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元々鉄道ブログですが、福岡県古賀市、新宮町、福津市の情報に移行、その後福岡市近郊の情報に寄り道した後、心理学と障害者福祉に関心を移しています。
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 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
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児童手当を作ったのは誰か(3)
 前回は、昭和30年代から与野党も政府も現在の児童手当にあたるものを作ろうとしていたということを書きました。
 これらの議論を公明党が知らなかったのかというと、そうではありません。
 最初に公明党が法案を提出した1968(昭和43)年にも「児童手当」の創設は話題になっていました。
 で、どうやら以前に1968(昭和43)年度中に児童手当を始めたいと政府が言っていたらしいです。

 1968(昭和43)年12月12日の衆議院本会議で社会党の小林信一氏は、「さらにまた、総理並びに園田前厚相は、かつて四十三年度を期して児童手当制度を実施すると言明されたのでありますが、今日に至るまで構想すら明らかにされていないのは、まことに遺憾というべきであります。」と言っています(参照)。
 また、12月14日の衆議院予算委員会で社会党の横山利秋氏(参照)は、「歴年各委員が予算委員会をはじめ各委員会におきましてあらゆる努力をしてきて、政府も誠意のある答弁をなさったところであります。したがって、約束どおり(昭和)四十四年から児童手当を実行してもらいたい。」と総理大臣に迫っています(参照)。

 では政府がやりたくなくて放っておいたのかというとそうでもないようです。
1968(昭和43)年5月21日の政府側の説明によると、その時点までに8回児童手当懇談会を開いて検討していたそうです。そこで対象児童や給付額を検討していて、財政負担をどうするかが大きな問題になっていると言っています(参照)。

 また、国民年金法等の一部を改正する法律案には、各会派の賛成によって「包括的な児童手当制度の実施を要望」する附帯決議案が出され(参照)、どうやら5月16日に行われた衆議院の社会労働委員会では、児童扶養手当法案に関して「政府は、児童手当又は家族手当につき、世界の諸情勢を研究しながら将来これが実現につき努力すること」という附帯決議が盛り込まれたようです(参照)。
 そして、公明党の議員もこれらのことを踏まえた発言をしています。
 8月6日の参議院本会議で公明党の多田省吾氏は児童手当が南北ベトナムやカンボジアも含む62ヶ国で既に実施されていることを指摘した上で、「総理は、先年から昭和四十三年度より実施すると約束しながら、ついにその公約はむざんにも踏みにじられたのであります」と指摘し、その理由として「財源がない」と言われていることに言及しています(参照)。
 そして11月6日の衆議院大蔵委員会では公明党の広沢直樹氏(参照)が「問題になっております児童手当法案の問題」とちゃんと公明党だけでなくみんなが問題にしていることを認識して発言されています(参照)。
 また、11月8日の参議院内閣委員会では公明党の多田省吾氏(参照)が、「結局、財界の主張に従って政府が動いているような感を受ける。これは児童手当の問題も、財界が文句を言うと四十三年度実施が四十四年度実施もむずかしくなった(参照)」と他の政党と同じように公約の存在を認めています。
 公明党はこの時、他の政党と一緒に戦っていたわけです。

 また、9月17日の参議院社会労働委員会では公明党の上林繁次郎氏(参照)氏が「わが党がいままで主張してまいりました」(参照)という言い方をしています。

 結局、国の児童手当が始まったのは1972年1月だそうです。

 僕個人としては、お金もちもどんどん支給範囲にしているのには違和感があります(参照)し、
 そもそも、児童手当よりも親世代の雇用の安定を目指すべきというのが僕の持論です。

 公明党の支持母体に入っている人の話を聞くと、日本が工業化していく中で必要とされた徳目に満ちています(参考文献関連)。
 そういった意味で公明党は一般の給与所得者のための政党なのでしょう。
 そう考えると、公明党の「福祉」が「障害者」や「母子家庭」や「低所得者」に有利なものでなく「児童手当」であったり「地域振興券」であったりするのが納得できます。
 どちらが正しいと言うのではなく、一般市民も享受できる「福祉」を目指しているのでしょう。

 後の二つについては端折って書きます。調べるのに疲れたので。
 教科書の無償配布は公明党が実現させたと書いてありましたが、教科書無償化運動の当事者の方々が読んだら卒倒しそうですね。教科書無償化運動は、1961(昭和36)年に高知市長浜で起こったというのが定説になっているようです。
 その運動の広がりによって、1963(昭和38)年12月に義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法津が成立したということのようです(参照参照)。

 まあ、仲が悪い所がかんでいる(参照)という理由もあるのでしょうが。


 放送大学開設も公明党が実現させたと書いていましたが、NHKが文部省の委託を受けて実験放送を開始したのは1972年(参照)。1980年に放送大学学園法案が提出されているようですが、これは内閣が提出したものです(参照)。公明党は民社党と共に他の野党の反対の中賛成したに過ぎません。

 確かに公明党は児童手当の創設にも教科書の無償化にも放送大学の開設にも一定の役割は果たしたと思います。
 ただ、それは公明党だけの力ではなかったのは間違いないでしょう。
 裏で政府と血のにじむような交渉をしていたのかもしれませんが、それだったらそのいきさつを公開した方が良いのではないかと思います。
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Keyword : 政治 子育て 教育

テーマ:創価学会・公明党 - ジャンル:政治・経済


この記事に対するコメント

実直なペースでの更新と、元ネタの多用、大変ご苦労様です。
こういう持久力は僕にはないものなので、すごいなと。

自分のブログのネタも増えそうです。
ただ、引用もとを調べて回るのはめんどくさくてあまりしないので、
ぜんぜん同次元での話にはなりません。

与太話レベルです。
【2007/07/12 19:06】 URL | tomonya #NkOZRVVI [ 編集]

過大なお褒めのお言葉・・・
 最近、調べすぎると論旨がわけ分からなくなってくるようになりました。粗製濫造と化しています。
 そろそろネタを選ばないとなぁと思っているのですが。
【2007/07/13 02:01】 URL | therapie #SFo5/nok [ 編集]


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