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元々鉄道ブログですが、福岡県古賀市、新宮町、福津市の情報に移行、その後福岡市近郊の情報に寄り道した後、心理学と障害者福祉に関心を移しています。
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 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
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教育と福祉と行政と政治
 先日、あるお店に行った所、微妙に散らかっていました。
 どうやら、人手不足のようです。
 「オモテナシ」(関連)とか言ってますが、人手不足ではどうしょうもありません。

 人手不足といえば、我らが障害者福祉業界もご多分に漏れません。
 というわけで、障害者福祉業界がワーキングプア業界(関連)から脱却し、人手不足を解消するにはどうすればいいのかを考えてみようと思います。

<教育業界と政治業界>

 ちまたでは、森友だの加計だの話題になっています(関連関連)。
 でも、教育業界と政治って、もっともっと広くて深い関係なのではないかと思います。

 以前、テレビ番組でワーキングプア対策として「なかなか成長の波に乗れない人を引っ張り上げる。その一番のポイントは教育です。」と学校法人近畿大学の経営者一族の参議院議員がおっしゃっていました(関連)。
 こうして、貧困対策という名目で、教育業界に公費が注ぎ込まれているのでしょう。
 落選中の政治家が、何故か大学講師をしていたりしますし、教育業界って政治業界との関係が深いのでしょうね。

<福祉業界と教育業界>

 福祉業界も、そのビジネスモデルに一枚噛んでいます。
 これからは高齢化社会だ!福祉に人材が必要だ!と言われだし、福祉を学ぶ大学や短大や専門学校の学部や学科がどんどんできました。

 そして近年、一部の縮小や撤退が行われています。

 福祉関係の国家資格の受験資格を得るためには、多くの場合、福祉関係の学校に行かなくてはなりません。
 社会福祉士(参照)や精神保健福祉士(参照)や訪問介護員(ホームヘルパー)(参照)なんかがそうですね。
 介護福祉士は実務経験で受験資格を得ることができましたが、今は実務者研修というものを受けなくてはいけなくなっています(参照)。
 福祉の資格を取ろうとする人が増えると、教育業界が儲かる仕組みになっているのです。

<費用対効果の低い資格>

 しかし、知っての通り福祉業界は低賃金です。
 低賃金のために自腹を切って学ばなければならないというのは、ちょっと酷いのではないでしょうか?

 訪問介護員資格を得る介護職員初任者研修は130時間ですからそうでもないかもしれません。
 でも、社会福祉士や精神保健福祉士は普通に大学や短大や専門学校に通う人が多いので、馬鹿になりません。

 一度学校に入ってしまうと今までの学費や勉強が無駄になってしまうことを気にして、福祉業界から抜け出せなくなります。
 そういった、所謂サンクコストの原理(関連)で福祉の職業を選ぶ人もいるかもしれません。

 研修に来た内定者が給与水準を知らなかったので教えたら、絶句されたことがあります。

 しかしそれは、軽い詐欺ですよね。

<実務上役に立たない場合もある>

 しかも、資格は実際の支援には結び付かない(関連)場合もあります。
 社会福祉士や精神保健福祉士の試験範囲は制度的な物が主なので、相談支援や役所に向いた資格なのではないかと思います。

 資格と関わりのありそうな計画相談を目指す人は多い(関連)ですが、実務経験もなく福祉サービスの利用計画を作るのは困難ですし、相談支援専門員の資格取得には実務経験が必要です。


<社会的な評価も低い>

 以前、携帯ニュースサイトのコメント欄で福祉職の給与が安いことについて看護師を名乗る方と意見をやり取りしたことがあります。
 福祉職でも生活給程度は欲しいなと話したのですが、彼方は国家試験に受かった看護師と同レベルにはできないと頑張ります。
 では、国家試験に受かった社会福祉士や精神保健福祉士や介護福祉士ならば同レベルでいいのかと問うと、微妙な返答をされた記憶があります。
 福祉の資格はナメられています。

 何故だろうかとそれからずっと考えていました。
 まず、国家試験の難易度がナメられているような感じがします。
 看護師国家試験の合格率が90%前後(参照)なのに比べ、2017年1月に行われた第29回社会福祉士国家試験の合格率は25.8%(参照)と合格率を見ると社会福祉士の方が難しそうです。

 受験資格を得る学校の難易度が低い可能性があるので、検証してみます。
 西南学院大学人間科学部のセンター試験得点率は64%~77%で、偏差値は50.0~52.5(参照)。
 社会福祉士国家試験の合格率は23.6(新卒は25.8)%です(参照)。
 西南学院大学のある福岡市早良区西新は賑やかな学生街。
 ついつい遊んでしまった可能性もあるので山奥にある筑紫女学園大学人間科学部を見てみると、センター試験得点率は42%~61%で偏差値 35.0~40.0(参照)らしいです。
 この大学の社会福祉士国家試験合格率は15.3(新卒は25.0)%。

(参照)

 その一方で、福岡県古賀市にある福岡女学院看護大学のセンター試験得点率は62%で偏差値45.0(参照)で、福岡県宗像市にある日本赤十字九州国際看護大学のセンター試験得点率は55%で偏差値が40.0(参照)です。

 収入的にはかなり遜色がある福祉と看護ですが、大学の難易度的には遜色があるとは決して言えません。

 試験科目数とかの問題はあるでしょうが。
 それと、医療系の有資格者に言わせると、私達は難しい医学書を理解したのだという思いが強いようです。

 資格を得る人にとって、福祉の資格を得るだけの価値が、これであるでしょうか?
 これでは、資格を与える側のための資格と言われても仕方ありません(参照)。
 国が福祉の資格を作ることで、教育業界はビジネスチャンスを得ているのです。

<福祉業界人の成功モデルを提供する教育業界>

 教育業界が福祉で儲ける。
 福祉業界にとっては許しがたい状況にも思えますが、それを福祉業界が必要とするから存続しているのでしょう。

 例え資格商法の犠牲者であっても、有資格者を雇用すると報酬が増えます。
 福祉業界は制度にのっかって報酬を得る制度ビジネスなので、基本的に制度の枠内で物事を考えがちです。

 また、福祉関係の学校が増えると、福祉関係者が学校の教員に迎えられるチャンスもできます。
 人並みの社会的地位と収入を得ることができる。
 福祉関係者の一部にとって、これは魅力的です。
 福祉業界は社会的地位も収入も低いので、のしあがるために論文を書く人が昔からいました。

 福祉の仕事は税金が投入されている上に結果を数値化できない部分があるので、成果を分かりやすく公表する意義はあると思います。

 しかし、それでは早い者勝ちであって業界の底上げは図れません。

 また、自腹で学習した従業員を雇用すれば、雇用後の研修を省略できます。
 もっと進んで研修をするのは自己責任という風潮になれば、さらに省略できます。

 従業員とその候補者以外は損をしない仕組みですが、これでは人材が枯渇してしまいます。
 海外からの人材に期待する人々もいるようですが、二ヶ国語をマスターするような優秀な海外の人々はすぐにこの仕組みを見破って、国の評価を落としてしまうのではないかと思います。
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