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元々鉄道ブログですが、福岡県古賀市、新宮町、福津市の情報に移行、その後福岡市近郊の情報に寄り道した後、心理学と障害者福祉に関心を移しています。
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 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
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空の安全
 志村けんでおなじみの東村山市に銀河鉄道(株)という会社があるそうです。
 バス会社ですけど。

 ここの社長は筋金入りのバス好きで、それが高じてバス会社を設立してしまったそうです(参照)。
 自分をバス馬鹿と呼ぶあたりがすごいと思います。

 この会社、「西武バスと共同で東村山市のコミュニティバス=グリーンバスの運行を行っており、さらに清瀬養護学校のスクールバスも担当」しているそうなのですが、この度念願の定期路線開設にこぎつけたそうです(新聞記事)。
 コミュニテイバス運行に際しての提案書も掲載されていました(参照)が、多少大風呂敷な感はあるものの、この人はバスだけでなくふるさとが好きなんだなぁと共感を覚えました。

 銀河鉄道といえば空を飛ぶということで、今回は映画の話から。

映画フライトプラン

 テレビで2005年のアメリカ映画フライトプラン(DVD購入)やってましたね。
 飛んでいる飛行機の中で娘が行方不明になって(てか、既に死んだことになっていて)、母親が探すというストーリーですが、また密室+母娘かよ(同意見)!
 正直、主人公の半狂乱ぶりがすごいので、そこに共感できるかが最初の勝負の分かれ目だと思います(参照)。
 また、飛行機に真っ先に搭乗したにもかかわらず乗務員から周囲の乗客まで「子どもが乗っていた」と断言できないところに納得できるかが勝負の分かれ目です(参照)。
 僕はそういうこともありうると思いますが。

 まあそれでも、子どもを抱えていくのはいくらなんでも目立たずやれるとは思えませんが(参照)。
 それに、あそこまで運ぶのは無理でしょう。

 等々、様々な疑念が残るストーリーですが(参照参照参照)、僕としての最大の疑問は「航空保安官」って何?ということです。
 そもそもどこの国の機関の人なのか、国際線にも乗って大丈夫なのかとか様々な疑問が沸いてきます。

 で、調べてみるとこちらのページに航空保安官について詳しくのっていました。

アメリカの航空保安官制度が始まったのは1962年

 アメリカの航空保安官制度は、アメリカ合衆国運輸省(DOT:Department of Transportation)連邦航空局(FAA:Federal Aviation Administration)が連邦航空保安官プログラム(FAM:Federal Air Marshal Program)という名称で保安官の養成と活動を行ったのが最初だということです。

 1970年後半から1974年6月にかけては、財務省(Department of The Treasury )関税局(いわゆる税関:USCS:US Customs Service)が税関航空公安官プログラム(Customs Air Security Officers Program)という名称で航空保安官業務を行ったそうです。
 当時は1784名が税関航空公安官となり、「情報によりハイジャックの危険性が高いと判断された航空便に私服着用・武装の上で乗務し」たそうです。
 このプログラムは、空港へのX線検査装置設置によって廃止されたのだそうです。

 で、結局航空保安官業務は連邦航空局に戻ったわけですが、当時はすべて職員の兼業でボランティアだったそうです。
 連邦航空局民間航空安全部門(CAS)の職員のうち、志願者が航空保安官の訓練を受けて、前述と同じように情報によってハイジャックの危険性が高いとされた便に乗っていたそうです。

ハイジャック事件で1980年代に拡充

 ところが1980年代にあったいくつかのハイジャック事件を受け、タカ派で知られたドナルド・レーガン大統領が拡充に乗り出したそうです。
 拡充の内容としては、運輸省と国務省が協力してアメリカの航空会社の国際線に武装警備要員を乗せるというものだったようです。
 具体的にはそれまでと同じように連邦航空局民間航空安全部門が担当したのですが、民間航空安全部門の地方事務所(CASFO)から要員を指名し、その要員は本来の業務として民間航空安全部門の業務を45%、航空保安官の業務を55%行うというものです。

冷戦終結で1990年代に再び縮小

 ところが、冷戦の終結を受けて航空保安官業務は縮小します。本来の業務としての活動ではなくなり、以前と同じボランティアによる活動に戻ったのだそうです。
 同時多発テロ直前の航空保安官の数でいうと、33名だったそうです。

同時多発テロ以降、国土安全保障省設置

 2001年の同時多発テロ以降、この体制は大きく変わります。
 まず、事件直後に連邦航空局は航空保安官専従要員を数千人規模で増員させようとしたようですが、2001年11月に「航空および運輸安全法」(ATSA)が成立しました。
 そして、連邦航空局と同じ運輸省の下部組織として運輸安全局 (TSA:Transportation Security Administration)が設置されます。

 そして2003年3月に、テロ対策を司る国土安全保障省(DHS:Department of Homeland Security)が設置され、運輸安全局はこちらに移ることになりました。
 そして2003年11月には連邦保安官部門は運輸安全局から分離して国土安全保障省入国・税関執行部(ICE:Immigration and Customs Enforcement)に移されますが2005年10月には再度運輸安全局に戻されています。

 2004年のアメリカ映画ターミナル(関連記事DVD購入)では国土安全保障省JFK空港税関国境警備(保護)局(CBP:Customs and Border Protection)というのが出ていました。
 これは元の財務省関税局だそうです(参照)。
 てか、映画の中では結構縦割りっぽかったんですが、やはりテロ対策を一元化しても・・・。ってことでしょうか。

 2007年1月現在で航空保安官業務を行っているのは運輸安全局のFAMS(Federal Air Marshal Service)だそうです。
 現在はニュージャージー州アトランティックシティに訓練学校と本部があり、全米に21の地区事務所を持っているということです。
 保安官は数千人だということですが、人数は秘密なのだそうです。

 ちなみに日本では平成14年5月から武装警察官が乗れるようになったということです。
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