先週末、夕方のニュースで秋葉原事件の献花台に置いているお供え物を持ち去る人々がいると出ていました。 どうも隠しカメラを仕掛けて持ち去る人がいたらインタビューするという内容だったようです。 ちょっと不快だと思いましたが、あまり見ていなかったので分かりません。 ところが、今週はじめの朝の番組でも同じVTRが放送されていました(参照・参照)。 これは、僕の感じた不快感が一般的なものではなかったということなのでしょう。
で、ここで書くことにしました。 家庭ではお供え物はどうしてる?
一般家庭で仏壇や神棚にお供えしたものは、その後どうしていますか? ウチでは、家族みんなで頂いています。 これって、一般的なことですよね?
墓地やお地蔵様や街角のお供え物はどうなる?
墓地やお地蔵様や交通事故死現場などにもお供え物があったりしますよね。 あれって大抵そのまま野ざらしになっていることが多いです。 墓場なんかでは係りの方がいらっしゃる場合もありますし、お地蔵様や事故現場の場合は近所の人が善意で掃除をしている場合もあります。 そうしないと犬猫や鳥等に食べ散らかされる場合もありますからね。腐って異臭を漂わせることもあります。 が、結局ごみになります。
でも、ごみになる分はまだましなのです。こっそりと捨てればいいのですから。 問題は、缶や瓶などに入っているものです。 別に悪くなったわけではないのですから、捨てるのも勇気が要ります。
節度を守ったお供え物持ち去りは黙認されていた
だからこそ、昔から節度を守ってもっていく分には黙認されてきました(参照)。 お供え物は空腹や渇きに苦しむ人にとっての施し物でもあったわけです。
それなら、ご自由にお取りくださいと書けば良いじゃないかという人もいるでしょうが、そうもいきません。 気づかない間になくなってくれれば仏様がお食べになったと理屈が付けられますが、上げたとなると色々問題も起こるでしょう。 それに、もし仮に配った後問題が起これば、配った人たちの責任が問われかねません。
飽くまで困っている人がこっそりと自分の今必要な分だけ頂いていくのがベターなのです。
テレビに映っていた人々はどうだったか?
僕もあまり細かく見ていたわけではありませんが、テレビに映っている人々はそんなにたくさん持っていっていたわけではなさそうでした。 しかも、人目を忍んで夜中に持って行っていました。
逆切れしている人もいましたが、それも当然だと思います。 お供え物に手を出したい人なんていません。 僕も昔、お盆に海に流しているお供えが流れ着いていたのを発見してお金だけ頂いたことがありますが、すぐに返しました。 やっぱり何か悪い気がしますし、気味も悪かったですから。 お供え物に手を出すというのはよっぽどのことです。
自分が一番いやな気持ちがしているのに、何も知らないテレビスタッフから詰問されればいい気はしないでしょう。
お供え物持ち去りは窃盗罪か?
これらの番組では、お供え物の所有権は献花台を設置した千代田区にあり、持ち去りは窃盗罪にあたるという見解のようです(参照)。 まあ、弁護士さんがそう言うのなら、法律的にはそうでしょう。
しかし、この献花台に置かれているペットボトルは週2回掃除してもなんと1万本にも上るそうです。その多くは「ごみ」として処分されてしまうようです(参照)。 ごみになるのなら、困っている人が多少持っていってくれた方が助かります。しかも人助けにもなります。 たとえこれが罪だったとしても、恐らく設置者も警察も黙認を選ぶでしょう。 その方が合理的なのですから。
こうやって何者かが騒ぐことによって、そういったバランスが崩れてしまうのは良いことなのだろうかと思います。
テーマ:秋葉原無差別殺傷事件 - ジャンル:ニュース
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