湾鉄調査部
興味ある事を興味あるままに調査しています
広告


プロフィール

therapie

Author:therapie
 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
 筆者転居のため、最近は福岡市内の情報をメインに書いています。
 自分の興味が向いたものを、自分勝手に調査しています。
 今のところ、基本的に毎週日曜日に更新しています。
 お問い合わせはメールフォームからお願いします。



最近の記事



カテゴリ



最近のコメント



最近のトラックバック



ブログ内検索



月別アーカイブ



RSSフィード



リンク


ブログパーツ類
あわせて読みたいブログパーツ

にほんブログ村 地域生活ブログ 福岡情報へ
にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村 鉄道ブログへ

ジオターゲティング


検索






Join the Blue Ribbon Online Free Speech Campaign


古賀市の図書館が民間委託?
 以前司書教諭について書いたことがあります。
 学校図書館は、学校図書館法という法律によって設置され、そこには司書教諭という専門の先生を置かなければならないことになっています。
 ところが、この法律には「当分の間」司書教諭を置かなくて良いとなっているので、実際に司書教諭を置いている自治体は少ないのが現状のようです。
 確か古賀市の場合は町立図書館(現在の市立図書館)と共通の司書(図書館で働いている専門職)の人が常勤でいらっしゃいましたが、司書教諭の資格があるかは知りません。
 まあ、図書館学的には専門度は司書のほうが高いのでしょうが。

 鹿児島では、臨時職員に近い形で置かれている学校に勤務しましたが、場合によっては図書館担当の先生がすべて見ている所も少なくないそうです。

 その古賀市の学校図書館がピンチだそうです。

<古賀市の市立図書館・市立学校図書館>

 以前書いたように、古賀市の図書館には長い歴史があります。
 また、先に書いたように学校図書館の専門家(司書教諭)であるか定かでありませんが、正規職員の図書館司書(市立図書館と共通人事)が学校図書館に常駐しているのも特筆すべきことのようです。

 確かに図書館の図書購入には長期的な視点が必要で、安定して働く人を確保する必要があります。

<福岡県内の学校司書の配置状況>

●正規職員の学校司書を配置している自治体

 古賀市と筑前町(2自治体)

●正規職員と嘱託、臨時の学校司書を配置している自治体

 大牟田市、柳川市、大川市、小郡市、宇美町、新宮町、粕屋町(7自治体)

●嘱託臨時の学校司書を配置している自治体

 福岡市、飯塚市、田川市、八女市、筑後市、行橋市、中間市、筑紫野市、春日市、大野城市、宗像市、前原市、福津市、朝倉市、みやま市、篠栗町、志免町、須恵町、久山町、水巻町、遠賀町、志摩町、大刀洗町、大木町、広川町、星野村、苅田町、吉富町(28自治体)

●学校司書を配置していない自治体(8自治体)
(古賀の図書館を考える会の講演会に約90名参加)

 これら市立図書館と市立学校の学校図書館に財政改革の波が押し寄せているようです。

<財政改革の波と古賀市の図書館>

 今更ながらという感じもしますが、古賀市は財政改革の一環として、図書館と学校図書館についても見直すことにしているようです。
 具体的には、市立図書館については2008年度中に指定管理者制度導入を検討。
 学校図書館については2010年4月からの職員の嘱託化を検討。ということのようです。

<古賀市での行革の中での図書館の扱い>

●市立図書館については、時期について明示はされていないが、指定管理者制度導入などを検討し、2008年度に実施方法や時期などを決めるとなっています。2008年度中の検討が重要で、市民、議会の声を強くあげる必要があります。

●学校図書司書については、2010年4月の嘱託化に向けて2008年度2009年度を準備期間とするとなっています。しかし、私が昨年12月議会で一般質問で取り上げ、2年間時間をかけて検討すること、もし嘱託化で後退するようであれば見直さざるを得ないという教育長や市長の答弁を引き出しています。市役所職員の労働組合は、嘱託化の是非について方向性が出ない間は協議応じられないと市長に回答しています。これも2008年度の検討が重要で、市民、議会の声を強くあげる必要があります。
(古賀の図書館を考える会の講演会に約90名参加)

 市側は、図書館や学校図書館も見直していくことを再三言っていたようです。

 ここでいう各種公共施設とは、具体的にどの施設なのかを質問します。図書館や中央公民館等が対象となるのであれば、はっきりと明記して市民の意見を聞くべきだと考えます。

 必要性を検証する対象施設は、すべての公共施設です。
 各種公共施設は、その施設設置目的に照らし、利用実態、現状で市が行う必然性、有効性、効率性などの総合的な判断を行って参りたいと考えております。その検証結果を基に、各種公共施設
の廃止・統合・有効活用を検討し、実施計画として取りまとめて参ります。
 なお、実施計画の実行にあたっては、議会の審議を経て実施して参ります。
(参照)



学校給食センター、図書館、中央公民館、歴史資料館、保育所(鹿部、恵、久保)についてどう考えているのか質問します。また学校図書司書についてどう考えているのか質問します。

 民間委託等の推進については、全公共施設、全事務・事業を対象に検討して参りますので、ご質問にあります学校給食センター、図書館、中央公民館、歴史資料館、保育所、また学校図書司書業務についても、民間委託等について検討して参ります。
(参照)



 具体的にどの事業でどれくらいの削減額を見込んでいるのかについて質問します。
 また、あわせて図書館や給食センター等はどこまでを民間とするかについて質問します。仮に全てを民間委託等とするならば、古賀市としてその事業についての理念を市民参加でつくり、評価する機関として協議会や審議会を設置することが必要であると思います。

 この大綱(案)は、平成22年度に見込まれる赤字額を解消し、持続可能な財政構造の確立、簡素・効率的な行政経営、市民との共働によるまちづくりを実現するための改革の方向性、目標及び実施すべき主要な取組事項を示したものです。
 大綱を基に実施する取組については、実施計画として取りまとめ、公表して参ります。
 なお、民間委託等の推進における検討対象施設は、全公共施設としております。
 また、民間委託等を行う際は、民間委託等を評価する方法について検討して参りたいと考えております。
(参照)



 民間委託等については、図書館、市立保育所、給食センター、公園管理、市営住宅の管理、税徴収業務などが考えられますが、いかがでしょうか。

 この大綱(案)は、平成22年度までの市が取り組む行財政改革の指針として位置づけしているものであり、今後はこの大綱にある行財政改革を実現するための実施計画を策定することにしております。
 なお、民間委託等の推進における検討対象施設は、ご意見にあります施設を含めた全公共施設としております。
(参照)

 見直しに聖域などはなく、つまりは図書館や学校図書館も例外ではないということなのでしょう。
 しかしこういうときに俎上に上がるのはいつも現場に近い所ですね。
 一般行政職を聖域にしないのはおかしいような気がするのですが。

 で、最近も市議会で話題になったようです。

奴間 健司 ① 参院選挙結果の評価と中村市政への影響について
② 図書館等の指定管理者制度、民営化は慎重に検討すべきではないか 市長 教育長
(平成19年古賀市議会第2回定例会一般質問通告件名)


<図書館には専門的な職員が必要だが民間では可能か?>

 図書館運営には長期的視野が必要なのは間違いありません。
 きちんとした専門職員が必要なのも言うまでもないでしょう。

 しかし、それが民間では出来ないのかどうなのかというのも議論が分かれる所ではないかと思います。

 前掲の記事にはこうあります。

<配布資料から・・・指定管理者になって何が起きたか>

●北九州市では5館が民間委託され、年間5900万円の経費が浮いたが、利用者から、「以前あった初版本が廃棄された」、「地域関連の専門書が減った」との声が相次いだ。

●全国初の民営化図書館となった「山中湖情報創造館」では、NPO職員7人の平均年収は180万円。館長は無給。生活費が足りず、ファミリーレストランでアルバイトする人も。

●指定管理者となった企業の関係者の中には、「図書館報に無料貸出の原則があり、創意工夫の範囲は限られ、入館者が増えれば赤字になる。うまみのない事業」と言う声もある。

 2つ目の件。
 確かに、図書館で働いている人の給料が安いというのは僕たち働く人間にとって他人事ではない問題です。
 ただ、年収180万円だと僕たち福祉関係でもありがちな額です。
 それで税金の支出が抑えられるのであれば、多くの市民は容認するでしょう。

 先行事例などをよく研究して、きちんとできるのであれば指定管理者導入や嘱託化はやむをえないと思います。
 反対に、問題があるのであればやめるべきでしょう。

 先入観なしにきちんと検討することが必要です。

<そもそもいい図書館とは何か?>

 そして、前後しますが最初の件。
 古賀市立図書館は、現在でも昔の本が廃棄されつづけています。

 駅前から移転して広くなり、新規図書の購入費も増えたのでしょう。新しい本は沢山入るようになりましたが、その反面、古い本はどんどん捨てられるようになってきました。
 図書館に行くと、古い本を「ご自由にお持ちください」と書かれて箱に詰められて晒されているのをよく見ます。

 もちろん、貸し出し実績が少ないとかいろいろな基準があって廃棄する図書を決めているのでしょう。
 古い本を捨てなければ新しい本を置く場所がないのでしょう。

 しかし、10年に1回しか借りられない本でも、背表紙が痛んでボロボロの本でも、人によっては貴重な資料です。
 むしろ、本屋に行けば買える新刊書の方が図書館にあるべき価値のない本なのではないかという考え方もできます。

 僕個人の意見ですが、図書館は本を廃棄すべきではないと思います。
 廃棄するような本は買うべきではないと思います。

 廃棄するような本は、立ち読みするかブックオフに買いに行くかすべきであって、図書館に読みに行くのは筋違いだと思うのです。

 まあ、多くの市民にとっては新刊本がタダで読める図書館の方がいい図書館なのでしょうが。

 そして、才津原哲弘氏が、「図書館をいのち育てる場に~住民とともに育つ 図書館をめざして~」という演題で講演を行いました。

「本物の図書館を」とお話しする才津原さん

 才津原さんは次のようなお話をしてくれました。

①歩いて利用できる図書館があって初めて図書館ができたといえる。中学校区に分館がなければ図書館があるとはいえない。移動図書館の実施も大切だ。一館一館本物の図書館を作ること。

②図書館にはDNAが必要。Dはディレクターで専任の館長、Nはニューブックで図書資料の更新のための予算措置、Aはアトラクティブで正規の専門職員の配置。図書館の現状では、図書館の看板を掲げているが役場と変わらないところ、無料の貸し本屋になっているところ、そして本物の図書館という3つの傾向がある。本物のといえるのは5%くらいしかないが、そこもいつの間にか本物といえない状況になりつつある。

③図書館長と務めた能登川町立図書館では、7人の正規職員(司書は6人)、毎年1万冊の本を継続して購入、予算は1億円だった。人口は2万3千人。

④図書館は、心閉ざした人の心を開く力を持つ。人の魂を癒すところが図書館。命と命が響きあっているところ。公立図書館とは、市民が生涯にわたって学ぶ場。世界を広げ人生を豊かにするところ。

⑤福岡県内でも図書館に指定管理者制度を導入しているところが10市を超え、正規職員が減っている。図書館サービスをちゃんとやっていないところが易々と指定管理者に移行している。財政が厳しいというが、財政が豊かなところで良い図書館があるとはいえないし、財政が厳しい自治体に良い図書館がある場合がある。図書館の有り様を決め、後世に伝えるのは大人の責任。指定管理者になれば、責任もって継続的に働くことができなくなる。

⑥福島県矢祭町の図書館をどう思うかの質問に・・・合併しない町だけに期待していたが残念。寄贈書は整理が大変で、責任持った職員を配置して買うべきものは買うべきだ。

⑦図書はどのように選書するのかという質問に・・・選書会議がある。毎年8万点ほどの新刊がある。価値が高く市民の利用度が高いものを選ぶのは大変だが、職員の力が問われる。7年で開架の本を更新するのが基本。
(古賀の図書館を考える会の講演会に約90名参加)

 こういうのが一般的な考え方なんでしょうね。
 でも、
「寄贈書は整理が大変」
というのは贅沢な言い分だと思います。
 確かに買うべき本は買うべきです。
 図書館に置く価値のない図書が寄贈される(むしろその方が多い)事だってあるかもしれません。
 しかし、寄贈本の良し悪しを見極めて整理して公開していくというのも重要な仕事なのではないでしょうか。

「7年で開架の本を更新するのが基本」
というのも一種暴論だと思います。
 閉架書庫が広く、探しやすいというなら正論だと思います。

 しかし、文化というのはつみあがっていくもので、「後世に伝えるのは大人の責任」です。
 確かに新刊図書を入れなければ後世に残すことはできません。
 しかし、後世に残せないのであればせっかく買っても意味がないのではないでしょうか。

 新刊図書ばかり置いてあるどこにでもあるような図書館は、果たしていい図書館なのでしょうか。
 僕はそうは思いません。

 つまりは、「いい図書館」というのは主観的なものです。

職員の方を交えて懇談し、市民の利用状況を聞いたり、図書館への要望や思いを伝えました。
古賀市立図書館や小中学校の図書室は、市の行財政改革を受けて、大きく変わろうとしています。
本の探偵として全国を飛び回っている赤木かん子さんが「民営化された公共図書館の成功例を見たことが無い」と講演会で言っていました。文化の源である図書館、こんな大事なことを財政の面だけで考えて本当にいいのでしょうか?私たち市民の図書館が今、岐路に立たされています。(せれぶ伊東)
(古賀市立図書館見学報告<11月16日古賀市立図書館見学>)

 まずやるべきは、図書館はどうあるべきかみんなで議論することではないでしょうか。
 新刊図書がタダで読める場所がいいというのであればそうすればいいと思いますし、僕は福岡市総合図書館や福岡県立図書館を使うことにします。

<福岡都市圏の住民は福岡都市圏すべての図書館を利用できる>

 このような文章も見つけました。

【第4章第3節】主要施策(4) 図書館機能の充実と有効利用②;「移動図書館」のことが消えていますが、このことについての考えが全くなくなったということですか。それに変わる対策は考えてありますか。誰もが、いつでも本を求められるようなしくみを考えていただきたい。
2
移動図書館についての研究を重ねてまいりましたが、図書館へのアクセスと利用実績に必ずしも因果関係が認められないことや、また市民ニーズの多様化や情報通信の発達等を検討した結果、むしろ図書館の充実や福岡都市圏の広域利用により市民の利便性を向上させることが適当と考えます。
(参照)

 実は、福岡都市圏広域行政推進協議会の19市町の住民であれば、都市圏内のどの図書館も利用できることになっています。
 おおそれは便利と思いますが、貸し出しには各市町毎に利用者カードが必要で、借りた図書は借りた図書館に返却しなければなりません。
 まあそれは仕方ないんですが、検索システムは各市町毎ですし、別の図書館にある本は別の図書館に行かないと借りられません。

 このあたりをきちんとして、検索システムを一本化してすべての図書館で取り寄せや予約ができるシステムを作ってはどうでしょう。
 そうすれば、廃棄図書を選定する際も他の図書館にない分だけを廃棄すればよくなります(福岡市総合図書館は除いたほうがよさそうですが)。

 場合によっては、新刊図書の購入で調整することも可能です。

 そうすれば多少マニアックな図書でも買うことができますし、図書館毎の特色を作ることもできます。

 ・・・と考えたら、一番いいのは福岡都市圏すべてが合併することなんでしょうねぇ。

【2009年5月26日追加】

 このような文章を見かけました。

 基本的に、一般に売られている発行部数の多い本がほとんどです。

 図書館にこうした普通の本、それも、結構、クオリティの低い本を置く必要があるのかちょっと疑問です。

 ほとんど、リクエストにしたがってそろえたという感じの本ばかりです。

 よって、図書館の本を選べば、質の高い本が読めるわけでもないようです。

 また、古賀市ならではの本も全くなく、本当にブックオフ化した図書館です。
(参照)

 僕が古賀市図書館に行く時には郷土資料とかしか見ませんのでちょっと感想は違いますが・・・。
 少ないですが、一応古賀市ならではの本は置いています。

 確かに、「司書まで雇って本を置いているのだから、特色ある本を置いてほしい」というのも分かります。
 受け入れ冊数が多くなることの弊害ですかね。
 一部では、本屋の言うがままに買う図書館もあるやに聞きます・・・。
関連記事
スポンサーサイト

にほんブログ村 地域生活ブログ 福岡情報へ にほんブログ村 政治ブログへ にほんブログ村 鉄道ブログへ
Keyword : 古賀市 古賀市政 地方自治 政治 教育 合併

テーマ:福岡 - ジャンル:地域情報


この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://wantetsu.blog61.fc2.com/tb.php/717-8834cfac
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)



当ブログはリンクフリーです。
ただし、匿名掲示板からのリンクは管理者であろうとも禁止します。
不適当だと判断したコメント・トラックバックは掲載しません。
情報の正確性には常に留意しておりますが、その検証能力には限りがあります。
このサイトにより生じたいかなる損害においても責任は負いかねますのでご了承ください。