問題の本質であるはずの国家戦略特区制度に関する議論は置き去りにされている。小泉純一郎内閣の竹中平蔵元経済財政担当相に秘書官として仕えた元官僚で、改革の現場に精通した岸博幸慶大大学院教授の意見を聞いた。(杉本康士)



 文部科学省の前川喜平前事務次官が「総理のご意向」で「行政がゆがめられた」と証言した。だが、特区を活用した加計学園の獣医学部新設に問題があるのであれば、国家戦略特区諮問会議やワーキンググループで異議を唱えればいい話だった。でも現実には止められなかったのは、文科省には説得材料がなかったからだ。こんなことで行政がゆがめられたというならば、政治主導は全て行政をゆがめることになる。
 安倍首相の「ご意向」は岩盤規制の突破だった。仮に「総理のご意向」が働いたとしても、間違った行政は修正するのが当然だ。首相が規制改革の意向を表明しても実現できていない改革なんて、腐るほどある。だから、「総理のご意向」があるから逆らえなかったというのは間違っている。
 安倍内閣が人事権を握っているから逆らえないともいわれるが、本当に日本のために必要だと思うなら、クビを恐れずにやればいい。自慢する気はないが、竹中氏の秘書官として不良債権処理をやっていたときは、竹中氏が失敗したら私も辞めるつもりでいた。人事権を握られたぐらいで何もできないなんて、その程度の志しかない人間が偉そうにモノを言うなと思う。
 前川氏の座右の銘は「面従腹背」だそうだが、論外だ。そんなことを正々堂々という官僚なんて官僚のクズだと思う。一時期とはいえトップを務めた人間がそんなことを言えば、文科省がそういう組織に見える。文科省の後輩たちに迷惑をかけると思わないのか。
 政治に対する行政の忖度も問題になっているが、忖度のない国なんてない。米国でも国際機関でも、忖度どころかコネまでまかり通っている。大事なのは、第1に違法性があることはしちゃいけない。第2に理屈が通らないことはやっちゃいけないということ。これは民間企業でも同じだ。
 加計学園の獣医学部新設が認められた裏で、首相が政治献金をいっぱいもらっていたとなると駄目だが、そんな事実はない。理屈も通っている。四国に獣医学部はなかったし、平成21年の時点で四国4県の知事が連名で四国に獣医学部がほしいと言っている。新設には十分に合理性がある。
(岸博幸・慶大院教授インタビュー 「加計学園問題は改革つぶし」「前川は官僚のクズ」・2017年6月12日23:48付産経新聞)

 以前、僕も驚きましたが、獣医学科がある大学って、とても少ないです(関連)。
 これは、獣医師業界のための規制によるものなのではないかという疑問はあります。
 例え獣医師が増えすぎて過当競争になっても、そっちの方が健全だという意見もあると思います。

 また、政治が行政に影響を与えるのも、民主主義だから当たり前でしょう。

 しかし、疑問はあります。

 学校法人「加計(かけ)学園」の新獣医学部設置計画をめぐり、愛媛県今治市への誘致を進めた加戸(かと)守行・前同県知事(82)が14日までに産経新聞のインタビューに答えた。加戸氏は、自民党政権時代は「対応不可」とされてきた獣医学部設置について、鳩山由紀夫内閣時代の平成21年の提案で「速やかに検討」へと方針が転換されたことを指摘し、「民主党政権があと2年続いていたら実現していた」と語った。
 また「民主党がうまくやりかけたものを、民進党がつぶしにかかっている。(安倍晋三政権は)粛々と胸を張って進めてもらいたい」と強調した。
 加戸氏は、知事時代の鳥インフルエンザや口蹄(こうてい)疫などの発生時に獣医師が足りず、志望者がなく県が公務員獣医師を採用できずにいたことを挙げた。文部科学省による新獣医学部の設置不許可などの岩盤規制については「獣医学部の定員は神奈川県以東が8割、岐阜県以西は2割。こんな規制が医学部にあったら暴動が起きる」と批判した。
 加戸氏の旧文部省時代の後輩に当たる前川喜平前文科次官が「総理のご意向」で「行政がゆがめられた」と証言したことに対しては「非常に残念だ。私も現役官僚時代は『大臣の意向』だとかはったりをかました。虎の威を借りないと役人は動かない」と述べた。
 そして「役人は大臣、政治に仕えるべきだ。(前川氏は)則(のり)を超えてしまったのか。岩盤規制を取っ払って、定員規制を外すことは行政をゆがめたことにはならない」と指摘した。 
(加戸守行・前愛媛県知事、「民主政権なら設置実現していた」。前川前次官は「則を超えた」・2017年6月15日01:00付産経新聞)

 「神奈川県以東が8割、岐阜県以西は2割」と言ってますが、北海道と東京に偏在しているというのがより正確なのではないかと、僕は思います。

 しかし、「四国に獣医学部はなかったし、平成21年の時点で四国4県の知事が連名で四国に獣医学部がほしいと言っている。新設には十分に合理性がある」との意見については、疑問があります。
 四国地方と考えれば確かにその通りですが、中国四国地方と考えると鳥取大学と山口大学に獣医学科があります。
 岐阜大学だけの中部地方や、大阪公立大学だけの関西地方に比べれば、決して少ないとは言えません。
 九州地方は宮崎大学と鹿児島大学だけなので、北部九州四県(福岡、佐賀、長崎、大分or熊本)にはないと強弁できてしまいます。

 そもそも、畜産学を学べる大学も偏在しているようです(参照参照参照参照)。
 昔のことだから今とは違うかも知れませんが、元々の需要もそんなものだったということではないのかなあ。

 費用対効果を考えると、大学を作るより獣医学生への県奨学金を作る方が安上がりだと思います。

 問題になっているのは、そういうことではありません。
 総理大臣と学校法人経営者の個人的な関係で政策が歪められたかどうかということですよね。

 民主党政権時代にも進んでいたということであれば、旧民主党の岡山県選出の重鎮とかの関与も疑うべきなのでしょう。

 そもそも旧制高校物語なる本を読んだのは、一部に見られる旧制第七高等学校(と後継の鹿児島大学)への過大評価が気になったからでした。
 旧制第七高等学校は、元々旧制山口高等学校(初代)と同様に藩閥的(今で言う「お友だち」的)な理由で設立されました(参照)。

 鹿児島大学は共通一次時代に二期校の雄と呼ばれていたとか聞いていましたが、そもそも旧制高校時代から受験日を他とずらしたり、東京でも入試を行ってみたり(参照)と、志願者集めに苦労していたらしいです。

<聞かない人は聞かれなくなる>

 加計学園問題については、「報道が歪められている」という指摘もあります。

 読売新聞に前某前事務次官の出会い系通いが取り上げられる異常事態でしたしね(^_^;)

 最近、人気がある政権は一面的にもてはやされ、人気がなくなると一面的に批判されるという繰り返しになっています。
 政権奪取直後の安倍晋三さんは、前回の反省(関連)からか、そこをよく分かっていて「アベノミクス」一辺倒でした(関連)。
 ご自分のやりたいことを抑え、求められていることをやっている様子でした。
 前回は、一般国民に受けない事をアピールし、そのズレに気付いていないという感じでした(関連)が、そこがかなり解消されていたように思います。

 ただ、国会中継を聞くと相変わらずな感じだったので、一抹の不安はありました。
 ご自分と意見や立場が違う人の意見を聞くつもりはなさそう(参照)に聞こえていました。

 人気があるうちはいいのでしょうが、人気がなくなると今度はご自分がそのように接されてしまう。
 ある意味自業自得なのでしょうが、日本国の民主主義のためには良くない状態ですね。

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