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元々鉄道ブログですが、福岡県古賀市、新宮町、福津市の情報に移行、その後福岡市近郊の情報に寄り道した後、心理学と障害者福祉に関心を移しています。
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天神愛眼とメガネの愛眼(上)

あいら~ぶらぶあいが~ん♪
目っとメガネとコンタクトっ♪
愛眼ビル~は瞳のデパ~ト♪

 昔よく福岡地区のテレビで流れていた天神愛眼のCMソングです。
 天神愛眼は福岡県内に11店舗を持つメガネ店チェーンです(参照)。

 え?ウチの近所にもあるよとおっしゃる福岡県以外のあなた。
 それは「メガネの愛眼」でんがな。

 こちらの「メガネの愛眼」は現在福岡県下での店舗が7店舗。


 Wikipediaには「天神愛眼」の項目がありません。「メガネの愛眼」の所に次のように出ています。

福岡県に多数の店舗を持つ天神愛眼グループとは無関係である。福岡県内にはショッパーズ天神店など大阪の愛眼の系列店も数店ある為、両者を混同している者もいる。
(参照)

 まあ、とりあえず両者が違う会社であることだけしか分かりません。

 さてこのCM。数年前に「天神愛眼メガネビル~」とやけにくどくなったと思ったら最近はこのようになっています。

あいら~ぶらぶてんじんあいが~ん♪
目っとメガネとコンタクトっ♪
補聴器もおっけ~♪

 くどくなったのと同時に「メガネの愛眼」のCMもよく見るようになりました。
 ひょっとして、同名同業者同士今まで紳士協定でもあったのが破られたのかなと思っていたら、事はそんなに単純ではないようです。

どちらが古いのか?

 とりあえず、「メガネの愛眼」の沿革を見てみましょう。

'41 昭和16年 眼鏡卸店として佐々栄商店を創業
'61 昭和36年   瑞宝眼鏡光学(株)設立、眼鏡小売店開業、資本金300万円
'64 昭和39年   当社主宰のボランタリーチェーン「ネオックメガネチェーン」結成、資本金600万円に増資
'65 昭和40年   子会社(株)メガネの愛眼設立
'73 昭和48年   関連会社九州ネオック(株)設立
'87 昭和62年   (株)メガネの愛眼吸収合併、愛眼株式会社に商号変更、新社屋(本店)の竣工、資本金46,800万円に増資
(参照)

 こうしてみると、1965年以前から「愛眼」という名前を使っていたことは間違いないようです。

 一方、「天神愛眼」の沿革はというと・・・。

創業 明治12年
設立 昭和42年11月
(参照)

 どういう名称か分からないことにはいつから「愛眼」を使っていたのか分かりません。
 で、さらに調べてみると面白いことが分かりました。

愛眼対愛眼

 2005年にある裁判が終わりました。

平成15年(ワ)第13639号 商標権侵害行為差止等請求事件
口頭弁論終結日 平成17年4月19日
原告 愛眼株式会社
被告 有限会社広安
被告 有限会社光正
被告 株式会社天神愛眼
被告 有限会社メガネの愛眼 

 「メガネの愛眼」と「天神愛眼グループ」の争いのようで、どうも「メガネの愛眼」側が「天神愛眼グループ」の使っているロゴがうちと紛らわしいから何とかしろという裁判のようです。

 どうもこの判決文というのは読みにくい・・・。
 どうでもいいですがこの裁判、「メガネの愛眼」が知られているという関東地方で行った調査を採用しているのはどんなものなんですかね。
 恐らく、「天神愛眼グループ」が関東に出店した店舗の看板に関する裁判なのでしょうね。


愛眼対愛眼の因縁

 この判決を読むと、実は「メガネの愛眼」と「天神愛眼グループ」の争いはこの裁判が最初でないことが分かります。

(ア) 原告の前身は、P5の個人企業であるP5商店であったが(甲第50号証)、P5商店は、昭和26年ごろから、P7の個人企業であるP6時計店に対し、眼鏡の卸売りをしていた。
(イ) 昭和36年1月、P5商店が法人成りしてP5を代表取締役として原告が設立され(甲第50号証)、P5商店とP7との取引は、原告とP7との間に引き継がれた。
(ウ) P1は、昭和42年11月、被告有限会社メガネの愛眼を設立し、原告は、被告有限会社メガネの愛眼にも眼鏡の卸売りを行うようになった。
(エ) P7は、昭和43年9月、P6時計店を法人成りさせて株式会社オガタを設立し、原告とP6時計店との取引は、原告と株式会社オガタとの間に引き継がれた。
(オ) 昭和45年ごろ、株式会社ダイエーの福岡ショッパーズプラザに、原告が店舗を賃借し、眼鏡店として出店することとなり、当初は原告が直営店を出店する予定であったが、後に、株式会社オガタが原告のフランチャイジーとして出店することとなった。(甲第50、第51、第55号証)
(カ) 原告は、昭和46年6月1日、株式会社オガタが福岡ショッパーズプラザ店を出店するに際し、株式会社オガタとの間で、次の内容を含む「メガネの愛眼チェーン加入契約」を締結した。

a 株式会社オガタは、原告登録商標1及び2を使用して眼鏡光学製品の小売業を営むことができる(第1条)。
b 株式会社オガタが原告登録商標1及び2の下で販売する商品は、すべて原告の供給するものでなければならない(第4条)。
c 株式会社オガタは、前記aの商標使用権を、原告の承諾なしに他の者に譲渡し又は貸与することはできない(第10条)。
d 契約不履行により契約を解除する場合は、150日以上前に通知しなければならない(第12条)。
e 契約が解除されたときは、株式会社オガタは、2か月以内に契約に基づく営業を停止し、契約に基づき使用した商標、広告、看板などを撤去しなければならない(第12条)。

(キ) 原告は、昭和48年12月30日、被告有限会社メガネの愛眼との間においても、前記(カ)と同様の内容の「メガネの愛眼チェーン加入契約」を締結した。
(ク) しかし、株式会社オガタ及び被告有限会社メガネの愛眼は、福岡ショッパーズプラザ店において、原告登録商標1及び2を使用して原告の供給した商品以外の商品を販売し、前記(カ)bの条項(第4条)に違反するなどした(甲第50、第51、第55号証)。そこで、原告は、株式会社オガタ及び被告有限会社メガネの愛眼に対し、書面により、昭和51年11月末日をもって前記(カ)、(キ)の
契約を解除する旨を通知するとともに、昭和52年1月末日までに原告登録商標1及び2の使用を中止し、福岡ショッパーズプラザ店を明け渡すよう催告し、同書面は、昭和51年6月8日、株式会社オガタ及び被告有限会社メガネの愛眼に到達した。
(ケ) ところが、株式会社オガタ及び被告有限会社メガネの愛眼は、福岡ショッパーズプラザ店における営業を中止しなかった(甲第50、第51号証、第55号証)。そこで、原告は、株式会社オガタ及び被告有限会社メガネの愛眼を被告として、福岡ショッパーズプラザ店の明渡しを求める訴えを提起し(大阪地方裁判所昭和52年(ワ)第991号)、原告勝訴の判決を得、控訴審(大阪高等裁判所昭
和53年(ネ)第1756号)において、昭和55年4月23日、株式会社オガタ及び被告有限会社メガネの愛眼が福岡ショッパーズプラザ店を明け渡すことなどを内容とする裁判上の和解が成立した。
(コ) 上記和解には、次のような条項が定められていた(和解条項中の「控訴人ら」とは、株式会社オガタ及び被告有限会社メガネの愛眼を指し、「被控訴人」とは、原告のことを指す。乙第26号証)。

「一 控訴人らと被控訴人は、控訴人らが被控訴人に対し別紙物件目録記載の建物(以下「本件建物」という)につき控訴人らの施工した内装等の造作を撤去して右建物を明渡すことを本日合意した。
二 被控訴人は控訴人らに対し、前項の造作撤去並びに本件建物の明渡期限を昭和五五年一〇月三一日まで猶予し、控訴人らは被控訴人に対し、右同日限り、右建物に控訴人らが施工した内装等の造作を撤去して右建物を明渡す。
三 被控訴人は控訴人株式会社オガタに対し、前項の撤去並びに明渡完了後、直ちに、控訴人株式会社オガタより保証金および協力金名下に預かり中の金二八一二万二一〇〇円を控訴代理人弁護士P8の法律事務所(大阪市)へ持参又は送金して返還すると共に、舶来フレーム、レンズ等の割戻金残額金として金二五一万〇四七〇円を前同様の方法により支払う。
但し、控訴人らのいずれか一方でも、前項の撤去又は明渡を遅滞したときは、被控訴人は、右割戻金残額金二五一万〇四七〇円の支払義務を当然に免れる。
四 控訴人らおよび被控訴人の双方は、いずれも、それぞれの経営する店舗(被控訴人にあっては、その主宰する「メガネの愛眼チェーン」加盟店の店舗を含む)に於て加工・調整・販売する商品につき、一般公衆(消費者・顧客)をして彼此混同誤認せしめないよう努める。
五控訴人らと被控訴人とは、相互に、相手方を誹謗中傷する等不当な手段により相手方の営業上の信用を害するような行為を為さないことを確約すると共に、今後の営業活動に関し、それぞれの相手方の顧客との間において営業主体が異なることを明瞭にするよう相互に配慮することを確認する。」

以上の事実が認められる。
(参照参照)

 つまりはもともと両者は取引関係で問屋と小売店の関係だったようです。
 その流れがあるにもかかわらず、1967年11月に「メガネの愛眼」側の株式会社メガネの愛眼と紛らわしい「天神愛眼」側の有限会社メガネの愛眼が設立されたようです。
 にもかかわらず、「メガネの愛眼」側は取引をやめることなく1971年6月1日には「天神愛眼」側の株式会社オガタがメガネの愛眼チェーンに加入し、1973年12月30日には「天神愛眼」側の有限会社メガネの愛眼もメガネの愛眼チェーンに加入しています。
 ところが仲たがいしてしまって裁判になってしまったのがこの第一次愛眼戦争なのでしょう。

 しかしこの第一次愛眼戦争は腑に落ちません。
 混同しないようにと言いつつ、その後も「天神愛眼」側は「愛眼」の名称を使用し続けているのです。
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