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天神愛眼とメガネの愛眼(下)
 前回の愛眼戦争の続きです。

「天神愛眼」は「愛眼」という名前を使ってはいけないのか?

 第一次愛眼戦争の結果を見ると、「それぞれの相手方の顧客との間において営業主体が異なることを明瞭にするよう相互に配慮」していれば、お互い「愛眼」を使って良いように思えます。
 でも、第二次愛眼戦争の判決を見ると、どうもそうではないような感じです。

エ(ア) 前記ウ(ア)ないし(コ)の認定事実によれば、株式会社オガタ及び被告有限会社メガネの愛眼は、「メガネの愛眼チェーン加入契約」により、原告登録商標1及び2について使用許諾を受けていたが、同契約の解除によって使用の権原を失ったというべきである。
(イ) 被告らは、和解条項(前記ウ(コ))第五項の趣旨について、「控訴人ら」(株式会社オガタ及び被告有限会社メガネの愛眼)において、「メガネの愛眼」という標章を使用することがあった場合に、営業主体が異なることを明瞭ならしめなければならないという意味でしかなく、「メガネの愛眼」、「天神愛眼」等の使用禁止をうたったものではない旨主張する。
しかし、上記和解条項第五項は、その文言からして、「メガネの愛眼」、「天神愛眼」等の使用を黙認する趣旨であるとは認められない。また、上記和解は、そもそも福岡ショッパーズプラザ店の建物明渡請求訴訟の和解であり、和解条項第一、第二項において、同店の明渡しについて定められているから、それによって、明渡し後は同店における株式会社オガタ及び被告有限会社メガネの愛眼による商標使用の可能性はなくなったものと認められる。そうであるとすると、それ以上に商標の使用を禁止する条項がなかったとしても、それによって、原告が株式会社オガタ及び被告有限会社メガネの愛眼に対して「メガネの愛眼」、「天神愛眼」等の使用を認めたと解することはできないというべきである。前記認定のとおり、株式会社オガタ及び被告有限会社メガネの愛眼は、「メガネの愛眼チェーン加入契約」の解除によって原告登録商標1、2の使用権原を失ったものであるから、上記和解は、株式会社オガタ及び被告有限会社メガネの愛眼が、原告登録商標1、2又はそれらに類似した標章を使用できないことを前提としていたものというべきである。
(ウ) 甲第78号証の1・2・5・29・31、乙第3号証の1によれば、前記原告と株式会社オガタ及び被告有限会社メガネの愛眼との訴訟が控訴審係属中の昭和54年11月に、被告天神愛眼(当時の商号はP6商事株式会社)は被告登録商標1の出願を行ったこと、そして、和解成立後1年余を経過した昭和56年10月に被告登録商標1の出願公告がされ、同年12月には、これを知った原告が商
標登録異議申立てを行ったこと、上記登録異議手続の中で、原告は、昭和56年12月4日付の朝日新聞に天神愛眼グループがした広告(甲第78号証の29)を提出して、「申立人会社の組織する『メガネの愛眼チェーン』に属しない出願人会社の系列会社が、無断で「メガネの愛眼」、「愛眼」を使用し、本願商標(中略)の出願が、不正競争の目的を有するものであることを立証する。」としたのに対し、被告天神愛眼は、「本願出願人は知らないし、(中略)出願が不正競争の目的を有するという主張は否認する。」と主張したが、前件和解については何ら触れていないことが認められる。
 上記事実は、前件和解では、株式会社オガタ及び被告有限会社メガネの愛眼が、原告登録商標1、2又はそれらに類似した標章を使用できないことを前提としており、だからこそ、被告登録商標1の出願を知った原告が商標登録異議申立てをし、被告天神愛眼も、「メガネの愛眼」と「天神愛眼」の類否については主張するものの、前件和解については触れていないと考えると、理解しやすいところである。したがって、上記事実も、前記認定を裏付けるものということができる。
(エ) その他、原告登録商標1、2の出願前に「メガネの愛眼」又は「愛眼」という標章が被告らの商標として周知であったことを認めるに足りる証拠はない。また、被告標章1ないし3が福岡市周辺である程度知られており、被告らが、店舗外装の基調色を原告の店舗と変えるなどしているとしても、被告らが、原告登録商標1ないし3と類似する被告標章1、3を使用していることからすれば、被告光正は、原告の商品又は営業との混同を生じさせているというべきであり、被告らの前記アの主張は、採用することができない。
(参照参照)

 裁判所はどうも「上記和解条項第五項は、その文言からして、『メガネの愛眼』、『天神愛眼』等の使用を黙認する趣旨であるとは認められない」という立場のようです。
 「原告が株式会社オガタ及び被告有限会社メガネの愛眼に対して『メガネの愛眼』、『天神愛眼』等の使用を認めたと解することはできないというべき」ともあるので、あるいは法的に認められているか云々というより「メガネの愛眼」が「天神愛眼」に対して「メガネの愛眼」と使っていいよと認めたか認めていないかという話なのかもしれません。
 しかしそれならロゴだけでなくて「愛眼」という名前もやめろとなりそうなのですが、どうもそうはなっていないようです。
 いまだに「天神愛眼」は「天神愛眼」ですからね。

実は昔は仲良しだった

 証拠として認められたのかどうか分かりませんが、被告の主張の中にその手がかりになりそうな文章がありました。

1 被告ら天神愛眼グループの前身は、明治12年に福岡県甘木市で創業したP6時計店に始まるが、同店は、設立当初から時計、眼鏡の小売や修理などを行い、戦前には九州の同業者中最高の所得税を納めた実績があった。
なお、当時、P5商店は、九州地方においては、知名度も獲得しておらず、P6時計店にとっては、多数の出入卸売業者の一つにすぎなかった。
2 原告は、前身のP5商店の時代から昭和30年代後半まで、眼鏡の卸売を主たる業としており、小売を業とするP6時計店に眼鏡を卸売りしていた。
3 P7は、昭和26年ころから、P5商店から眼鏡等を仕入れるようになり、P5商店が開催する仕入得意先や販売先としての小売業者との懇親会に度々参加するなどするうち、次第に、P5商店(又は瑞宝眼鏡光学株式会社)にとって最も優良な取引先となり、P5商店代表者であったP5個人にとっても「九州の親戚」と言わしめるほどに親戚同然の付き合いをする人物となった。そのような関係を前提
として、P5とP1は、昭和42年10月ごろ、当時、まだ知名度も得ておらず、商標登録出願もしていない、独占的排他性のない「メガネの愛眼」という文字標章につき、包括的な相互使用の合意をし、互いに「メガネの愛眼」という名称を使用し、それぞれ独自の企業として企業活動をしていくことで、その名を広めて共栄していくこととした。
4 昭和42年11月26日、被告有限会社メガネの愛眼が設立されたが、その商号は、P6時計店の代表者であったP7が、原告代表者であったP5から、「メガネの愛眼」という名称を商号に使用してその名称を広めてほしいと勧められたことにより、決められた。原告が昭和43年7月9日に「メガネの愛眼」(縦書き)という原告登録商標1を登録出願するに先立ち、被告有限会社メガネの愛眼は、昭
和42年12月、福岡県筑紫野市に眼鏡小売店「メガネの愛眼」二日市店を開店して「メガネの愛眼」という標章の使用を開始し、その標章の下で、以後、原告とは全く別個に独立の営業体、企業体として、独自の立場で宣伝、広告等を企画、実行し、独自の商売上の信用と基板を獲得していった。被告有限会社メガネの愛眼は、昭和43年、福岡県職員互助会協力店に加盟するなど、業務展開を続け、福岡県下に「メガネの愛眼」の店名で、また、グループを形成していく過程では「天神愛眼」の店名で、店舗網を拡大していった。
5 原告は、昭和30年代後半以後、眼鏡の小売店を展開し、昭和40年代には、フランチャイズチェーン形式での店舗展開を始めた。

 実際は、もともと仲良くやっていたのがきっちりさせようとしたがゆえにややこしくなったということなんですかねぇ。
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