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元々鉄道ブログですが、福岡県古賀市、新宮町、福津市の情報に移行、その後福岡市近郊の情報に寄り道した後、心理学と障害者福祉に関心を移しています。
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 元々は鉄道ブログです。
 と言いつつ、福岡市北郊にある新宮、古賀、福津の情報をメインに書いていました。
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 今のところ、基本的に毎週日曜日に更新しています。
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劇団四季と博多座
 福岡市博多区にキャナルシティ博多という複合商業施設があります。
キャナルシティ博多(中洲側より)
 その中に、劇団四季初の常設専用劇場である福岡シティ劇場という劇場があります。
 去る1月26日。同じキャナルシティ博多内のホテルグランド・ハイアット福岡において劇団四季代表の浅利慶太さんが、この劇場での福岡公演の今後について会見を行ったそうです。
 この会見は、「今後の福岡シティ劇場での公演についてご心配下さっている九州の「四季の会」会員の方々、九州のお客様に事情を説明させていただくために行なわれた」とのことです。
 浅利さんの説明は以下の通りだそうです。

<浅利氏の説明>


 劇団四季の福岡での初演は1969年の『白痴』。その後、年数回の公演を満席に出来ない苦しい時代が続きましたが、福岡シティ銀行の四島司元頭取により熱心にお誘いいただき実現した1990年の『キャッツ』福岡公演で転機が訪れました。
 1996年には、全国初の劇団四季常設専用劇場として福岡シティ劇場が誕生し、以来13年間で延べ33作品、333万人のお客様にご来場いただきました。

 しかし、その間全てが順風満帆だったわけではなく、年間の動員数が20万人を下回る年が5回生じ、とりわけ2007年5月に開幕しました『マンマ・ミーア!』が予想外の不振となり、大阪での25ヶ月のロングラン公演 来場者数68万人、名古屋での12ヶ月24万人に比べ、福岡は5ヶ月10万人に終わり、この年の動員数は15万人を割り込みました。

 それ以降も、福岡の劇場を支えるために優先的に作品を配置してきましたが、ロングラン公演として福岡で上演する大型ミュージカル作品の在庫が、正直に申し上げますと現在ございません。

 そこで、年間を通して作品を劇場に供給し続けることは困難と判断し、現在上演中の『コーラスライン』の千秋楽である2月7日(日)を区切りとし、福岡シティ劇場での公演を、当面休ませていただこうと考えております。

 今までご支援いただきました福岡の皆様には、心より感謝しております。ただ、今はエネルギーを蓄積することが大切ですので、今後は市場の実態に即した公演計画に沿って上演を検討してゆきます。

 福岡シティ劇場のオーナーの方々からは、来年春には新幹線が開通し、九州各地からのアクセスも格段に良くなる4月に『キャッツ』をぜひ福岡で上演して欲しいとの声をいただいております。もちろん、こうしたポピュラーなロングラン作品の上演をという思いはありますが、『キャッツ』は横浜で昨年11月に開幕したところですし、2都市での同時上演となりますとコストも莫大にかかり、リスクが非常に大きくなります。また、通年でコンスタントに上演をするということは、お客様が観に来て下さる土壌がしっかりしていないと難しいと思います。

 一方で、10カ月も劇場を空けることを大変心苦しくも感じています。そこで、夏に子どもたちのためのミュージカルを、また秋の芸術祭シーズンに『ハムレット』や『鹿鳴館』『エビータ』などのシャープな芸術性の高い作品を上演したいという目標も持っております。ただ、こうした事業の実現には、地元の企業、団体のご支援をどの程度まで頂けるかということもございますので、そうした事情も鑑みながら、今後の公演計画を熟考したいと思います。

 最後になりましたが、これまで通り、九州一円を巡演するツアー公演は、積極的に行なわせていただきますので、引き続きご支援を賜りますよう、お願い申し上げます
(今後の劇団四季福岡公演について・2010年1月26日付劇団四季公式サイト)

 13年間で333万人と言うことは1年間に25万6153人。どの程度が採算ラインなんでしょうかねぇ。
 福岡シティ劇場の定員は1144席(参照参照)だそうで、福岡のように人口の少ない地方都市で満員にするのも大変そうです。

<人数的には似たように見えるがロングランできないのが問題なのか?>

 しかしこのマンマ・ミーア!の数字には疑問もあります。
 大阪公演は25ヶ月で68万人ですから1ヶ月2万7200人。名古屋公演は12ヶ月で24万人ですから1ヶ月2万人。福岡公演は5ヶ月で10万人ですから1ヶ月2万人です。
 恐らく、大阪、名古屋より福岡のほうが早く失速したということなのでしょう。ロングラン公演できないということは、採算上難しいということなのでしょうか。
 ちなみに現在講演されているコーラスライン(参照)の公演期間は2010年1月14日(木)~2月7日(日)何が何でも短すぎる気がします。

 さて、現在のコーラスラインの料金はS席9000円(会員8000円)、A席7000円(学生5000円)、B席5000円(学生3000円)、C席3000円だそうです(参照)。
 この不景気の福岡ではお客が入らないのも仕方ないのかなぁ・・・。

<博多座無料観劇問題>

博多座(博多座・西銀ビル)
 一方で2008年度決算で大幅赤字を記録し、今年度は累積赤字も予想されているという(関連記事)博多座
博多座入口
 実は以前からヤバかったのではないかという話。

「博多座」
 福岡市議会の二〇〇四年度決算特別委員会で十月三十一日、日本共産党の星野みえ子議員が山崎市長の財政運営について総括質疑を行いました。このなかで、市が出資する第3セクター・外郭団体について取り上げ、博多座の「無料券乱発」問題をただしました。

無料鑑賞が4割 市が「問題あり」と調査を約束

 星野議員は、市民からの告発を元に追及。それによると、〇四年六月の大歌舞伎など三つの公演について無料招待券による入場がなんと四割。日によっては八割近くが無料券だったといいます。傍聴席から驚きの声があがりました。

 大量の無料券は、市幹部OBを含む同社幹部の手によって、JA・農協グループやJR関係企業に流れているといいます。星野議員は「市民は観たくても満席で券が手に入らない。一方でいつもタダで特等席で観られる人がたくさんいる。異常だ」と追及しました。

 市民局長は「報告を受けていない」などと弁解していましたが、調査するよう厳しく要求した星野議員に対し、ついに「問題なので調査したい」と答弁しました。

市から補助金5億円 見直すべきです

 博多座は下川端再開発の一環として一九九八年に建設され、市が三億円出資する第三セクター「株式会社博多座」が委託を受けて運営しています。同社は市の委託金五億円を受けているため昨年度約一億九千万円の黒字ですが、無料券を乱発しているため興行損益は一億円を超す赤字です。

 博多座の不正常な実態を明らかにして、独立採算を基本にした経営見直しが必要です。そして、劇場を正しく生かして市民だれもが歌舞伎などを楽しむことができるよう文化施策を改善すべきではないでしょうか。

博多座無料入場者の割合(04年 星野議員の資料より)

2月1~25日 通し狂言 ・・・ 43.6%
3月2~27日 松平健特別公演 ・・・ 42.7%
6月2~26日 大歌舞伎 ・・・ 42.2%
(博多座 無料券の乱発で“赤字経営”・2005年10月31日付日本共産党福岡市議団)

 2005年時点では切符が手に入らないけどこれは無料鑑賞客が4割もいるからという説明。
 黒字だとは言うけど福岡市から5億円補助が出ているから実質赤字ではないかというのが共産党の当時の主張でした。

<天下り劇場?>

 現在、株式会社博多座の代表取締役社長は中元弘利さん。
 中元さんは1939年6月20日生まれ。1962年に福岡市役所に入庁し、下水道局長、建築局長、財政局長など務めた後2003年に福岡市収入役に就任。2004年には福岡市助役(副市長)に就任した後に退職。2007年から博多座の代表取締役社長を務めていらっしゃいます(参照)。
 また、取締役顧問で前社長の青柳紀明さんは1958年に福岡市役所入庁。
 収入役を務めた(参照)後に退職。2003から2008年の間博多座代表取締役を務めています(参照)。
 歴代社長は福岡市OBということですね。

 他にも、常務取締役総務部長はどうやら福岡市から派遣され、取締役のうち2名は福岡市市民局長と教育長が兼任しているようです(参照参照)。

 ただ、これは利点がないわけではないようです。

<集客装置としての劇場>

 この質問より少し前の2005年9月25日付のothello (in 福岡→東京)という方のブログに以下のような新聞記事が紹介されています。

 「株式会社博多座」の筆頭株主は福岡市。土地は福岡市が取得し、建物も福岡市が建てた。
 博多座は、福岡市の施設を、福岡市が出資する企業が運営する、「公設民営」の劇場なのだ。故・桑原敬一前市長の構想である。
 全国の公共劇場経営に詳しい津村卓・地域創造プロデューサーによると、「この方式で劇場を経営する地方自治体は他にない」という。
 博多座が払った開業資金は人件費や前宣伝の費用など。開業後も、市は毎年5億円以上を管理経費として博多座に出し続けている=グラフ。名目は維持補修などの費用のほか、12月は市民の活動用に公開するため、その業務委託費などだ。
 もし、市からの5億円がなければ、博多座はいまも赤字のままだったに違いない。
 この金とは別に、市は職員2人を出向させ、その給与の負担もしている。
 博多座黒字の最大の理由は、福岡市という安定した「オーナー兼タニマチ」の存在にあることがわかる。
 ただし、博多座関連予算が市文化部の予算の3割を占めるため、一極集中を批判する声もある。山崎広太郎市長は「博多座が福岡にある、ということが重要」として、今のところ負担額は応分だとの見解だ。
 経済的な波及効果は確かにある。市は、交通機関、ホテル業界、天神などの商業施設の売り上げなどで、経済効果は年間に115億2千万円に上るという数字を出したこともある。
 津村さんは「博多座は、自治体による文化施設というより、観光集客のための商業施設ととらえた方が良い」と話す。
(博多座大入り 黒字御礼・朝日新聞(削除済み全文はこちら))

 「観光集客のための商業施設」というのが如何にも福岡市役所的発想だと思います。
 ミュージックシティ天神という音楽イベントもなぜか担当は経済振興局新産業課ですもんね(参照)。
 でも一応、株式会社博多座の所管は市民局文化振興課(参照)。
 もう少し文化振興という面も強調すべきではないかとも思うのですが。

<ちぐはぐな文化振興行政>

 先の福岡シティ劇場のすぐそばにあるぽんプラザホール
ぽんプラザ
 以前の記事でも取り上げましたが、福岡の劇団の発表の場としてはもっとも人気のあるホールらしいです。
 こちらも設置者は博多座と同じく福岡市。
 博多座と同じく市民局文化振興課が所管している財団法人福岡市文化芸術振興財団(参照)が運営しています
(参照)。
 ちなみに指定管理者はNPO法人FPAP(解説解説)。
 ちなみに隣の福岡アジア美術館にもあじびホールがあり、演劇等で活用されています。
福岡アジア美術館(リバレインセンタービル)

 博多座は北九州市の北九州芸術劇場との比較もなされます。
 しかしまあそちらの役割を担っているのは主にぽんプラザホールなどの方で、比較するのは難しいでしょう。
 ですが、2つの系統があることでの不具合はあるのかもしれません。

 ところが、博多座は博多座で別にやらなくてはいけない事情があるようです。

<演劇のアウトレット博多座>

 博多座を運営している株式会社博多座は第3セクター。
 以下のような企業・団体が出資しています(順番は筆者が入れ替えています)。

【資本金及び出資企業・団体】
(1)授権資本 20億円
(2)払込資本金 11億2,500万円
(3)出資企業・団体(順不同)

 福岡市

 九州電力株式会社 株式会社福岡銀行 株式会社西日本シティ銀行 九州旅客鉄道株式会社 西部ガス株式会社 株式会社九電工 西日本鉄道株式会社

 コカ・コーラウエスト株式会社 株式会社ゼンリン 株式会社ゼンリンプリンテックス 三洋信販株式会社 株式会社博多大丸 福岡信用金庫 株式会社福岡中央銀行 株式会社三越 株式会社岩田屋 株式会社井筒屋

 株式会社大分銀行 株式会社十八銀行 株式会社親和銀行 株式会社肥後銀行 株式会社佐賀銀行 株式会社山口銀行

 株式会社西日本新聞社 株式会社九州朝日放送 株式会社テレビ西日本 株式会社福岡放送 RKB毎日放送株式会社 株式会社ティー・ヴィー・キュー九州放送 秀巧社印刷株式会社 福博綜合印刷株式会社

 松竹株式会社 東宝株式会社 株式会社コマ・スタジアム 株式会社御園座 株式会社明治座
(参照)

 注目すべきは最後のグループです。
 日本演劇興行協会会員劇場の運営会社(参照)のうち、株式会社中日新聞社、株式会社新歌舞伎座、株式会社博多座以外が終結しているのです。

 博多座の会長は、松竹会長の永山武臣氏。このほか、東宝、コマ・スタジアム、明治座、御園座が取締役などを送り込み、5社が自らの劇場で制作した演目を博多座に売る。
 歌舞伎座を持つ松竹からは歌舞伎、芸術座を持つ東宝からは「放浪記」や帝劇ミュージカル、コマ劇場を持つコマ・スタジアムからは演歌歌手の芝居+歌謡ショー……。
 しかも、持ち寄るのは、すでにヒットした作品が中心だ。結果的に「人気の演目ばかりを集めたオールスター戦になっている」(四宮祐司・博多座取締役)。
 博多座は各社から、1カ月単位で台本や演出、照明、衣装やセットまで含めた興行権を買って上演する。
 芝居の制作は、初演が一番コストがかかる。脚本家や演出家、作曲者、照明家らへの謝礼に始まり、大道具、衣装、小道具などまで作るからだ。博多座にすれば、劇場として制作リスクをしょわなくていいのが最大の利点だ。
 成功してロングランになったり、別の劇場で再演されたりすれば、1公演あたりの制作費の比率は軽くなり、上演を続けるほどもうかる。
 だから、他劇場が制作し、ヒットした作品を博多座に持ってくるいまの仕組みは、売り手も買い手も両方がハッピーになる方法といえる。
(博多座大入り 黒字御礼・朝日新聞(削除済み全文はこちら))

 例えば、財団法人福岡市文化芸術振興財団と一本化したり、指定管理者で松竹や東宝に任せる(参照)とこの利点が失われるということのようです。

 また、出演者が多いと宿泊費用から出演料やらがかさむという指摘もあります(参照)が、こういったシステム上そうなっていくのでしょう。
 都会の大手商業演劇のアウトレットバーゲン場として作られたのですから、こういった形式になるのもやむをえないということなんでしょうね。

<観客は少ないのか?>

 で、実際観客は入っているのか見てみました。
 博多座の定員は1454人だそうです(参照)。
 2月公演の二月花形歌舞伎の料金を見てみると、A席が13000円。特B席が10000円。B席が7000円。C席が4000円のようです(参照)。
 福岡シティ劇場より高めです。

 これに関しては、「東京に比べて同じ演目の料金が2千~3千円高い(参照)」との指摘もあるようです。

 で、残席状況を見ると結構埋まっているような・・・。

 もちろん無料観劇の人もいるのでしょうが、そこはよく分かりません。

 3日付の地元紙では、このような社説を掲載していました。

 「舞台でミュージカルを見るのは初めて。俳優の動きはもちろん、生で聴くせりふや歌声は迫力があった。映画やテレビでは味わえない感動だった」
 昨年夏、福岡シティ劇場(福岡市博多区)で家族と一緒に劇団四季のミュージカル「ライオンキング」を観覧した母親の感想だ。「一流の文化に触れて何かを感じてもらうため、これからも子どもたちに舞台を見せたい」とも話した。
 あれから約5カ月。九州のファンを落胆させるニュースが飛び込んできた。劇団四季が、今月7日に千秋楽を迎える「コーラスライン」を一区切りにして、専用劇場である福岡シティ劇場での公演を一時休止する、と発表したのだ。
 劇団四季の浅利慶太代表は「福岡で固定の劇場を持つことは、少し重いかなと感じる」と厳しい認識を漏らす。来年春の再開を検討しているが、専用劇場によるロングラン公演という従来の運営方針を見直す可能性も示唆している。
 福岡シティ劇場が、大型複合商業施設「キャナルシティ博多」内に誕生したのは1996年5月だ。53年結成以来、常設劇場を持たなかったミュージカル劇団が、将来のアジア進出も視野に入れて国内で初めて構えた劇場だった。
 「ライオンキング」など人気作品がすでに2度目のロングランを終え「福岡に持って行く作品がない」(浅利代表)ことも休止の理由だが、やはり観客減少が大きい。当初は「オペラ座の怪人」「キャッツ」などが人気を博したものの、最近の公演は空席が目立っていた。昨年4―12月期の入場率は約57%で、採算ラインの70%を下回った。福岡公演はこの6年間の赤字が約3億6千万円となり、劇団経営の重荷になっていたという。
 不振を極めるのは福岡シティ劇場だけではない。開業10年を超えた福岡市の第三セクターの劇場「博多座」も、不況などの影響を受け2008年度に過去最大の約5億7400万円の赤字を出した。
 こうした状況を、専門家は「舞台観賞が根付き始めたばかりの九州で、需要を支えていたのは個人より企業だった。景気悪化に加え高額な入場料もネックになり個人ファンも減った」と分析する。
 相次ぐ劇場不振が、本格的な演劇公演を九州から遠ざけるようなら心配だ。
 浅利代表は「九州のファンは熱いけれど、コンスタント(継続的)ではない感じを受ける」と語った。プロ野球でライオンズが福岡を去る時にも、幾度となく聞いた言葉だ。劇場のあり方を含めて、ここは官民が一体となって、あらためて知恵を絞る必要があるのではないか。
 九州は幾多の芸能人を輩出した芸所でもある。プロスポーツと同列に論じることはできないだろうが、ライオンズに代わって福岡に来たホークスが、いまやパ・リーグ随一の観客動員数を誇ることも忘れてはなるまい。九州の地にやっと出てきた舞台観劇の「芽」を枯らすことなく根付かせ、そして花咲かせたい。
(「劇団四季」休演 観劇の「芽」根付かせたい・2010年2月3日3付 西日本新聞朝刊社説)

 昨年のオープン戦。最下位に終わった次の年の初めに近い試合。
 例年になく観客が少ないように見え、これはとんでもないなと思いました。

 幸いその後に行った試合では回復してきていたように見えましたが、弱いと見に行かないというのではライオンズの二の舞になりかねないなと感じました。

 僕は貧乏なのでいつもタダ券ですが(オイ!)、少しは野球も演劇も見に行くようにできたらなぁと思います。
リバレインとゲイツ

【2010年2月8日追記】

 ・・・と思ったら、テレビニュースで新たな動きが報じられていました。
 福岡シティ劇場に程近いTVQは次のように報じています。

福岡シティ劇場での公演を一時休止するとしていた劇団四季が、今年、3作品と子どもたちへの無料招待公演を実施すると、7日発表しました。
きょうの「コーラスライン」千秋楽公演を前に、劇団四季の浅利慶太代表は、ステージ上から観客に向かい、休止の決定が唐突だったことを反省していると述べ、希望的な見通しとしていた年内公演を、前倒しで実施すると発表しました。
1月26日の福岡公演休止発表で、劇団には500件もの継続を求めるメールが寄せられ、浅利代表は、悲痛なメッセージを無視できないと思ったと説明しています。
上演されるのは、「クレイジー・フォー・ユー」「エビータ」「春のめざめ」と子どもたちへの無料招待公演で、8月まで新たに劇場使用の契約をするとしています。
しかし、浅利代表は、新幹線全線開業の集客効果には懐疑的で、来年以降の公演計画については、今年の公演の動員などを分析したいと述べるにとどまっています。
(劇団四季が年内の福岡公演計画を発表・2010年2月7日付TVQ九州放送)

 「休止方針の撤回ではない(参照)」上に「福岡シティ劇場との年間契約は結ばないうえ、4作品を上演した後の9月以降については未定(参照)」とのことですので、飽くまで「唐突だったこと」の埋め合わせなのでしょう。
 僕は浅利氏はあまり好きではないのですが、「新幹線全線開業の集客効果には懐疑的」というのは正しい判断だと思います。

 子どもの頃、NHK教育の芸術劇場で放送された子ども向けミュージカルは楽しませて頂いていましたが(^_^;)

 調べてみると、劇団四季は2010年末に札幌市で新たな専用劇場の開設を計画しているそうです(参照参照)。
 そうなってくると福岡でやるのも大変でしょうから、やはりやめるんでしょうね。
 「観客動員を分析し、来春以降の本格再開を検討(参照)」とも報じられていますが、どうなんでしょうねぇ。

【2010年2月10日追記】

 2月10日付で続編を書きました。

【2010年5月20日追記】

 このような記事がありました。

 福岡の演劇文化を支えている劇団四季が観客動員の不振を理由に、2月7日の公演を最後に休演に入る。来春、看板作品「キャッツ」上演で公演再開を目指しているが、実現するか否かは微妙な状況。再開したとしても、年間を通して大作ミュージカルを公演するこれまでの〝姿〟に戻すことができるのか、関係者も苦慮している。
 浅利慶太代表が26日の会見で示した「休演」の内容は、(1)福岡シティ劇場を管理する福岡地所(キャナルシティ博多の運営主体)との契約が3月末で切れるため、2月7日の「コーラスライン」千秋楽で活動を休止(2)福岡地所の劇場改修が春ごろまで続くため、夏は子ども向け作品、秋は芸術的作品を数本公演(3)来春の九州新幹線開業に合わせ「キャッツ」を公演してほしいというキャナル側の要望があり、四季としても上演に努力─。
 これだけだと、一時的な活動休止に受け取れるが、1996年の開業以来13年間、専属劇場としての契約を結んできたのが、今後は作品ごとの契約になる可能性も高い。スタッフが常駐する福岡公演本部を残すのかも決まっていない。
 再始動への弾みとしたい「キャッツ」も、昨年11月からの横浜公演が好評なため、それを切り上げてまでも福岡で公演するか、四季としても判断に悩むところだ。
 四季が危機感を強めたのが07年の「マンマミーア」の失敗。四季は全国に9カ所ある専用劇場で、期限を決めず、観客の入りが多い限り続けるロングラン公演を収益の柱としているが、福岡公演はほかの劇場より公演期間が短い。中でも「マンマミーア」は、大阪25カ月、名古屋21カ月に対し、福岡は5カ月。この年は年間1億2000万円の赤字を出した。
 「マンマミーアが駄目なら、持ってこれるのはキャッツやライオンキングしかない。それでは、全国の公演が回らない」。事実、ライオンキングをその後に公演し、20カ月の公演で成功を収めたが、続くロングラン作品はなかった。
 浅利代表が「福岡で今後、必ずやる」と明言しており、今回の休演は〝撤退〟ではない。ただ、東京、大阪、名古屋のように専用劇場を持つ大都市型の公演ではなく、広島や仙台、静岡のように、福岡を数カ月単位の公演での収益を目指す地方中核都市としての公演に位置づける可能性も高い。
 「広島で3カ月やれるものは、福岡なら半年はやれる。ただ、お客さんの高い動員率が必要なロングラン専用劇場が福岡で維持できるかどうかということだ」と浅利代表。福岡公演の今後の有りようについて、劇団トップ自身も判断に揺れている。
(劇団四季、福岡休演 専用劇場の維持は微妙・2010年1月29日付佐賀新聞)

 浅利氏の説明についてより具体的に書かれているようです。
 つまり、観客が減ったら公演を止めるという形式のようで、それが長くは続かないということのようです。
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