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 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
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沖ノ島と関連遺産群が世界文化遺産に
 7月9日にポーランドで行われた世界遺産委員会で、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界文化遺産に登録されました。

【クラクフ共同】「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」は、政府が推薦した構成資産8件全てが登録される。世界遺産委員会がユネスコ諮問機関の一部除外勧告を覆した。
(福岡「沖ノ島」の世界遺産登録が決定・2017年07月09日 17時54分付西日本新聞)


<念願の世界文化遺産登録>

 西日本新聞がそっけないので、日本放送協会のニュースも引用しておきます。

ポーランドで開かれているユネスコの世界遺産委員会で日本が推薦していた福岡県の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」は8つの構成資産すべてが世界文化遺産に登録されることが決まりました。

「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」は、福岡県宗像市の沖ノ島や宗像大社など8つの構成資産から成る遺産群です。

ポーランドのクラクフで開かれている世界遺産委員会は、この遺産群すべてを世界文化遺産に登録することを決めました。

このなかには、ことし5月、ユネスコの諮問機関が「世界的な価値とは認められず、除外すべきだ」と勧告した、宗像大社辺津宮や宗像大社中津宮など4つの構成資産も含まれています。

諮問機関の勧告を覆して8つすべて構成資産の登録を認めた理由について、世界遺産委員会は「沖ノ島の古代の祭しと宗像大社に伝わる信仰との間には連続性があり、8つの構成資産すべてを登録すべきと判断した」としています。

今回の登録で国内の世界遺産は文化遺産が17件、自然遺産が4件で、合わせて21件となります。
岸田外相「地元の皆様に深甚なる敬意」
岸田外務大臣は、「古くから神聖な祭祀の場とされてきた沖ノ島は、わが国の古代の国際交流の歴史を示す多くの品々が手つかずの状態で残されている、世界にも類を見ない島だ。今回の登録を心から歓迎すると同時に、古代から続く遺産群の文化的伝統を現代まで連綿と受け継ぎ守ってきた地元の皆様に深甚なる敬意を表したい。今後とも、同資産を含めた日本の世界遺産について、世界中の方々に価値を理解いただけるよう、対外発信を含め関係省庁と連携して取り組んでいく」というコメントを発表しました。
宗像・沖ノ島と関連遺産群とは
「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」は福岡県宗像市の沖ノ島を中心に8つの構成資産からなる遺産群です。
8つの構成資産のうち、沖ノ島は女人禁制で、生えている草や石なども島から持ち出すことが禁じられています。
島からは銅鏡や金製の指輪などおよそ8万点の装飾品などが出土し、「海の正倉院」とも呼ばれています。

このほか、日本最古の歴史書の古事記や日本書紀に記述がある「宗像三女神」が祭られている宗像大社中津宮、宗像大社辺津宮、さらに、上陸することができない沖ノ島を祈る場所となっている宗像大社沖津宮遙拝所です。
そして、隣の福津市にあり、宗像氏の存在を示す新原・奴山古墳群です。
勧告を覆してすべての登録
「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」は、平成21年に世界文化遺産の登録を目指す国内の暫定リストに記載されました。
その後、去年1月に日本政府が「神聖な島として信仰の対象であることなどが世界的に見ても顕著だ」などとして、ユネスコに推薦しました。

ことし5月、登録の決定に大きな影響を与えるユネスコの諮問機関イコモスは、沖ノ島と周辺の岩礁など4つの資産については「世界遺産に登録することがふさわしい」とする勧告をまとめました。
しかし、残り4つの資産の宗像大社辺津宮、宗像大社中津宮、そして宗像大社沖津宮遙拝所と、さらに新原・奴山古墳群については、沖ノ島の古代の祭祀(さいし)が現在の宗像信仰につながったか多くの疑問点があるなどとして、「世界的な価値とは認められないので除外すべき」としました。

日本政府や地元の福岡県などは、世界遺産委員会の参加国に対して8つすべての構成資産の登録を求めていましたが、9日に勧告を覆してすべての登録が認められました。
登録決定に地元の400人から大きな拍手
8つの構成資産すべての世界遺産への登録が決まると、インターネット中継で審議の様子を見守っていた地元の人たちから大きな拍手が起こり、会場は喜びに包まれました。
審議が1日ずれ、地元の宗像市では9日午後4時から「海の道むなかた館」で改めてパブリックビューイングが行われ、おそよ400人を超える人たちが集まりました。
会場では、世界遺産委員会の審議の様子が大型スクリーンでインターネット中継され、登録を支援してきた地元の人や宗像大社の宮司などが緊張した表情で見守っていました。
そして、日本政府が推薦した8つの構成資産すべての登録が決まると、会場からは大きな拍手が起こり、喜びに包まれました。
このあと、「海の道むなかた館」の入り口には、登録を知らせる貼り紙が掲示され、集まった人たちが喜びを分かち合っていました。
福岡県知事「誇りと責任を持って守りたい」
福岡県の小川知事は、災害対策本部の会議を終えた9日午後7時すぎに、世界文化遺産への登録が決まったことについて報道陣の取材に応じました。

小川知事は「イコモスの勧告以降、国を挙げて考え方をしっかり説明し、すべての資産が登録されるよう理解を求める活動を続けてきたので、うれしく思う」と述べました。そのうえで、「私たちの自然観、信仰の形、それに文化というものが国際社会で認められたと思っている。世界にとって貴重な遺産を誇りと責任を持ってしっかり守っていきたい」と話しました。
(ユネスコ世界遺産に「沖ノ島」日本推薦の構成資産すべて登録・2017年7月9日 20時42分付日本放送協会)

 九州国立博物館が開館したときは、ここいらの出土品をかなり持っていったのだそうです。
 地元の方々としては、内心忸怩たる思いがあったそうなのですが、これで少しは日の目を見た感じがするのでしょうか。

<宮地岳線一部廃線>

 これらの遺産群。
 とりあえず、宗像大社に行くものとして話を進めますが、最寄り駅はJR九州鹿児島本線の東郷駅になろうかと思います。
 しかし、2007年3月31日までは福津市津屋崎まで西日本鉄道(西鉄)宮地岳線が通じていました。

公共交通に対する行政と地域住民の温度差を感じており、過去の西鉄宮地岳線廃止の際も存続を求める住民運動が拡大せず、結果廃線となった。
(参照参照)

 その通りです。僕らのせいで廃止されました。

 その一部廃線のころから沖ノ島を世界文化遺産にしたいという話はありました。
 世界遺産になった場合、宮地岳線はアクセス鉄道として需要が増えるのではないか。それまで廃線は待ってほしいと地元自治体が要望をしたそうなのですが、西鉄は織り込み済であるとしていたそうです(参照)。

 ちなみに2008年に古賀ゴルフクラブで行われた(関連)日本オープンも織り込み済でしたしね(関連)。


 当時は1999 年の鉄道事業法改正による廃線ブーム。
 鉄道廃線が許可制から事前届出制になったことと、沿線自治体の合意が必要だったのが意見聴取で足るようになった(参照参照参照)こととで、多くの路線が廃止されました(参照)。

 鉄道事業の自由競争を促進し、撤退と新規参入の自由化を目的とする改正鉄道事業法が1999年5月21日に成立した。その結果、旅客鉄道事業の退出(廃止)について、現行の許可制を原則1年前の事前届出制とするとともに、国土交通大臣が退出後の沿線地域の公衆の交通利便の確保に関し、関係地方自治体等から意見を聴取するものとなり、1年経てば、地元の同意が得られなくても廃止に踏み切れることになった。
(参照)

 いくら届出制になったからといって、またいつ許可制になるか分からない。
 そんな焦りが、西鉄の頑なな廃線の方針に結びついたとの説も囁かれていました。

 残念ながら、新宮町内の線路用地は大部分で宅地開発済(関連)。
 古賀市内は西鉄古賀駅花見変電所の用地が宅地開発済(関連)。
 福津市内は大部分が宅地として開発済(関連関連参照)。
 いくら嘆いても、復活は不可能です。

<東郷と津屋崎>

 しかしまあ、嘆く必要はないのかもしれません。
 JR東郷駅から宗像大社まではバスで11分(参照)だそうで、Google先生の計算では約5km。

 このルートには宗像軌道という会社の鉄道計画があったようです(関連)。

 一方、旧津屋崎駅から宗像大社までは最短距離で約9km(国道495号線と県道502号線を利用)。
 当時のままの宮地岳線であれば、東郷駅からのルートに太刀打ちできなかったでしょう。

 奴山古墳群なんかは、とりあえず考慮しません(^_^;)


<神湊延伸の可能性>

 しかしまあ、津屋崎から宗像大社方面に延伸できていればその限りではなかったでしょう。
 神湊郵便局や勝浦小学校辺りから宗像大社は約3km位ですし。

 津屋崎町史にこのようなことが書かれています。

 麦野時雄町長は二十九年一月の町議会で「国道については現在若松まで通じている国道一九九号を津屋崎経由福岡まで延長する計画を陳情中で、これが実現すれば並行して電車線路を北九州線と直結する計画を進めている」と述べ、交通網整備を町づくりの主目標にしたが、国鉄鹿児島本線も並行しているなど不利な制約もあり、津屋崎以遠への延長はその後も実現しなかった。
(宮地岳線の延長・津屋崎町誌:関連)

 国道199号線とは、門司港から若戸大橋を経て八幡西区の日吉交差点で国道3号線と合流する道路です(参照)。
 若戸大橋は1962(昭和37)年開通。
 当時はまだ橋すら開通していませんが、そういう福岡延伸構想もあったのですね。
 残念ながらそのルートの国道は、香椎から海岸線を経由して若松に至る国道495号線が指定される1993(平成5)年まで待たないと実現しませんでしたが。

 最近でも、若戸横断鉄道構想を絡めた話も出ていました。

 同じく津屋崎町史によると、宮地嶽駅から津屋崎駅への宮地岳線延伸の際には、津屋崎町が用地を買収し、西鉄に寄付をしたのだそうです(関連関連)。

 西鉄福間駅から旧宮地嶽駅までの用地を、後に西鉄は津屋崎町に譲渡しています。
 そのため、寄付してもらったのではなく交換したというのが、西鉄の認識らしいです(関連)。

 その際に勝浦辺りまで寄付して延伸できていれば、違ったのでしょうかね。

 まあ、メインの沖ノ島に上陸できないので、どのくらいお客さんが来るのかよく分かりません。
 お客さんが来ようが来まいが、地元としては誇りを持って引き続き大切にしていけばいいだけなのでしょうけど。
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Keyword : 西鉄宮地岳線(現貝塚線) 福津市 古賀市

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