湾鉄調査部
元々鉄道ブログですが、福岡県古賀市、新宮町、福津市の情報に移行、その後福岡市近郊の情報に寄り道した後、心理学と障害者福祉に関心を移しています。
広告


プロフィール

therapie

Author:therapie
 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
 筆者転居のため、最近は福岡市内の情報をメインに書いています。
 自分の興味が向いたものを、自分勝手に調査しています。
 今のところ、基本的に毎週日曜日に更新しています。
 お問い合わせはメールフォームからお願いします。



最近の記事



カテゴリ



最近のコメント



最近のトラックバック



ブログ内検索



月別アーカイブ



RSSフィード



リンク


ブログパーツ類
あわせて読みたいブログパーツ

にほんブログ村 地域生活ブログ 福岡情報へ
にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村 鉄道ブログへ

ジオターゲティング


検索






Join the Blue Ribbon Online Free Speech Campaign


失われた文化財(福岡の文化財)
 残念なニュースがありました。

 4日午前5時45分ごろ、福岡市城南区東油山の「油山観音」で、本堂に保管した国重要文化財の「木造聖観音坐像(もくぞうしょうかんのんざぞう)」(像高約79センチ)などが盗まれていることに参拝客の夫婦が気付き、連絡を受けた氏田宗貞住職(62)が110番通報した。観音像の前にあった青銅製の鏡(直径約25センチ)も盗まれており、福岡県警早良署が窃盗容疑で捜査している。
 同署などによると、本堂入り口のガラスの引き戸は四つの南京錠で施錠していたが、いずれも切断されていた。
 氏田住職によると、3日午後5時半ごろに住職が巡回した際は異常はなかったが、4日午前5時半ごろ、本堂の方で不審な物音を聞いたという。また3日夕、大きな袋を抱えた70代ぐらいの男が、十数人ほどの団体客に紛れて進み、境内の前で何かを確認するように中を眺めていたという。
 氏田住職は「市民に愛されてきた大切な観音様。一日も早く、無傷で返してほしい」と話している。
 油山観音は臨済宗東福寺派の寺院で、天平年間(729~749年)にインドから渡来した僧「清賀上人」が開基したとされる。盗まれた観音像は室町時代ごろの作と推定され、作者は不詳。1906年に国重要文化財に指定された。【島田信幸】
(窃盗:国重文の「木造聖観音坐像」など福岡・油山観音から・2009年10月4日付毎日新聞)

 福岡市内に国宝は5。重要文化財は71。史跡・名勝・天然記念物は14あるそうです(参照)。
 そのうちの1つが行方不明というわけです。

<福岡県内の国宝は12>

 ちなみに福岡県内の国宝は工芸品5、書跡1、古書1、考古5の12(参照)。具体的には以下の通りです(参照)。

  • 梵鐘 承和六年、伯耆国金石寺鐘在銘(福岡・西光寺)

  • 短刀 銘吉光(福岡・株式会社御花)

  • 刀 金象嵌銘長谷部国重本阿花押 黒田筑前守(名物へし切)(福岡市博物館)

  • 太刀 無銘一文字(名物日光一文字)(福岡市博物館)

  • 栄花物語 17帖(九州国立博物館)

  • 翰苑 巻第丗(太宰府天満宮)

  • 金印(漢倭奴国王印) (福岡市博物館)

  • 福岡県平原方形周溝墓出土品 (文化庁、伊都国歴史博物館保管 弥生時代~古墳時代)

  • 宮地嶽古墳出土品 (宮地嶽神社 古墳時代)

  • 福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品・伝福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品 (宗像大社 古墳時代~平安時代)

  • 筑前国宮地嶽神社境内出土骨蔵器 (宮地嶽神社 奈良時代)

  • 銅板法華経・銅筥 (所有者:国玉神社、管理団体:福岡県、求菩提資料館保管 1142年)



<福岡県の国宝と重要文化財の建造物・建築物>

 ついでに県内の重要文化財になっている建築物、建造物を見てみます(参照参照)。
 実は福岡県内には国宝になっている建築物、建造物はないのだそうです。

 ただ、天神にあった湛浩庵という建物は昭和11年4月20日に国宝の指定を受けています。
 この建物は、昭和20年6月19日に焼失したそうです(参照)。
 美術品等でも似たようなことがあったのか調べてみましたが、出ていませんでした。
 ただ、国が指定していた文化財のうち約170件が戦災で失われているそうで、そのリストは戦災等による焼失文化財―20世紀の文化財過去帳として公刊されているようです(参照)。


  • 永沼家住宅

  • 英彦山神社銅鳥居

  • 英彦山神社奉幣殿

  • 横大路家住宅

  • 岩屋神社

    • 本殿

    • 境内社熊野神社本殿


  • 旧吉原家住宅

  • 旧松本家住宅

    • 洋館

    • 日本館

    • 壹號蔵

    • 貳號蔵

  • 旧数山家住宅

  • 旧筑後川橋梁(筑後川昇開橋)

  • 旧日本生命保険株式会社九州支店

  • 旧福岡県公会堂貴賓館

  • 旧門司三井倶楽部

    • 本館

    • 附属屋

  • 香椎宮本殿

  • 高良大社

    • 本殿・幣殿・拝殿

    • 大鳥居

  • 三井石炭鉱業株式会社三池炭鉱宮原坑施設

    • 第二坑竪巻揚機室

    • 第二竪坑櫓

  • 七重塔

  • 宗像神社辺津宮拝殿

  • 宗像神社辺津宮本殿

  • 住吉神社本殿

  • 松延家住宅

    • 土間部

    • 座敷部

  • 善導寺

    • 本堂

    • 大門

    • 大庫裏

    • 釜屋

    • 広間

    • 書院

    • 役寮及び対面所

    • 中蔵

  • 早鐘眼鏡橋

  • 多宝千仏石幢

  • 太宰府天満宮本殿

  • 太宰府天満宮末社志賀社本殿

  • 中島家住宅

    • 主屋

    • 醤油蔵

    • 酒蔵

  • 南河内橋

  • 普門院本堂

  • 風浪神社五重塔

  • 風浪神社本殿

  • 福岡城南丸多聞櫓

  • 平川家住宅

    • 主屋

    • 納屋

  • 門司港駅(旧門司駅)本屋

  • 筥崎宮鳥居

  • 筥崎宮拝殿

  • 筥崎宮本殿

  • 筥崎宮楼門



【2009年11月3日追記】

 戦災等による焼失文化財―20世紀の文化財過去帳に収録されている文化財の一覧表がありました(参照)。
 これによると、福岡県内では湛浩庵(たんこうあん)の他に光雲神社(てるもじんじゃ・参照)にあった「絹本著色黒田如水像・黒田長政像」と「太刀 銘助□」が失われたようです。

 また、湛浩庵は

福岡市天神町平岡氏邸内にある茶室。創建時代は文禄年中とされ、桃山期の大茶人神谷宗湛の好みによって建てられたと伝える。茶室内部の広さは三畳半で草庵風の構造である。文禄・慶長の役(1592-1598)に太閤が肥前名古屋の陣営にいた頃、宗湛がこの席を建てて、秀吉を迎え茶会を催したと伝える。桃山時代の風格を遺憾なく発揮している同時代の代表的な茶室の一つで、三畳半の茶席の他に六畳の広間、三畳の水屋、四畳半の別室等が付属して建てられている。
(参照)

というものだったそうです。

 ちなみに湛浩庵は宗湛庵という名称で崇福寺(参照)内に昭和38年に復元されているようです(参照)。

【2009年12月10日追記】

 冒頭に書いた仏像が戻ったようです。

 福岡市城南区の寺院・油山観音で10月に国指定重要文化財「木造聖観音坐像(しょうかんのんざぞう)」が盗まれた事件で、福岡県警早良署は8日、窃盗と建造物侵入の疑いで、福岡市早良区野芥2丁目、人材派遣会社員****容疑者(43)を逮捕した。同署は観音像を押収したが、同時に盗まれた青銅製の鏡、台座は見つかっていないという。現場の足跡から、同署は共犯がいるとみて調べる。
 逮捕容疑は10月3日午後5時半ごろから翌日午前6時前にかけ、油山観音本堂に侵入。観音像など計3点を盗んだ疑い。
 同署によると、11月に関西で開かれた古美術商向けのオークションに観音像が出品されたことが、業者の通報で判明。出品業者に観音像を持ち込んでいた**容疑者が浮上した。**容疑者は「仏像を関西方面に運んだのは間違いないが、盗んではいない」と容疑を否認しているという。
 同署によると、**容疑者は仏像マニアではなく、転売目的で盗んだとみている。観音像は、一部修復され、磨かれた跡があるという。
 木造聖観音坐像は高さ78・7センチで、ヒノキの寄せ木造り。福岡県などによると、南北朝時代に作られたとみられ、1950年に国の重要文化財となった。
(国重文仏像盗 容疑の男逮捕 福岡・早良署・2009年12月9日付 西日本新聞朝刊)


【2013年4月16日追記】

 冒頭に書いた仏像が修復されたようです。

 盗難被害にあった際に金箔(きんぱく)がはがれた油山観音(福岡市城南区)の国指定重要文化財「木造聖観音(しょうかんのん)坐像」が修復を終え、寺院に戻ってきた。5日には記念法要が営まれ、出席者たちは厳かな姿を久しぶりに見て、静かに手を合わせていた。
 像は高さ約80センチでヒノキの寄せ木造り。南北朝時代に作られたとみられ、国の重文に指定された。2009年10月に盗まれ、オークションの出品先で発見されたが、胸部の金箔がはがれるなど傷んでいたため、昨年9月、国と県の補助を受け修復に着手。九州国立博物館の文化財修復施設で専門の技術者が金箔の張り直しなどを行った。
 この日は、像が安置される本堂内で氏田宗貞(そうてい)住職(66)らが読経をし、檀家(だんか)や地域住民など約70人が見守った。毎月参りに来るという女性(84)は「子どものころから慣れ親しんだ像が無事に戻ってきてうれしい」と安どし、氏田住職は「これからも地域を見守ってもらいたい」と話した。
(油山観音像の修復終わる 盗難被害の国指定重文・2013年4月6日付 西日本新聞朝刊)
関連記事
スポンサーサイト

にほんブログ村 地域生活ブログ 福岡情報へ にほんブログ村 政治ブログへ にほんブログ村 鉄道ブログへ

テーマ:福岡 - ジャンル:地域情報


この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://wantetsu.blog61.fc2.com/tb.php/898-9ff16a30
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)



当ブログはリンクフリーです。
ただし、匿名掲示板からのリンクは管理者であろうとも禁止します。
不適当だと判断したコメント・トラックバックは掲載しません。
情報の正確性には常に留意しておりますが、その検証能力には限りがあります。
このサイトにより生じたいかなる損害においても責任は負いかねますのでご了承ください。