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元々鉄道ブログですが、福岡県古賀市、新宮町、福津市の情報に移行、その後福岡市近郊の情報に寄り道した後、心理学と障害者福祉に関心を移しています。
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 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
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「桧原桜」をもういちど~サンリヤン香椎花園東(仮称)問題
 旧日記に桧原桜について少し触れていました(参照)。
 道路拡張によって福岡市南区桧原の桜が切り倒されそうになったのですが、ある人がそれを惜しんで桜に「花あわれ せみてはあと二旬 ついの開花を許したまえ」と書いた短冊を下げたのだそうです。
 それを時の福岡市長が読み、「桜花(はな)惜しむ 大和心のうるわしや 永久に匂わん 花の心は」と返歌して道路計画を見直したのだそうです。
 その桜が下の写真です。
桧原桜

 そんな美しい福岡市の東部にある森が危機を迎えている話題については先に少し触れました。

サンリヤン香椎花園東(仮称)問題の経緯

 この問題は、西日本鉄道が福岡市東区香住ヶ丘にある西鉄貝塚線(旧宮地岳線)香椎花園前駅裏にある1.3ha(うち0.9haが樹林)の自社所有地を開発し、西側に157戸のマンション(サンリヤン香椎花園東)、東側に177台分の駐車場、北側約2800平方mに店舗、北東部約780平方mを公園化する計画に関する問題です。

 詳しい経緯は前回の記事を見ていただくとして、15日付の読売新聞に続報が出ていました。

西鉄が説明会開催を拒否

 読売新聞の記事によると、「香椎花園前駅の森を守る会」と香住ヶ丘1、3~6丁目の住民団体(計6団体)が10日付で西鉄の長尾亜夫(つぐお)社長宛に文書を提出したそうです。
 文書の内容は、説明会を開いてくれというものだったそうです。

 ところが西鉄側はその要望を拒否。説明については回覧で対応するとし、要望については文書で受け付けると11日付で回答したのだそうです。

 その回答を受けて住民側は「地元に詳しく知らせないまま、伐採を強行しようとしている」と反発。14日から18日の間、福岡市中央区の繁華街天神地区の西鉄本社の近くでビラを配るなどの活動を行っているそうです。

ビラを配っている人に聞いてみた

ビラを配る香椎花園前駅の森を守る会などのメンバー

 で、天神に行ってビラを配っている方に直接話を聞いてみました。

 その方は、西鉄が法律に決まっている最低限のことしかしないとおっしゃっていました。
 新聞記事によると、「市の条例では、開発予定者は近隣住民に対し、計画を説明するよう定めている」ものの、近隣住民の定義は「敷地の境界線から周辺15メートルの範囲などにとどまる」そうで、確かにその範囲内の住民には説明はされたのだそうです。

 この説明会はどうやら3月25日に行われたようで、3月には造成にかかる旨が伝えられたとのことです。
 また、西鉄から福岡市に森の売却を打診したとの情報もあるようです(参照)。

 ただ、その説明を受けたのはビラを配っている人によると9軒。
 西鉄としては「条例上にのっとった説明は行った」という解釈のようで、3月中旬には市に開発許可を申請、開発許可は下りる見込みだということです。

福岡市は及び腰?

 2008年3月18日の福岡市議会でも話題になったようで、都市整備局長が「市議会第4委員会で、西鉄に働きかけるべきとの指摘を重く受けとめている。2月20日に西鉄に対し協力を文書で依頼した。22日に西鉄より、応じかねるが市が買い取るなら応じる用意があるとの回答を得た」と答弁しているようです。
 ただ、福岡市の吉田市長は、「緑の保全が大切だということは同感。他にも優良な緑地があり、買い取りとなると少し難しい。まず西鉄に協力を働きかけていく」と答弁したそうでかなり及び腰です(参照)。

 新聞記事を見ても、担当者が「条例に当てはまらない住民に説明をしないでいい訳ではない。西鉄は誠意を持って住民に対応すべき」とコメントしているものの特に動いていないようです。

 福岡市では過去に中央区赤坂の「ふくろうの森(参照)」、城南区の「長尾の里山」などを買い取って保全しているようです。これは共産党が絡んでいる分だけなので、絡んでいないものを含めればもっと多いでしょう。
 が、今のままでは難しそうです。

地域住民と対立したままでの開発はよくない

 新聞記事によると、西鉄広報室は「『地元住民』の範囲は絞らないと、際限がない。地元の要望にできる限り応える気持ちは持っている」とコメントしているそうです。
 かなり端折られて広報の人も気の毒ですが、もう少し真剣に対話した方がマンションの営業上もよいのではないかと思います。
 以前北九州市のマンション建設反対運動を取り上げた際にも述べましたが、反対運動がいつまでも続くとマンションの販売やら入居者の募集に影響が出ます。

 このまま突っ張って福岡市に森を高く売る気なら別ですが、少なくとも説明くらいはした方が良いと思いますがねぇ。

 ちなみに香住ヶ丘は博多湾鉄道汽船(湾鉄・宮地岳線の前身)の太田清蔵社長の元所有地だったそうです。こんな所にも太田遺産が・・・。
 太田氏名義ではなくて湾鉄名義だったからこそ今まで未開発だったのでしょうね。


後期高齢者医療制度も・・・

 市役所前では福田総理大臣が他人事のように説明不足を反省していた後期高齢者医療制度の反対デモも行われていました。
市役所前のデモ

 福田内閣の支持率が下がりっぱなしだそうですが、説明不足だからというのもあるように思います。
 そういえば、西鉄も宮地岳線一部廃線問題でも古賀市内バス路線廃止問題(参照)でもこの問題でもあまり説明をしない会社のようにも見えますね。

 大部分の社員の方は分かっていると思いますが、何とかしたほうが良いような気がします。

【2009年5月26日追記】

 サンリヤン香椎花園東(仮称)の正式名称は、パーク・サンリヤン香住ヶ丘(西鉄パーク・サンリヤン香住ヶ丘)になったようです。
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この記事に対するコメント

ブログの最後の言葉「あまり説明のない会社」全く同感です。宮城岳線一部廃止の時の西鉄の対応と、香住ヶ丘のマンション建設問題の対応なんかそっくりですね。一部廃止の記者会見の時、社長(次期会長)の言葉で、「大量輸送の役割が終わった」と言葉が有りましたが、このままだと、西鉄が、公共輸送機関の役割が終わるかも知れませんね。
【2008/04/17 22:33】 URL | taka #35Z5PB8o [ 編集]

説明が少ない会社だとは思います
 下手に説明をしてやぶ蛇になるのを恐れているんでしょうかね?
 説明をしないでも法律に則っていれば仕事は進むわけですし。
 正直、イメージを損なうと言っても微々たる物でしょう。

 しかし、ちりも積もれば山となると言いますからね。もう少し地域の人と話し合う会社であって欲しいと思います。
【2008/04/18 02:45】 URL | 兼梨騒也(仮称) #SFo5/nok [ 編集]


香住ヶ丘の住民です.
時代錯誤の乱暴な開発,自然破壊に戸惑っています.
この問題は次の世代の将来のために
先人から受け継いだこの環境を残していかなければならない
私たちの責任を問われているのだと思います.
それにしても住民を馬鹿にした誠意のない態度.
これが地元福岡を代表する企業だとは情けなくなります.
【2008/04/18 22:07】 URL | 匿名 #- [ 編集]

それほどまでして・・・
西鉄も民間企業だから遊休資産をもつわけにはいかないのは分かります。
開発するならするでもう少し環境を生かした開発はできないものかなと思います。
日本全国どこにでもあるようなマンションをこれほど顰蹙をかってまで作らなければならないものなのでしょうか。
【2008/04/19 00:04】 URL | 兼梨騒也(仮称) #SFo5/nok [ 編集]


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