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元々鉄道ブログですが、福岡県古賀市、新宮町、福津市の情報に移行、その後福岡市近郊の情報に寄り道した後、心理学と障害者福祉に関心を移しています。
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 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
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 今のところ、基本的に毎週日曜日に更新しています。
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古賀市議会での合併論議(3)
 鹿児島県警の機動隊員が勤務中にパトカーで17歳の女性と何やらやっていた問題は本当に驚きました。
 大変勇気がある警察官だと思います。

 しかも、この警察官は川内原子力発電所の警備を担当していたそうです(参照参照)。

 てか、原子力発電所ってこんな民間人が警備してるかと思った。
原子力発電所の職員(映画・太陽を盗んだ男より)(DVD)
 まあ、確かにテロの可能性とかもあるので警備は必要です。
 でも、一民間企業の施設の警備というのも若い警察官にとってはモチベーションが上がらなかったのかもしれませんね。

 しかし民間人の警備だと武器が持てないからテロ対策という点ではちょっと心もとない気がします。
 まあ、ここは海上自衛隊のエリート隊員のOBを警備員として雇用すればよいのではないでしょうか。
 体が凶器と言われるほどに鍛えているそうなので(参照)。

 真面目な話、指導者ってのは重要なんですね。

 で、今回も前回前々回に続いて古賀市議会会議録の閲覧と検索から古賀市議会における合併論議を見ていくことにします。

平成20年第1回定例会第4日

 今回は、2008年3月18日の古賀市議会平成20年第1回定例会第4日の岩井秀一市議の質問を見ていきたいと思います。

 議席番号1番の岩井秀一でございます。通告に従い一般質問をいたします。昼食を済まされ血液の流れが滞り、はなはだ悪い条件のもと、子守歌とならないように努力いたしますので、よろしくおつき合いくださいますようよろしくお願い申し上げます。
 私は昨年6月の一般質問において、合併に関する質問をいたしました。その2週間後に突然市長からの合併に対する提言がありましたが、今回もこの質問の後、二、三週過ぎたころに何らかの大きな変化や進展があることを期待しつつ質問に入ります。
 昨年7月10日の中村市長による福津市新宮町に対しての合併の提言は、新聞報道などによれば、両自治体のトップの反応は冷ややかに見えます。また、同じく昨年12月21日に行われた糟屋地区6町議会における合併協議会の立ち上げの採決においても、二つの自治体の反対により白紙撤回となりました。全国を見回しても、かつてのような活況もなく沈静化しているようにも感じます。そして、合併を終えた各自治体からも余り芳しい話は聞こえてきません。むしろ不便だとか、サービスの低下だとか、そのようなことばかりが大きく喧伝されています。
 複数の自治体が合併するのですから、新庁舎の位置が遠くなることや、仮に支所という形で維持されたとしても、職員が減らされることなど十分考えられます。また、部署ごとに統合され、今までは1カ所で済まされた問題が別の支所まで足を運ぶといった煩雑さが要求され、高齢者などには非常に不便きわまりないものという事例が見られます。本来、地方の自治体においては、その庁舎の周辺がその地域一番のいわゆる繁華街というか中心であり、行政効果が最も反映される場所でした。しかし、合併に踏み出した場合、その幻想は消えてしまいます。というか、消えていく場所が幾つも発生します。まちの中心がなくなるのです。だからこそ、その効果や影響を冷静にじっくり検討し、シミュレートする必要が我々には求められます。先を急いで判断を誤ることは許されません。そのことを深く肝に銘じておかねばなりません。
 合併に関するそれぞれの思いはあるでしょう。各部署や各団体における検討はそれなりに実施されています。その動きは小さくとも、大きな思いを持って活動しておられます。合併への関心がないのではなく、今を生きることに精いっぱいだということではないでしょうか。だからこそ、行政、とりわけ市長が先を見据えて、この古賀市のみならず周辺自治体をも取り込んだ道筋を示してほしい。くじけないでほしい。そのことをまず強調して続けます。
 昨年12月21日、私は同僚議員と粕屋町議会において、糟屋6町合併協議会設置審議の議会を傍聴しました。反対討論8名、賛成討論5名、残り3名の議員は発言されませんでした。採決に移り、その結果、賛成反対各8票となり、最終的に議長判断において反対と決しました。その結果は結果として受けとめねばなりませんが、反対議員の発言には少々落胆させられた一面もありました。裏糟屋とか表糟屋という表現のぜひはともかく、発言の中に南糟屋だとか中糟屋などという表現も飛び出し、経済的現実、歴史的認識、そして既成概念がそこにあることを痛感させられました。反対された議員の方々に共通していることは、「今」を強調しておられることです。確かに粕屋町は財政的な問題は少ないかもしれません。それはあくまで、「今」なのであって、確かにこの数年で大幅な財政下落などという危惧はないでしょうが、将来的に必ずしも楽観できることではないと思います。恐らく反対された方々の心の中にもその思いはあると思います。遠くばかりを見て歩いていたら足元の小石につまずくこともあるでしょうが、立ち上がってまた前を見れば自分の行く道は見えます。しかし、足元ばかりを見ながら歩いていたら、つまずくことはなくても行く道を見失ってしまうのではないでしょうか。
 さて、この22日に合併に関するシンポジウムが予定されています。それに先駆け、新聞報道が先行した感がありますが、市民による湾岸会議が結成され、活動を続けています。古賀市、福津市、新宮町、宗像市の住民の方々による合併問題を考える会なのですが、残念ながら必ずしも大きく盛り上がっているとは言いがたいのが現状です。しかし、活発な意見も多く、郷土を思う心は皆さん方の発言から伝わってきます。あくまで行政の目線ではなく、市民の目線で合併を考えようというスタンスで活動しております。そのような動きがたとえ小さくても存在することを御理解いただき、市民の声を広くくみ上げて施策に反映されることを強く要望します。今回のシンポジウムにおいても、白熱した議論や建設的な意見交換がなされることを期待したいと思います。
 合併が検討される場合、当然複数の自治体が存在するため、それぞれの自治体のそれぞれに公的機関や民間施設などが個々に運営されています。また、広域連合として既に各自治体が共同して運営している組織もあります。例えば、玄界環境組合や古賀高校などは既に広域で活動をしており、合併に伴う問題はないわけではないが比較的移行しやすいと考えられる。しかしながら、市民の命を守る重要な組織としての医師会の連帯や警察の所管などについては難航が予測されるのではないだろうか。例えば、仮に古賀市と福津市が合併した場合、粕屋署と宗像署の関係、粕屋医師会と宗像医師会の関係など、市が立ち入る問題ではないのかもしれないが調整は必要になると考えます。また、農協においてもJAという組織ではあるが、部分的な結合になることも十分考えられ、容易な問題ではありません。漁協の問題も新たに発生してきます。まさに合併経験自治体の経験や実情を調査検討する必要が迫られます。合併は数字の上でのシミュレーションだけではなく、また財政を主眼に置いた経済施策だけではなく、多面的な側面からの検討が強く望まれます。
 前回の一般質問にも取り上げましたが、現在宗像市と福津市は歩調を合わせて幾つかの事業を推進しています。「沖ノ島を世界遺産に」という活動は知られておりますが、加えて新聞報道で御存じのように九州実業団女子駅伝のコースとして名乗りを上げ、正式に決定いたしました。お互いに宮地嶽神社や宗像大社をアピールしたいとの発言もあったようです。また、宗像市江口(釣川の河口付近)に「道の駅むなかた」をこの春から開館します。民間の流通業経験者を店長として迎え、売り上げ目標7億5,000万円、初年度入館者を55万人と見込んでいます。また、宗像市単独事業ではありますが、将来的には福津市もかかわると予想されるのがドクターヘリの導入です。宗像市は離島を抱えているため、非常に切実な問題ではあったのでしょうが、これはまさに地域緊急医療サービスの向上にほかなりません。そのヘリがこの古賀市の上空を飛び、患者を乗せて和白病院へ向かうのです。どう思われますか。
 旧宗像郡とも旧糟屋郡の他の町との間にも連携に問題がないのか。取り残されているのではないかとの懸念を抱きます。どうも私には迷惑施設ばかりを押しつけられ、活力を失いつつある古賀市としか思えないのですが、私の思い込みや杞憂であってほしいものです。今こそ、今だからこそ、人的資源や環境資源、地理的資源に恵まれたこの古賀市の底力を発揮するときではないかと考えます。他の自治体とは決して敵対する必要もなく、情報を共有し、ふだんの交流を活発にし、ともに地域の発展のために共存する道を模索していただきたい。それにはもう合併しか残されていないのではないでしょうか。
 ところで、先日突然の発表がありました。古賀市において幹線道路である国道3号線と495号線以外を通行するすべての西鉄バスの路線を廃止するというものでした。市民の足であったバスの突然の廃止は、市民の生活を根幹から覆すものだと決して看過できるものではありません。バスの許認可において、廃線の認可が緩和された結果によるものでしょうが、たとえ1年間の猶予はあるものの、その影響ははかり知れないものとなります。
 ここで考えてみてください。仮に、廃線される路線のバスを何らかの手段をもって存続、維持させたとします。例えば、循環バスなどを走らせることも考えてみた場合、その経費を単純に計算しても、とても単独自治体で運営できるものではありません。近隣の自治体においても、現在独自にバスを走らせていますが、西鉄バスの廃止に伴い、新交通システムに移行するとの話もあります。しかし、楽観できる状況とはとても思えません。
 ですから、現在のレベルまでの運行は無理だとしても、これこそ広域で運営することを考えてもよいのではないでしょうか。短距離の運行での経費であっても、長距離の運行での経費であっても、1日当たりの人件費は大差ありません。もちろん燃費の上では大きな差が出てきます。一例として北海道帯広市ではBDF(バイオディーゼル燃料)でバスを走らせています。家庭で余った廃油でバスを走らせるのです。地域の特定の集積場所のみならず、バスの中でも油を回収して再生工場に集め、リッター当たり実に67.8円のコストだそうです。循環バスは採算が合わないと即断せずに知恵を絞って決断するときであり、そのためにも広域的な視野に立って、合併をもにらんで近隣自治体との対等な位置での協力体制を築いていただきたい。
 話は少しそれたかもしれませんが、今回の突然の発表を他山の石とせず、共通の問題提起として次のステップへと発展することに役立てていただきたい。ピンチをチャンスに変える、まさに時の運だと考えます。そして、厳しい言い方かもしれませんが、もはや1独占企業に気遣いながら市民の足の回りを考えるような時代ではないこともつけ加えておきたいと思います。

 さて、本年2月20日に九州経済懇談会が大分市で開催されました。この席上、御手洗経団連会長は会見で道州制について次のように言及しました。「アジアに近いという九州の有利さを利用して経済発展するためにも、アジアとの人的交流や資本交流を拡大すべき。そのためにも九州道としてパワーアップすることが必要」と指摘しました。福岡から東京に行く時間や距離で東アジアの多くの都市に行くことができます。この地の利を活用しないのは大きな損失です。経団連会長の発言には全く同感であり、力強い後押しだと感じます。
 それに合わせて、同じ日に九州経済調査協会は九州7県が道州制に移行した場合の経済効果の想定結果を発表しました。驚くことに、実に7年後の2015年に、道州制へ移行し積極的な経済活性化策を進めればという条件はあるものの、全国水準を上回る経済成長を達成し、全国との所得格差が縮小して九州の人口はふえると結論づけました。道州制導入後10年間を見ると、産業基盤整備を進め、コスト削減に努め、有効に再配分することを前提に、個人消費や設備投資、地域内総生産などの経済指標や人口変化を予測し、経済成長率を推計すると、2025年までの経済成長率は平均で2.1%と全国平均の1.7%を上回り、一方現状のままでは成長率は0.9%と全国平均を大きく下回ると推計しました。その経済成長によって全国との所得格差が縮小すれば、九州への転入者数がふえ、平成25年時点で現在より約3万人の転入超過になると推測されています。導入しなければ7万7,000人のマイナスになると結ばれています。これは統計上の数値に過ぎないかもしれません。とはいえ、そのスピードには疑問も残るが、あながち大きな間違いではないと推察します。やはり行くべき道は決まっているのかもしれません。未来に向けて誇れる郷土を残すことが、今生きる我々の大きな使命であろうと思われます。やはり、合併は避けて通れない究極の行財政改革だと確信しております。
 ところで、3月4日の市長の施政方針を楽しみにしておりましたが、合併に関する発言は「市町村合併の可能性も模索する」とわずか14文字で片づけられました。この中で、「可能性も」という表現ですが、「可能性を」という表現に比べ、はなはだ消極的に感じられます。市長の心の中で合併に対する意欲が失われつつあるのではと悩んでおります。いかがでしょうか。その答えを合併シンポジウムの会場で聞く前に、きょうこの場でお聞かせ願いたい。
 昨年6月会議に引き続き、合併問題について質問します。決して急ぐことなく、確かな歩みが望まれるが、究極の構造改革としてその重要性を認識し、次世代へつなぎたいとの思いを込め、1、糟屋6町の12月議会の結果をどう評価し、どう判断するのか。
 2、古賀市及び周辺の自治体での住民の合併機運を把握しているか。
 3、各自治体単位で存在する組織の合併後予想される問題点と、それに対応する施策の検討は。
 4、福津市と宗像市が現在協力して事業を推進し、提携を強化しているようだが、対応や方策の有無。
 5、道州制の導入について、九州経済調査協会は7年後の移行をもとに推計結果を発表したが、所感は。
 6、合併の対する市長の決意を問う。
 なお、22日のシンポジウムの盛況を心より願っております。

 岩井市議のご意見いちいちもっともです。
 まあ、「それにはもう合併しか残されていない」というのには異論もありますが。
 長いのでとりあえず先に進みます。

 ちなみに22日のシンポジウムというのはこれですな。

 中村隆象古賀市長の答えです。

 岩井議員の御質問、周辺自治体との合併問題についてお答えいたします。
 第1点目についてお答えいたします。糟屋6町の合併構想については、昨年12月議会において法定合併協議会設置の可否を問う議案が4町で可決、2町で否決されました。その結果については、住民の意識や財政事情など、それぞれの町が置かれている実情の結果であると認識しております。しかし、これからの地方分権時代に向けて、自治体としての体力をつけていくことは重要でありますので、今後合併協議会設置に向けて、6町が住民説明会などを通して意見交換や議論されたことは意義があったと感じておりますし、今後の動向についてはこれまで同様、注視していきたいと考えます。
 第2点目についてお答えいたします。合併の実現には住民の機運の高まりや盛り上がりが不可欠であることは言うまでもありません。古賀市において、昨年11月には合併のあり方を研究する住民グループ「市民湾岸会議」が発足するなど、今後住民主体による合併についての議論が高まっていくことを期待しています。
 第3点目についてお答えいたします。今後、さらに合併が進んだ場合、これまで郡などを単位として広域的に組織されていた警察署や医師会などは新たな枠組みづくりが求められてくると考えます。これらの組織は市民生活に直接かかわりのある機関であるだけに、市町村合併の動きなどと密接に連携すべきであると考えます。仮に、古賀市とどこかの自治体との合併が実現し、これまでの枠組みで対処できないような広域的な問題が発生する場合は、先進自治体の取り組みなどを参考として、その対応策について研究してまいりたいと考えます。
 第4点目についてお答えいたします。世界文化遺産の登録を目指すとともに、九州実業団女子駅伝の誘致が決定されるなど、宗像市と福津市両市が協力して取り組まれておりますが、一つの自治体で実施するよりも複数の自治体で協力したほうが効果があると考えられる事業については、古賀市においてもこれまでいろいろな枠組みで取り組んでおるところでございます。
 第5点目及び6点目については、あわせてお答えいたします。道州制によって市民に一番近いところにいる基礎自治体である市町村の役割は一層重要になってくるとともに、地方分権もさらに進んだ形になると考えます。そのときのためにも今後体力のある自治体を目指す手段として、合併に向けて積極的に取り組んでいくことが必要であると考えます。私の考え方の中では、地方分権と道州制と合併は一体不可分であると考えております。九州府構想が今盛んに取りざたされておりますが、中央から見れば、九州全体は人口も1割、経済規模も1割、いわゆる日本の中の1割の地域でしかないわけでございます。しかし、これを世界的に目を広げてみますと、九州の人口、経済規模、面積等々はちょっと足りませんけれども、ほぼオランダ1国に相当する力を持っております。もし九州府が実現し、九州府として独自の政策、例えばアジアへのゲートウェイとしての独自の政策を打ち出すことができれば、さらに九州は発展すると思いますし、それが日本全体の発展にも寄与するものと思います。そういう形で、九州府が模範になり、あるいは成功例となって、日本全国の道州に広がることが今後の日本の発展につながるものと信じております。しかも、その道州制を実行あらしめるためにも、基礎自治体である我々は、一声で言えば10万人以上の規模を持って地方分権、あるいは道州制の受け皿となる行政力をつける必要があります。そこが、私が地方分権と道州制と合併は一体不可分であるいうゆえんでございます。
 しかしながら、合併が必要であるとはいっても全国的に見れば、合併困難な自治体も数多くございます。しかしながら、古賀はそういう面では非常に恵まれておりまして、合併についての困難さは、ゼロではないと思いますけれども、非常に合併しやすい状況があると思います。ですから、私は昨年の7月に福津市、新宮町との2市1町の合併に向けての提言を行い、2市1町が対等な立場で相互の立場を尊重し、合併を進めていくことが現時点では最良の選択であると考えます。この思いは今なお私の中ではいささかも変わっておりませんし、今後も粘り強く信念を持って合併の実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。しかし、これは相手もあることでございますので、古賀市の思いだけが余り突出して乖離するようなことがあっても、結果的に余りいいことではないと考えておりまして、福津市、新宮町の思いと歩調を合わせながらやっていくことも重要であると考えております。

 続いて糟屋郡6町の合併について岩井市議が尋ねています。

 それでは、まず糟屋6町の12月議会の結果について再質問いたします。結果的には4町が合併法定協議会設置に賛成でしたが、そのうち圧倒的に賛成多数であったのは須恵町と宇美町です。賛否が均衡していたのは篠栗町と志免町。ともに賛成が1票多かっただけであります。反対は久山町と粕屋町で、久山町はともかく、粕屋町では議長採決によるものであり、単に6町の議員数を比較すると、6町の議長を除く議員総数は51名です。反対議員の数は30人になります。この結果を民意のあらわれとした場合、合併に対してはかなり難しい状況であったと思われます。どう考えられますか。

 これに市長が答えます。

 まずは、基本認識として現状を分析しますと、6町合併がかなり厳しい状況であるということは同感でございますが、これはやはり先ほど岩井議員も発言の中でおっしゃっておりましたように、やはり今だけを見てものを考えてはなかなか合併ということに対して理解は得にくいと思います。その辺を説得するのはやはり行政、あるいは市長、町長、あるいは議員の役割ではないかと思います。

「今だけを見てものを考えてはなかなか合併ということに対して理解は得にくい」
 つまり僕みたいな慎重派は今しか見ていないということなんでしょうか。

 と絡むのはやめて岩井市議が再度尋ねています。

 市長の口から今だけを見てあるというお答えをいただいたのは非常にうれしく思います。
 続きます。先ほども申しましたが、経済的に余裕のある町の反対が目立ちましたが、とはいえ財政力もやっぱり合併なりいろんなことに際しては重要なファクターだと思います。現在の古賀市の財政力を相対的にどう評価しておられるか。他の市町村からは「古賀市は財政状況が悪い」という声をよく耳にします。市長は3月議会冒頭で、この表現がいいのかどうかはあれですけど、まんざらでもない旨の発言をされました。できるだけ具体的にお答え願えればと思いますが、いかがでしょうか。現在の財政状況をどう評価しておられるか。

 市長が答えます。

 決して優良とは言えませんけれども、古賀市の財政ですね。この第3次行財政改革を実行すれば、かなり安定した自治体になれると思います。このままいけば危機的な状況になるという認識は変わっておりませんし、そのようなことには絶対したくないと思っております。また、周辺市町と比べて、例えば古賀市の基金の状況、金額等々だけを単純に比べてみると、余りいいという状況ではございません。しかしながら、これまで古賀市が営々と何十年の間にやってきましたインフラ整備の状況等々を見てみましても、例えば古賀市は公共下水などはほぼもう完成に近いところまできておるわけで、そういうことを総合勘案すれば、古賀市の財政状況が周辺市町と比べて、これは相対的な問題で悪いというふうには言えないと思います。

 下水に関してはその通りだなぁとおもいます。
 確かに福津や新宮に比べ、古賀は公共下水道や文化施設の整備はかなり先行していたように思えます。
 図書館なんか福岡県で2番目らしい(参照)ですからね。どういう2番目か知りませんが・・・
 しかも一時期までは建物を流用していましたから、箱物批判も当たりません。
 数字よりは財政状態が良いのではないかとは思います。

 で、岩井市議も続けます。

 古賀市以外の福津市、それから新宮町、宗像市にしても数字上はいろいろよしあしが出ていますけれども、やはり平成20年度からですか、損益勘定、いわゆる決算が新しいタイプに変わると思いますので、それでまた新たに検討してみたいと思います。
 続きまして、県の合併支援室長の話では、過去にも法定協議会設置案が否決された後に、再提案して可決した例があるとのことですが、議会終了後に関係町の町長らが協議した結果、白紙に戻さず検討を続けるということになったようです。6町がですね。今後の可能性も含め、それをどのように考えるかということと、糟屋6町に対して何らかのアプローチをされますか。

 市長が答えます。

 まず、後のほうから答えますと、私が古賀市、あるいは古賀市長の立場として、糟屋6町の合併問題に対して何らかの働きかけをする立場にはないと考えておりますが、よそごとながら合併しないでこのまま6町のままいくということもかなりまた厳しい将来が待っていると思いますので、何らかの形での合併の推進が望まれるのではないかというふうな意見は持っております。

 まあ、糟屋郡6町の合併に口をはさむ道理はないでしょう。

 ところが、岩井市議には遠大な意図があったのです。

 結論として、糟屋6町との合併は考えておられないんだと思うんですけど、立場にないとおっしゃったんですが、新宮も古賀市に隣接しています。ということは久山町も古賀市に隣接しておりますね。ですから、考えの中で久山町のことを合併の対象に考えられたことはございませんか。

 ありましたね。古賀・新宮・久山合併論。一時期かなり有力だったようです(参照)。

 これに市長が答えます。

 職員のワークショップといいますか、ワーキンググループでも合併のケーススタディーをしております。その中には久山町との合併のケーススタディーの例もございまして、絶対に金輪際あり得ないかと言われますと、これはもう将来のことですから、いろいろ流動的な要素はあるかもしれないと思っております。

 岩井市議は別の合併の利点についても尋ねます。

 ありがとうございます。各自治体に独立して存在する公的、民間にかかわらず、組織について再質問いたします。古賀市舞の里地区と福津市有弥の里地区は道幅6メートルほどの距離で隣接しております。先ほどの回答で警察署が取り上げられましたように、当然福津市は宗像署管内であり、我が古賀市は粕屋署管内です。もし、合併が行われると古賀市の所轄はどうなるのか。それは今わからないと思いますが、どうなるのか。ただ、宗像署管内ということになれば、例えば懸案の免許証の受領に関しては改善されるでしょう。市が介入する問題ではないことは十分理解しますが、その辺のところをもう少し具体的といいますか、考え、対応されることについてお考えがあればお聞かせ願いたいと思います。

 確かに現在の粕屋警察署管内だと、免許の更新は福岡市南区花畑にある免許試験場に行かないといけません。
 あそこがまた、公共交通機関はバスしかないわ、渋滞するわ、駐車場に入れないわ、何より古賀から遠いわでかなり不評です。
 以前からいくらか近い粕屋警察署で更新させてぇなという声は根強くありました。
 宗像警察署管内になれば、宗像警察署で更新できるようになります。

 これに中村市長が答えます。

 これは市のほうが決定する問題ではありませんので、その場合、古賀市が仮に福津市と合併したときに、宗像署管内に編入されるかどうかというのはわかりませんが、もしそうなれば免許証の問題は半自動的に解決する問題でございますし、それ以外の枠組みになったとしましても、この免許証交付の問題は合併することによってかなりいい影響が出てくるものと期待はしております。

 続いて、医療問題に関して岩井市議が尋ねます。

 市が介入する問題ではないという話ですけれども、同じような例かもしれませんが、医療機関についても質問させていただきます。やっぱり医療機関についても同様の問題が発生する可能性があります。現状として古賀市及び周辺には国立病院、古賀中央病院、北九州古賀病院、水光会病院、宗像医師会病院などの大規模な施設がたくさんございます。小児科を標榜しておられる医療機関も古賀、新宮、福津の3自治体だけでも24カ所存在しています。2次救急医療施設では古賀市だけでも8カ所ございます。今盛んに問題になっている救急医療において、受け入れ拒否だとか飛び込み出産などの問題はぜいたくを言えばきりがありませんが、古賀市を含む近隣自治体では大きな問題には至っておりません。しかし、近い将来、地域間格差などにより医師不足が懸念され、同様の事態を招く可能性は否定できるものではありません。
 組織という点から検討してみると、国立病院は除外しても、お答えのように医師会の問題では新たな枠組みが求められることが考えられます。例えば、宗像市にございます宗像医師会病院は社団法人組織であり民間施設ですが、その運営は医師会立であり、医師会会員からの拠出をもとに経営運営されております。合併により組織の分割や統合などということになれば大変な問題が生じてきます。合併を検討していく過程の中で、たとえ立ち入れない組織であってもかかわらずに済ませることはできないと考えますが、やはり警察と同じような感じですが、どういうふうに考えて対応されるおつもりでしょうか。もし合併の方向にいった場合ですね。

 中村市長が答えます。

 医師会組織の問題も、これは行政が介入するということは非常に難しい問題があると考えておりますし、その辺は医師会が自主的に将来のことも考えて、いいやり方を検討されるべきであろうと思います。ただ、自治体行政としましては、どういう形になろうとも住民サービス、住民の安心安全を確保するためには医師会とも必要な協議は行っていく必要があると考えております。

 岩井市議が再度尋ねます。

 先ほどドクターヘリの話を持ち出しましたが、離島を抱える宗像市としては本当に切実な問題だと思います。ところで、古賀市の市民も釣りや海水浴などで大島や地島を訪れる機会が非常に多いと思います。最悪の場合、ドクターヘリを使わざるを得ないようなことも予想されます。お答えのように、一つの自治体で実施するよりも複数の自治体で協力したほうが効果がある事業ととらえ、宗像市との提携や共同運営の考えはドクターヘリに関してはございませんか。

 中村市長が答えます。

 今後の検討課題として取り組んでいきたいと思います。

 岩井市議の引出しの多さには驚きますが、次は漁業問題です。

 将来といいますか、救急医療のやっぱり最先端のものだと思います。県のほうもいろいろそういうドクターヘリを……。県だけじゃなく全国的にこういう動きがあると思いますので、できれば検討していただきたいと思います。
 これはちょっと私は自分の思いがあって聞くんですが、現在古賀市には漁業共同組合がありません。もし仮に、仮の話で申しわけありませんが、福津市との合併が進めば当然この問題もクローズアップされてきます。そして、今新聞、テレビ等で盛んになっておりますが、サケの遡上が話題になっています。古賀市でも昨年サケが1匹上がってきましたが、古賀市の河川における漁業権の再検討も必要になってくるのではないかと考えます。そのことについてお考えをお聞かせ願います。要するに、古賀市に漁業組合はありませんよね。ところが、福津市と合併した場合に当然漁業組合ができるわけだし、そうすると、結局今現在の花鶴川という川の漁業権の問題なんかがいろいろ変わってくるんではないかと考えます。もしよろしければその辺、おわかりになれば。わかる範囲で結構です。

 中村市長が答えます。

 ちょっといつごろの年代が失念いたしましたけれども、昔は古賀町にも漁業権があったものを放棄したという歴史がございますので、また復活ということになるかどうか私もちょっと判断がつきませんし、合併すれば福津にも新宮にも漁業組合がございますので、そことの関係において古賀市の漁業権をどうするかということについては、また新たなる検討が必要ではないかと思っておりますが、その形についてはちょっと今の段階では予測ができかねます。

 確かに江戸時代あたりに古賀の漁業従事者が福間と新宮に統合されたと町史か何かに載っていたような気がしますが・・・。
 近いうちに古賀町史を買いたいと思っていますので、調べたいと思います。
 思っているだけだけど。

 岩井市議はまた別の話題です。

 話は少し変わります。沖ノ島を世界遺産にという動きがあることは御存じでしょうが、今月5日から宗像市のホームページに仮想博物館として「沖ノ島バーチャルミュージアム」が完成して公開されています。動画を駆使し、島内を散策できる疑似体験コーナーを設けるなどして、島全体を解説しております。世界遺産登録に向けての応援システムと言っていいと思います。宗像には「宗像は一つ」というような思いが昔から培われてきた土壌がそこにあります。そのような思いやこのような一連の宗像市、福津市の動きに対しての素直を思いをお聞かせ願いたいと思います。

 市長が答えます。

 宗像市、あるいは福津市もそうですけれども、それぞれの立場、それぞれの地域の資産を100%活用して地域おこしをするということについては、心から声援を送りたいと考えております。

 岩井市議の質問です。

 宗像市の釣川の河口付近に「道の駅むなかた」が開館することは先ほど申しました。敷地面積が1万4,000平米、建物が1,500平米、約200台の車の駐車場を備えております。物産直売所やレストランも運営するそうですが、農産物はもちろん、鐘崎、神湊の両漁港から直送される新鮮な魚介類をそろえ、盛況が予想されます。現在、この495号線沿いに「あんずの里」、また福津市は、上西郷にふれあい広場ふくまが営業中です。この二つの直売所の売り上げは、福津市議会での回答ではあんずの里が約5億円、上西郷のふれあい広場ふくまが4億9,000万円とのことなんですが、特にあんずの里の来店客の約60%は北九州からとのことです。当然、道の駅むなかたのそばの495号線を通ってくる方がかなりおられます。ですから、ほかのあんずの里だとか上西郷ふれあい広場ふくまの客数の減少は容易に推測できます。
 ここで私がこういう話をするのは、問題なのは道の駅むなかたの所在地は宗像市なんですが、ここに納品する農産物について、宗像市のみならず福津市の農産物も納入できるということです。規模も大きくて客数が多く見込まれれば、当然あんずの里に納入していたもの、上西郷ふれあい広場ふくまに納入していたものを道の駅むなかたに納入するのは経済の論理にしたら当たり前だと思います。また、福津市の二つの施設の存続にも当然影響してくるでしょう。そして、何といっても我がコスモス館への影響も全く例外ではないかもしれません。もし、これが仮に道の駅もあんずの里もふれあい広場ふくまも全部一つの組織の中で運営するんであれば、それぞれのすみ分けをして、商品の回転をして、情報の共有や販売員の教育などを図って共存共栄できると思うんです。だから、結局そういう共存化させていくことによって物流量も増加して、より地産地消も進んで、そういう動きも高まると思います。やはり合併が望まれると思いますが、そういう観点からご意見等がございましたらお願いします。

 統合という話にならないのはさすがです。
 でも面白いですよね。

 中村市長が答えます。

 私は合併効果の一つの例として、おもしろい視点だと思います。例えば、極端な話、これは仮の話ですけれども、宗像市、福津市、古賀市が合併したとして、古賀市のコスモス館、福津市のあんずの里、宗像の道の駅むなかた、これが連携するというよりもそれぞれ商品の特色を出して運営すれば、各自ばらばらで勝手にやるよりは全体としての経済効果が上がるということは十分考えられますし、それは合併によってかなりそういうことでやりやすくなると思います。しかし、現状でもある程度の調整は可能でありますから、それはできる範囲でやったらいいと思います。

 岩井市議が尋ねます。

 品物の地産地消を進める上では、やっぱり古賀市の造産物をより効果的にほかのそういう道の駅にも出せるようなシステムがあればいいと思います。
 先ほど、突然の発表と私が言いました西鉄バスの運行打ち切りについて、市民への影響ははなはだ大きいものだと考えます。これを広域的に見て、合併を視野に入れながら他の自治体と協調するお考えはありませんか。先ほどと同じく私は発想の転換を図る時期ではないかと考えております。これはピンチではなくて同時にチャンスだと私は思っています。広域連合事業の数を徐々にふやしながら、ふだんからのつながりを育てることが合併には近道だと考えておりますが、いかがでしょうか。

 新宮はもうコミュニティバスを運行していますからね。
 新宮と共同運行できれば面白そうです。
 新宮と古賀を通る路線も廃止が決まっていることですし。

 市長が答えます。

 これが一民間企業の事業であれば、市町村合併、またがっての広域的な、あるいは効率的な運行形態というのは自動的に可能でございますが、一たんそれが廃止されますと、各自治体ごとにこのコミュニティバスを運行することになりますと、どうしても市境、町境というものが出てきて、理屈的にはうまく調整すればいいようなものでございますが、実際にはなかなかその辺がうまくいかない。ひいては非効率な交通体系になってしまうということはままあることだと思いますので、そういう面も、もし合併すれば何も心配なく最適な最も効率のいい運行体系が組みやすくなるということはもう事実だと思います。

 岩井市議が尋ねます。

 時間も長くなってしまいましたが、あと2点ほど聞かせてください。合併は行政や議会や一方的に声を上げてなし得るものではなく、住民の方々からの合併に対する機運の高まりが最善の道筋だと思います。確かに現在古賀市において大きな動きは見られませんが、小さな集まりや隣近所の話として合併問題は存在しております。そこで、啓発の意味でもアンケート等を実施する予定や意思はあるのでしょうか。アンケートが多過ぎるという声もありますが、その重要性からして、せめて今回のシンポジウム会場においてでも実施していただきたいがどうでしょうか。市長にお尋ねします。

 シンポジウム会場でのアンケートは母集団に偏りがありすぎると思いますが・・・
 市長が答えます。

 一つのおもしろい御意見として検討させていただきたいと思います。ただ、アンケートというのは全市的にやるとすれば、これはタイミングというのは非常に大事であると考えております。

 市長はなかなか老獪です。
 今やれば合併しないでも良いというのがほとんどになるでしょうからね。

 岩井市議が尋ねます。

 最後になります。最後に、市長の合併に対する強い決意、思いを再度お聞かせ願いたいと思いますが、本当に2市1町がベストなのか。宗像市も含めた3市1町なのか、そこを明確に表明していただきたいと思いますが、最後の答弁を求めます。

 中村市長が答えます。

 合併に対する決意は変わってはおりません。ただ、私があえて2市1町と申し上げたのは、やはりそれなりの歴史的な背景もあると考えております。確かに宗像市との合併の可能性もありますし、「宗像は一つ」という言葉もありますけれども、「糟屋は一つ」という言葉もあり、今後、糟屋郡との合併の可能性がゼロかというと、それはあるわけでございます。そういう中で、あえて現在の状況からすれば、2市1町の合併が私は最適であり、なおかつ一番実現の可能性が高い案であると考えております。

 ふー疲れた。

 次回は合併慎重派の登場です。
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Keyword : 古賀市 福津市 新宮町 合併 福津市・古賀市・糟屋郡新宮町合併問題

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